シネマコミュニケーター高橋裕之のシネマ感blog

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明るく生きよう韓流映画「トンマッコルへようこそ」

2018-10-04 21:43:44 | シネマ(韓流・アジア)

いやあ~
3ヶ月前の
完成披露試写会で鑑賞済みだったのに
記事アップが公開されてからに
なってしまった「トンマッコルへようこそ」

はっきり言って
今年公開された韓国映画の中で
一番の感動作品でした。

もともとは舞台劇だが
昨年の韓国映画業界で
興行収入トップになり
多くの笑いと感動を観客に与えた本作。

監督は長編デビュー作となる
パク・クァンヒョン。

舞台は1950年代
朝鮮戦争の最中。

闘争の中、偶然にも
連合軍、韓国軍、人民軍の兵士たちが
ある村で鉢合わせになる。

ある村とは?
”子供のように純粋な村”の
意味を持つ「トンマッコル」

そこに住む村人達は
自給自足の、のんびりとした
生活をおくっていた。

この状況も思想も違う者たちは
「村」を通して次第に触れ合っていく。

戦争という世界から
開放されたひと時だけ
幸福感を感じるのだが・・・

今作には
韓国映画特有の
”病気””異母兄弟”などは出てこない。

韓国映画としては
風変わりなファンタジー映画の
要素を多々含んでいる。

映画の中盤で
食料を蓄えた蔵に
手榴弾が放り込まれ
蔵の中で
とうもろこしが
爆風により空に舞い上がる。
熱により一瞬のうちに
ポップコーンに仕上がってしまう。
そのコーンの降り注ぎは
雪とは違う不思議な白さが
心を癒してくれる。

劇中で一番美しいシーンだ!
(予告編でも流れている)

終盤にも
爆撃のシーンがあるが
このシーンも
美しく描かれており
「空」というのが
ひとつのキーワードに
なっているようだ。

全編ファンタージーなのだが
戦争シーンも手を抜かず
他のシーンでも
間の良い笑いが含まれている。

見終わった後、
何か胸に突き刺さり
感動がこみ上げてくる。

この映画を観ずに
”韓国映画”を語れないかも?

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