介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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患者は世界を駆け巡る【ロンドン・エコノミストから】

2008-08-16 05:28:01 | 地球→ドイツブログ
イギリスを代表する週刊誌

Economist

では
Globalisation and health care
と題して、アメリカの患者がアジアの病院へでかける様子をルポしています。
8月14日付ニューヨークからの記事。

○ アメリカの富裕層がアジアの病院に出かけている globe-trotting patients
mass medical tourism
2007年で75万件だった。
  2010年には600万件 2012年には1000万件に達するだろう。

○ 行き先も
  シンガポール タイ インド フィリピン と広がっている

  ヨーロッパからの患者も増加している。
 *イギリスから年間5万人の患者が、トルコ、インド、ハンガリーに。

○ その要因は、
  アメリカの15%相当という安い治療費である (主な治療行為ごとの価格の比較がでている)

  アジアでのケアのレベルも上がってきた。

○ 最近では、アメリカ医師会もこの動向を支援している。

○ (かねてこのブログでクルーグマンなどの著作からアメリカの医療の悲惨さ
 :公的な健康保険がない。民間の保険会社の保険料が高い をお話していますが)
  医療ツーリズムの背景には、このアメリカの国内政策の貧困がある。

 海外での治療はアメリカの医療保険の欠陥の代わりはしてくれないが、
 改革論議を促進する触媒catalyst の役割は果たすだろう。


*写真は、奄美大島笠利の土浜。

徒然なる奄美

の8月15日の記事からお借りしました。
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