10月25日は、「那津」の常連さんの寄り合いもあったのですが・・
義母91歳が右腕ひじを骨折して大隅半島のK市にある整形外科・リハビリの病院しているので、妻とでかけた。
車がないので、タクシーとフェリーを乗り継いで2時間はかかります。片道1万円は越します。
*帰途、私は、バスで。妻は泊まり。
写真は、ベットの上ですが、大騒ぎの昼食が終わって、私が、10月24日土曜日、鹿児島中央駅4Fの本屋さんで買い求めた絵本を広げて喜ぶ母。
このブログでも折にふれ書いていますが、母は認知症がかなり進んだ状態です。
【食欲は健啖】
幸いのことに、怪我で入院したのですが(先週月曜に手術)、それ以外の体の部分はまったく元気です。
病院の昼食。
「私は、病院のを毎日食べているから、あんたたちが持っているのを頂戴」
右手は使えないが、左手で箸を使って上手に食べます。完食。
*鹿児島を出がけに近所で購入した弁当よりは病院のほうが美味しいが。
「私はどこも悪いところがないのに、なんでここにいないといけないの?」
が口癖です。
・・たしかに、右手以外は問題ないです。
トイレも自分で廊下向かいの共同トイレへ一人で往復しています。
【教科書どおり】
教科書で習う「短期記憶の喪失」ですね。
さっき説明したのに、また「とおるさん(私です。まだしっかり覚えています)は、仕事を休んだの?」
・・いえ、お母さん、今日は日曜ですよ。
「あぁ、それでこれたのね」
・・この繰り返し。何回も。
それと、「社会性の喪失」というべきか、そのせりふはまったく正しいが、それをいうタイミングかどうか、それをいうべき相手かどうか、という点を制御する部分に支障があるのですね。
*そのために、24時間目を話せないのですが、そこのところがわかっていない。
一番悲しいのは、怪我をしたときのこと、入院したときのこと、手術したときのこと、妻が大変な苦労でフォローしていること・・・などは、まったく記憶していないのです。
【さつまのおいも】
私が買っていった絵本は、「さつまのおいも」というのですが、妻が大きな字のものを買ってきて・・という注文に従ったのでした。
開いているページ:
お芋を沢山食べた子ども達がおならを頻発する場面です。
音読しながら、私たちの前で3回ははじめから繰り返す。
さつまいもと子ども達がけんかをする、さつまいもが子ども達に食べられる
おならが出てあたり一面臭くなり、(写真は、そのページ)
芋たちが「おいどんたちが勝ったでごわす」。
といっておしまい。
さつまいもというテーマといい、「おいどん」という薩摩弁といい
地元で作った本かと思ったら、東京の出版社でした。
【もののわかった人がいる】
母。「よく考えられた筋書きね。大人が書いたのだろうけど、さつまいものことなどよくわかっている人のシナリオだね」
・・ハイ、私もそう思います。
*もう1冊の「ごんぎつね」に入り、長引きそうなので私は失礼したのでした。
文字を読む、読み聞かせる、それを皆で語る。考えてみれば、人生の中でも良質の時間で、認知症の人にもよい時間だと思います。
義母91歳が右腕ひじを骨折して大隅半島のK市にある整形外科・リハビリの病院しているので、妻とでかけた。
車がないので、タクシーとフェリーを乗り継いで2時間はかかります。片道1万円は越します。
*帰途、私は、バスで。妻は泊まり。
写真は、ベットの上ですが、大騒ぎの昼食が終わって、私が、10月24日土曜日、鹿児島中央駅4Fの本屋さんで買い求めた絵本を広げて喜ぶ母。
このブログでも折にふれ書いていますが、母は認知症がかなり進んだ状態です。
【食欲は健啖】
幸いのことに、怪我で入院したのですが(先週月曜に手術)、それ以外の体の部分はまったく元気です。
病院の昼食。
「私は、病院のを毎日食べているから、あんたたちが持っているのを頂戴」
右手は使えないが、左手で箸を使って上手に食べます。完食。
*鹿児島を出がけに近所で購入した弁当よりは病院のほうが美味しいが。
「私はどこも悪いところがないのに、なんでここにいないといけないの?」
が口癖です。
・・たしかに、右手以外は問題ないです。
トイレも自分で廊下向かいの共同トイレへ一人で往復しています。
【教科書どおり】
教科書で習う「短期記憶の喪失」ですね。
さっき説明したのに、また「とおるさん(私です。まだしっかり覚えています)は、仕事を休んだの?」
・・いえ、お母さん、今日は日曜ですよ。
「あぁ、それでこれたのね」
・・この繰り返し。何回も。
それと、「社会性の喪失」というべきか、そのせりふはまったく正しいが、それをいうタイミングかどうか、それをいうべき相手かどうか、という点を制御する部分に支障があるのですね。
*そのために、24時間目を話せないのですが、そこのところがわかっていない。
一番悲しいのは、怪我をしたときのこと、入院したときのこと、手術したときのこと、妻が大変な苦労でフォローしていること・・・などは、まったく記憶していないのです。
【さつまのおいも】
私が買っていった絵本は、「さつまのおいも」というのですが、妻が大きな字のものを買ってきて・・という注文に従ったのでした。
開いているページ:
お芋を沢山食べた子ども達がおならを頻発する場面です。
音読しながら、私たちの前で3回ははじめから繰り返す。
さつまいもと子ども達がけんかをする、さつまいもが子ども達に食べられる
おならが出てあたり一面臭くなり、(写真は、そのページ)
芋たちが「おいどんたちが勝ったでごわす」。
といっておしまい。
さつまいもというテーマといい、「おいどん」という薩摩弁といい
地元で作った本かと思ったら、東京の出版社でした。
【もののわかった人がいる】
母。「よく考えられた筋書きね。大人が書いたのだろうけど、さつまいものことなどよくわかっている人のシナリオだね」
・・ハイ、私もそう思います。
*もう1冊の「ごんぎつね」に入り、長引きそうなので私は失礼したのでした。
文字を読む、読み聞かせる、それを皆で語る。考えてみれば、人生の中でも良質の時間で、認知症の人にもよい時間だと思います。
食欲がおありなのは安心材料ですね。
病院通いは大変ですが、ご本人にとっては見舞ってくださる方とのひとときが、またいいものなのかもしれませんね。
月曜から始まった実習の日誌を書き終えて、お邪魔しました。
コメントありがとうございます。
実習が始まったとのこと
すでに介護現場での経験の深い実習生をどのように教えているのでしょうか?
PS この絵本の話をしていたら
・歯科医の奥さんから、樋口了一の「手紙」のことを教わりました。
・「さつまのおいも」は、保育園で使われている教材との話を院生Aさんから聞きました