(C)Lyca Productions
11月1日(金)
全国ロードショー公開
製作から10年目に日本公開
インド・タミル語映画
「カッティ 刃物と水道管」
2014年製作/163分/シネスコ
(HP)
コルカタの刑務所から脱獄した
タミル人の詐欺師・泥棒の“カッティ(刃物)”ことカディル。
彼はひとまずチェンナイに逃げて、
そこからバンコクへの高跳びをはかるが、
空港で出会った女性アンキタに一目惚れして
出国を止めてしまう。
その夜、街路を歩いていた彼の目の前で
突然銃撃事件が起きる。
カディルが撃たれた男のもとに駆け寄ると、
その負傷者は彼と瓜二つの見た目だった。
カディルは悪知恵を働かせ、
そのジーヴァという男を自分の身代わりにして
追っ手に捕まえさせる。
自由になったカディルだが、
ジーヴァが取り組んでいた
地方の農民が直面する問題を知ると、
その心に変化が起き、ジーヴァの活動を引き継ぎ、
農民たちの先頭に立って
多国籍企業のトップと対決する。
<高橋裕之のシネマ感>
カッテイ=刃物
ジーヴァ=霊魂の意味も。
水道管は?
10年前製作の作品だが
日本に於いては古臭さを
全く感じさせない。
冒頭からスピード感ある。
まずは第1の身代わり(悪い方)
上映開始10分で面白い映画だと確信する。
※15分踊る。
そして第2の身代わり(転調型)
それがどうなぅていくのか?
観客としてはハラハラ感が・・・
でも明るいコメディ色で進む
※37分踊る
(このシーンは好きである)
インド映画好きなタマラン作品。
☆42分トラブル
(でも誰もが困るのことよ)
笑いながらハラハラ
ハラハラしながらの笑い
変な感覚だ。
何故か急に始まる乱闘
なるほどと思いながら
益々、面白い展開に。
上手いこと展開する身代わり
先行きが見えない身代わりが
交差する。
ある意味、ヒーローになっていく物語。
身代わりで変わっていくこと変わらないこと。
中盤で感動的な要素を
スケール大で描いている。
(集団自殺のエピソード)
主演のヴィジャイは
カッテイとジーヴァの二役をするとともに
カッテイの偽シーヴァ
カッテイの替え玉シーヴァも演じるので
4役を演じてる様。
更に感情が変わっていくので6役か?
見事な演じ分けが素晴らしい。
社会派テーマも。
丁度半分1時間20分でインターバル
後半はラブコメ風にスタート!
※1時間25分踊る
各人物の設定が
終盤の展開に絡んでくる。
設定が伏線の一部やね。
ヴィジャイのカッコよさが
炸裂し始めるラスト1時間
村VSクローバル企業
どんな作戦が繰り広げられるか?
題名の”水道管”の意味がわかる!
(このシーンも良い)
ここへきて
高年齢社会への風刺や。
展開予想不可能なラスト30分
劇場で楽しんで下さい!
最後に・・・良い映画でした。
関西公開劇場
大阪府 なんばパークスシネマ 11月1日(金) ー
大阪府 MOVIX堺 11月1日(金) ~
兵庫県 MOVIXあまがさき 11月1日(金) ~
兵庫県 塚口サンサン劇場 11月1日(金) ~
京都府 出町座11月8日(金)~
イオンシネマシアタス心斎橋 11月29日(金) ~
kino cinema神戸国際 12月13日(金)~