村山 斉:『宇宙は何でできているのか/素粒子物理学で解く宇宙の謎』(幻冬舎新書)
を読む。
2010年9月30日第1刷で
2010年10月25日第4刷とあるから、売れていますね。
地球ができて45億年とかいうことを聞いた。
宇宙の誕生から137億年たったと本書にあります。
地球の寿命はまだ50億年くらいあるとも聞いた。2億年ばかりすると、気候変動で人類は死滅するという科学番組をみた記憶があります。
私の父は80歳で死んだ。父並みに生きるとすればあと10年ということになる。今日これから乗るJR指宿枕崎線の電車が脱線して死ぬかもしれない。
本書の著者である村山教授は、2000年よりアメリカのカルフォルニア大学教授だったが2007年から東大に新たにできた
「数物連携宇宙研究機構(IPMU)」
のトップ(機構長)です。
1964年生まれというから、私が大学4年のときに生まれた。46歳、若いです。
家族はアメリカに残している。
•序章:ものすごく小さくて大きな世界
•第1章:宇宙は何でできているのか
•第2章:究極の素粒子を探せ
•第3章:「4つの力」の謎を解くー重力、電磁気力
•第4章:湯川理論から小林・益川理論へー強い力、弱い力
•第5章:暗黒物質、消えた反物質、暗黒エネルギーの謎
本書は、タイトルのとおり、宇宙の成因とこれからを説明している。時々駄洒落のようなことを書いてはいるが、本質的には難しい話です。でも、「宇宙はこれからどうなるのか?」
といういわば根源的な問いは押さえがたく、最後まで読みました。最も先端的な部分をなんとかわからせようというサービス精神旺盛です。独特の図解も豊富です。
この10年とか20年のこの分野(素粒子物理学)の進展はすさまじいものがあるらしい。さらに、現在も最先端の理論が模索されているという。湯川秀樹博士の時代と違い、最近では巨額の投資による巨大施設による実験データから新理論が発見されることが多い。
この分野では、日本もかなりの厚い研究者の層があるようで、日本人研究者の名前がひんぱんにでてきます。
以下は、わからないながらも、面白かったというか、大事と思った箇所。
p.44 宇宙のエネルギーの73%は、「暗黒のエネルギー」である。星と銀河で0.5%
「暗黒物質」が23%
p.64 「暗黒物質」の地図(等高線みたいな)
p.93 素粒子の標準模型(第3世代まである)
p.128 「神はさいころを振るらしい」(ボーアらによる「コペンハーゲン解釈」)
p.162 クォーク理論を裏付けた(1974年)11月革命
論文提出日 11月12日 ティンら →1976年ノーベル賞
11月13日 リヒターら →1976年ノーベル賞
11月18日 イタリアのチーム →賞はもらえなかった
p.186 「加速器実験は、現代の戦艦大和だ」(立花 隆)
なんと、
「宇宙がどのようにして始まったのか、なぜ私たちはこの宇宙に存在するのか、宇宙はこれからどうなっているのか・・・残念ながら、これらの疑問には、まだはっきりとした答えがでていません」(p.220)
を読む。
2010年9月30日第1刷で
2010年10月25日第4刷とあるから、売れていますね。
地球ができて45億年とかいうことを聞いた。
宇宙の誕生から137億年たったと本書にあります。
地球の寿命はまだ50億年くらいあるとも聞いた。2億年ばかりすると、気候変動で人類は死滅するという科学番組をみた記憶があります。
私の父は80歳で死んだ。父並みに生きるとすればあと10年ということになる。今日これから乗るJR指宿枕崎線の電車が脱線して死ぬかもしれない。
本書の著者である村山教授は、2000年よりアメリカのカルフォルニア大学教授だったが2007年から東大に新たにできた
「数物連携宇宙研究機構(IPMU)」
のトップ(機構長)です。
1964年生まれというから、私が大学4年のときに生まれた。46歳、若いです。
家族はアメリカに残している。
•序章:ものすごく小さくて大きな世界
•第1章:宇宙は何でできているのか
•第2章:究極の素粒子を探せ
•第3章:「4つの力」の謎を解くー重力、電磁気力
•第4章:湯川理論から小林・益川理論へー強い力、弱い力
•第5章:暗黒物質、消えた反物質、暗黒エネルギーの謎
本書は、タイトルのとおり、宇宙の成因とこれからを説明している。時々駄洒落のようなことを書いてはいるが、本質的には難しい話です。でも、「宇宙はこれからどうなるのか?」
といういわば根源的な問いは押さえがたく、最後まで読みました。最も先端的な部分をなんとかわからせようというサービス精神旺盛です。独特の図解も豊富です。
この10年とか20年のこの分野(素粒子物理学)の進展はすさまじいものがあるらしい。さらに、現在も最先端の理論が模索されているという。湯川秀樹博士の時代と違い、最近では巨額の投資による巨大施設による実験データから新理論が発見されることが多い。
この分野では、日本もかなりの厚い研究者の層があるようで、日本人研究者の名前がひんぱんにでてきます。
以下は、わからないながらも、面白かったというか、大事と思った箇所。
p.44 宇宙のエネルギーの73%は、「暗黒のエネルギー」である。星と銀河で0.5%
「暗黒物質」が23%
p.64 「暗黒物質」の地図(等高線みたいな)
p.93 素粒子の標準模型(第3世代まである)
p.128 「神はさいころを振るらしい」(ボーアらによる「コペンハーゲン解釈」)
p.162 クォーク理論を裏付けた(1974年)11月革命
論文提出日 11月12日 ティンら →1976年ノーベル賞
11月13日 リヒターら →1976年ノーベル賞
11月18日 イタリアのチーム →賞はもらえなかった
p.186 「加速器実験は、現代の戦艦大和だ」(立花 隆)
なんと、
「宇宙がどのようにして始まったのか、なぜ私たちはこの宇宙に存在するのか、宇宙はこれからどうなっているのか・・・残念ながら、これらの疑問には、まだはっきりとした答えがでていません」(p.220)
読みたいけど自分の頭で理解できるかどうか…
宇宙人はいるのか?やってくるのか?
タイムトラベルは出来るのか?もし出来たら又佐さんは江戸時代へ旅行するであろう・・・・。
コメントありがとうございます。
かなり
工夫して書いてあります。
私も
半分程度しかわかりませんでしたが
それでもかなりわかった気分になります。
137億年
といった単位の世界を知ることが
日常から脱却できて
いいのだと思いますね。
コメント有難うございます。
なかなかtwitterとブログの連携ができません・・
ご主人は理科系の方でしたね。
私は文科丸出しですが
なぜか空を見るのが好きな子でした。
望遠鏡は買えないですが
鹿児島の田舎のほうでは
星が良く見えます。
藤沢周平の小説を読み
又佐さんの料理のtwitterを読んでいると
江戸はすぐそこに感じられます。
昨日は
世田谷での研修で
江戸時代を感じられたのでは?
ちょんまげはなくても
江戸の頃あった
人間の営み。考え方。