その1、その2、その3の続き。
今回は櫛枝実乃梨嬢について。
【櫛枝実乃梨】
かなりの確信を持って断言してしまうが、櫛枝実乃梨は、学校という場の人間関係において、クラウン(道化師)型の環境適応を選んだ人間である。
今回はあえてこの側面に注目して、櫛枝実乃梨の言動や恋心の経緯を追ってみることにする。
きっと誰もがこの手のタイプの人間と遭遇したことがあるはずだ。その程度はともかく、クラスに . . . 本文を読む
その1、その2の続き。
その1の時の要領で、北村祐作について。
(いや本当は実乃梨や亜美についても書きたかったのだけど、今夜はタイムオーバー。また後日ということで)
【北村祐作】
逢坂大河が当初恋心を抱く対象であり、高須竜児の数少ない(開始時点での)親友の1人。
彼はあまり相手を外見では判断しない。固定観念や先入観などからもかなり自由な存在だ。
そうであればこそ「世界設定レベルで誤解を受 . . . 本文を読む
ラノオルタで予約取って執筆頑張るため、ちょっと縮小版で。
後日また、内容的に重複する形でもうちょっと長く深く書き直す。かもしれない。
……執筆のために読み直してる間に、『イリヤの空~』の本質が結構見えてきた。
これ、相当に「エグい」設計してるなぁ。とことんまで「弱さ」を抉り出す構図になってる。浅羽の色々な言い訳を封じ込む設計になってる。
ここまで条件が重なると偶然でも失敗暴走でもあり . . . 本文を読む
昨日の予定では、昨日と同じ調子で北村・実乃梨・亜美の3人について語ろうかと思ったのだけど……予約もとったし、ちょっと予定変更で。
『とらドラ!』が優れている部分の1つ、衣食住について。
この作品が優れてる部分の1つは、主要キャラの衣・食・住が、そのキャラクターの根幹の生き方にダイレクトに直結していること。
「そういう生活を送ってきたからそういう性格になった」のか、「そういう性格だから . . . 本文を読む
うーむ。
『とらドラ!』を分析するのは、なかなか難しい。
まあ私自身にこれを分析しきるだけの道具と経験が備わっていない、というのはある。ぶっちゃけてしまうとラブコメはさほど読んでる分野ではないし、実生活上の恋愛体験もかなり貧弱なものだ。そっち方面から切り込むのはまあ不可能だろう。
な、わけで……。
とりあえず『とらドラ!』を「ライトノベル」と見立て、「ライトノベルにおけるキャラクター . . . 本文を読む
ようやく読了。
いやはや、重かった。そして疲れたw
なんというのかなぁ……似て非なる哲学・世界観を真正面からぶつけられて、やけに疲労感を感じてしまった。現実のオカルト知識とか科学とか哲学とか、自分もなまじ知ってるだけにね。まずその世界観との摩擦が凄い大変だった。
これはむしろ知らない方が楽しめたのかもしれないし、知らないでコレ最初に読むと全部コレに染まってしまうのかもしれない。判断の難し . . . 本文を読む
「なんか小説ラノベ読みたい気分だけど何読むべきかはっきりしないからとりあえずラノオルタ選出作品でも読むか」、というこの間からの流れで、今度は『空の境界』を手に取ったのだけど……
疲れるね、これ。
かなり速読な私のはずなのに、かなり時間喰ってます。上中下のうち、ようやく中巻が終わったところ。最初の目算では、厚みや分量から言って今日あたり全部読み通してると思ったのになぁw
とりあえず現時点での . . . 本文を読む
『バカとテストと召喚獣』5巻読了~。
うーん、バカだw いい意味でも悪い意味でもバカだw
普段こういうギャグコメディをあまり読まないから、新鮮ではあった。スタイルとしては典型的な「キャラの魅力に乗っかって話が進むラノベ」。それだけに、主要キャラの性格や思考が掴めると、非常にすんなり話に乗れる。それにこれなら続きも広がるだろうねぇ。
反面……欠点も沢山見られたり。
まずキャラ名。比較的 . . . 本文を読む
『リリアとトレイズ』(以下作品名としては『リリトレ』と略称)、ようやく読了。
……うん、キャラクターの動きを楽しむ小説としてはそこそこかもしれない。
ただ悪いけど、どう贔屓目に見ても前作『アリソン』よりは劣ってしまうなー。
この『リリトレ』3部作(各部上下巻で6冊)は、前作『アリソン』3部作(最後だけ上下巻で4冊)の続編であり、また、『アリソン』のメインキャラクターたちの「子供」の世代が . . . 本文を読む
なんとなく『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズを一気読み。
意外かもしれないが、実はずいぶん最近までラノベの原作自体には触れてなかったのだ。アニメやら何やらで間接的に触れてはいたし、かなりのことを知ってはいたけれど、このたび、初めて『分裂』まで一気読み。
やはり流石、と思う。これはヒットにもなるわ。
正直メインヒロイン(?)のハルヒの性格はとことん好きになれないし、朝比奈さんに飽きもせず鼻の下を . . . 本文を読む