橘木 俊詔 『日本の教育格差』(岩波新書)を買いました。(写真は表紙)
先生は、経済学者。2005年度日本経済学会会長。
これまでも格差の問題などの実証的な研究結果をたくさんまとめておられる。
この本では、
日本の教育を
「エリート単線型の学歴コース」という視点から実情を分析し、
最近における不平等化する日本の教育の改革を訴えています。
最近の日本の底知れない不安感は
親の威光で世の中をわたっている少数のエリート(政治家)がいる反面
大部分の人にとって
学ぶことと仕事とがうまく結びつかず
大学や高校で多くの失業予備軍を育てている現状への不安ではないか。
子どもの頃から塾へ通わせる
といったことは
最近では中国などでも盛んのようですが
教育が
大学、エリート大学、就職のいい学部
という1つの価値観で徹底していてその路線を外れる多くのものは
一生その学歴の重みを背負って生きていく。
*橘木先生の本では
エリート大学卒業が必ずしも経済的な成功とはならないことを実証的に示しているのは
興味深い。
反面
人間生活にとって重要な
福祉、介護、看護などの職業では
経済的な処遇が低いままで
その打開の展望も見えない。
教育職や心理職の多くに非常勤の形態がある。
社会のニーズ
教育のあり方
職業の配置
といったことにズレがありますね。
先生は、経済学者。2005年度日本経済学会会長。
これまでも格差の問題などの実証的な研究結果をたくさんまとめておられる。
この本では、
日本の教育を
「エリート単線型の学歴コース」という視点から実情を分析し、
最近における不平等化する日本の教育の改革を訴えています。
最近の日本の底知れない不安感は
親の威光で世の中をわたっている少数のエリート(政治家)がいる反面
大部分の人にとって
学ぶことと仕事とがうまく結びつかず
大学や高校で多くの失業予備軍を育てている現状への不安ではないか。
子どもの頃から塾へ通わせる
といったことは
最近では中国などでも盛んのようですが
教育が
大学、エリート大学、就職のいい学部
という1つの価値観で徹底していてその路線を外れる多くのものは
一生その学歴の重みを背負って生きていく。
*橘木先生の本では
エリート大学卒業が必ずしも経済的な成功とはならないことを実証的に示しているのは
興味深い。
反面
人間生活にとって重要な
福祉、介護、看護などの職業では
経済的な処遇が低いままで
その打開の展望も見えない。
教育職や心理職の多くに非常勤の形態がある。
社会のニーズ
教育のあり方
職業の配置
といったことにズレがありますね。