介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

新しいブログにリンクしています。7つのテーマにわけました。引き続きお読みください。

第2704号 64歳で博士号をとった同僚のT先生

2009-04-08 21:53:30 | 鹿児島
年度初めということもあって、TAの採用計画、時間割とか学内の委員会類の分担など、重要案件が目白押しでした。

これらのことはこのブログでお話しすることでもなく、また、できないことが多いです。

会議の終わりに、
研究科長から、同僚のT教授の学位取得の件が披露されて、正直びっくりしました。

なんといっても、T先生は、10年まえに修士課程を創設した頃の研究科長だった方で、この3月末までも学部の学生部長の要職にありました。

机の上に博士論文の一部が回覧されましたから拝見したのですが、
研究テーマは、先生の30年来のドイツ社会保障政策です。
東北大学の社会学の博士課程に3年間通って、博士論文の審査に合格して、この3月に卒業したということでした。

夏休みなどを利用しての院生生活だったとのことですが、鹿児島から仙台への交通費の工面が大変だったと述懐されていました。
この3年間、私は毎週のようにT先生にお会いしていましたが、一度も、この院生生活のことは話されなかった。

先生が、東北大学を選ばれた経緯も先生らしいですね。知り合いのいるところは避けた・・といっておられた。

先生には、学術論文も、社会保障論の教科書なども多数あります。

ドイツ最低生活保障給付(2006) をあげておきます。

学位授与式のために仙台へ行かれたとき、タクシーの運転手から「おめでとう」といわれたのは父兄と思ってのことだったようですが、先生もまさか自分自身が卒業生とは思わなかったでしょう・・と苦笑されていました。

夕方、気候もよく、JRの駅まで、20分余り徒歩で帰りました。(写真は、キャンパス裏門近くで)一人の堂々とした人生に気づいた一日でした。
*先生は、奄美大島のご出身です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第2703号 東京でのゼミ生OB/... | トップ | 第2705号 中学生教室の開講... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

鹿児島」カテゴリの最新記事