ら・れゆにおん

西インド洋アフリカ的フレンチアイランド~レユニオン島雑記帖

レユニオン島の歴史

2007-11-21 | かんたん歴史

世界地図を見ると、レユニオン島はモーリシャス島、ロドリゲス島の3島で『マスカレン諸島』と書いてあります。
外国では島や土地の名前を、よく第一発見者にちなんでつけられたりしますよね。しかし、『マスカレン』の根源である、『ペドロマスカレーハス Pedro Mascarehas(ポルトガル人)』という人は、3つのどの島の発見者でもなく、航海中に島を『見た』だけだそうです。しかし、偉大な冒険家でしたからね~。そのがつけられたわけです。発見者でない人の名前をつけるのは、この時代も珍しかったそうですよ。

各島の発見者
モーリシャス→ドミンゴ・フェルナンデ(
1516年)
ロドリゲス →ディオゴ・ロドリゲス (
1528年)

とありますが、レユニオンの発見者は少し曖昧で、
15051516年頃
『名無しの水兵さん』と記録されています。これでは悔しいでしょうね、発見者も島は『サンタ アポロニア』と呼ばれ、これは発見した日が、キリスト教の聖人『聖アポロニア』の日(29日)だからでは?といわれています。

無人島だったレユニオンに最初に上陸したのは、1528年、ポルトガル人です。この時、名前が『マスカラン島』と変えられましたが、留まるにはいたりませんでした。水や果物が豊富にあることが知られた島はその後、一世紀に渡って、ヨーロッパ人の商人がインドを往来するための航海路、いわゆる『スパイスルート』の補給地に立ち寄られていただけだったのです。

ちょっとタイム!
ちょっと、頭が混がらってきますが、はじめに『モーリシャス』『ロドリゲス』『レユニオン』の3島一絡げで、『マスカレン諸島』と書きましたが、正式名は『マスカレーニュ諸島 Mascareignes』です! ローマ字の綴りを見ると、最後に複数の『S』がついてますから、わかりやすいですけどね。それで、『マスカレン Mascarin』というのは、1528年~1649年のレユニオン、一島だけを指して呼んでいました。



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