介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3265号 大谷光真『愚の力』(文春新書新刊)

2009-10-27 02:52:37 | 映画・読書
大谷光真『愚の力』(文春新書新刊、写真)を読む。

本の帯には

末法の世に生きる
現代人よ、愚者になれ

とあり、

五木寛之の推薦の言葉として、

『愚の力』は、空前絶後の転形期を生きる私たちに、
確信にみちた言葉で道を示してくれる

とあります。

著者は、西本願寺24代門主

文春新書 718

には、山折哲雄の書評がリンクされています。(『本の話』11月号)

【印象に残った箇所】
淡々と書かれてあって要約が難しいですが、私は宗教書というよりは、現代文明論として読みました。

以下、キーワード風に10箇所。

p.22 「アンチ・エイジング」への疑問
p.29 慙愧(ざんき)の生活・・親鸞の教え
p.31 いきづらさ
p.54 人工物しかない都会
p.74 愚者になって往生(親鸞)

p.96 直葬(病院から火葬場へ)
p.130 愚とは何か?
p.148 有限性の自覚
p.164 ネット世界は見たくないものは見なくていい
p.210 ダライラマとの対談で、ダライラマはキリスト教の場合のさまざまな福祉活動に触れる

【ことばの力】
ことば ということでは、
最近、五木寛之がテレビで話すのを聞いていましたが
「現代は、500年に1度という時期で、時代は下っている。山の頂は過ぎたのだ」というメッセージの方がどきんと来ますね。

本書は、いわば親鸞の教えの公的解説。
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