介護福祉は現場から 2007.02.22-2011.01.25

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第3298号 日常に宗教のある国々

2009-11-12 08:24:43 | 政治社会
写真は、安曇野カンポンLIFE の2007.06.12付け記事から。チャオプラヤー川のクロスボート。

【記事第3295号へのコメント 抄】
(岩清水さんのコメント:11/10)
興味深く読ませていただきました。
柔軟に考え、選択肢を多くすることで社会を
円滑にする。
学びたい姿勢です。
日本も「寛容で柔軟な社会」を目指さなければ
なりませんね。

(どりーむさんのコメント:11/12)
私自身は無宗教なので、つい、うっかりしがちですが、
諸外国の歴史や文化を知るとき、
その国の宗教との関わりを考えることが
必要なのですね。

【福祉サービスの供給組織の基本は宗教組織】
たとえば、
ドイツでは、老人ホームの多くはキリスト教関係の組織が運営している。
介護専門職の養成なども一体的に運営している宗教組織も多い。

韓国では、
日本の介護保険に示唆を得て、2008年から介護保険を発足させた。
スタートしたばかりですが
サービスの供給という点では、キリスト教の教会の役割が多いという。

タイの社会福祉を知るには
仏教の存在・活動を欠かせない。

ひるがえって、日本ではどうか?

【行政に依存するシステム】
日本では、行政への批判が強い。
それは、裏から言えば、行政への依存が強い。

近代国家で、
教科書を国家が検定しているところがあるのか?

欧米では、教育や福祉の仕事は
地域の行政体の所管であって、国は大きな枠組みを決めるだけだ。

介護保険の保険者は市町村だが、その運営には仔細に東京からの指示が発せられる。

【下っていく時代】
作家の五木寛之は、
現代を「下っていく時代」といった表現であらわしている。

認知症のケア
精神障がいのケア

などは、地域全体の理解と支援が必要ですが
まさに、その必要な時期に、「時代は下っている」
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3 コメント

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最高の授業 ()
2009-11-12 10:03:54
 昨日の授業は、今まで私がずっと検討した論点を転換させ、博士論文の結論も明らかにし、最高の授業でした。
 研究に悩んでいた私にとっては、昨日の授業を通じて、これから研究目的に向かってコツコツと頑張っていきたいです。
 いつも古瀬先生からの根気強く指導を受け、私の研究結果を出すことがようやく見えました。古瀬先生にみたいな研究者になろうという気持ちが強くなりました。
 私のために、ご苦労をおかけしてここで最も平凡な言葉を持ち上げ、お礼を申し上げます。
 「古瀬先生、ありがとうございます。」
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Unknown (あおぞらブログ管理人)
2009-11-12 12:22:08
宗教観ですか。確かにデンマーク・フランス・オーストラリアと短い研修に行きましたが、それは感じました。ボランティアの導入なんか日本と比べ物にならないくらいしっかりしていて、「なんで海外の方はこんなにボランティアに熱心なんだろう?」と驚いた記憶があります。
ちょっと宗教観とそれますが、介護保険導入前後に研修旅行に行ったときに、デンマークとオーストラリアでやたらと高齢者虐待の問題について話を聞かしていただきました。日本でほとんど問題になってなかったころで不思議に思っていたのですが、介護保険が導入され在宅指向が進んでくるとニュースなどで目立ち始めました。最近になって先に導入した国々から学ぶことは多いと感じ始めたこの頃です。
返信する
意識が先んじている (bonn1979)
2009-11-12 19:06:28
あおぞらブログ管理人さん

コメントありがとうございます。

意識が進んでいる世界を覗くことができれば
自分の立ち位置もわかりますね。
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