Kindle Fire HD やっぱり Google APP's 使いたい!! root化

2012年12月21日 20時59分43秒 | Kindle

持ち歩いているガジェット並べてみた。
写真に無いですが、iPad 3rdも毎日のおともで、最近は紙のノート代わりになっています。

Kindle Fire HD、Amazonのサービスをスムーズに使える様にカスタマイズされて Android 4.0 ベースのタブレットだが・・・

Googleサービスを利用するアプリがほぼ全滅。
使えない物となっている。
価格のわりに、ハードウェアは優秀なのにもったいない。
以下のアプリはやっぱり使いたい。

・Google Play
・YouTube
・Google Maps and Street View
・Google+

これらを使うには、アプリケーションの apkファイルだけでは動作せず、Google Services Framework が別途必要となります。
この Google Services Frameworkをインストールするには、Android OSのroot権限が必要となり、一般的には解放されていません。
既に、デベロッパーの間ではいろいろと試されています。

私は、過去に他のデバイス(emobile HTC Aria,DoCoMo Xperia Acro)のroot権限取得やカスタムROM導入の経験がありますので、Kindle Fire HDもroot取得は可能と思います。
ネットを調べたところ、以前からお世話になっている デベロッパーフォーラムに多数の書き込みがありました。
カスタムROMを導入してしまうと、せっかくのAmazonサービスの利用が他のAndroidデバイスと同じになってしまい、Kindleの役目が損なってしまうので、root権限の取得と Googleサービス関連のアプリの導入に留めようと思います。

まず、root権限取得、root化と言われている変更作業は下記の作業で比較的簡単に行えました。

適用する Kindle Fire HD の バージョンは 7.2.3_user_2330720 です。
OSのバージョンアップ等があると以下の方法ではできなくなる場合があります。

作業するPCにWindows 7 (32ビット版)を使います。
iMac上で動作している VMWare 5 + Windows 7(64ビット)でもドライバの認識、ADBコマンドの利用はできたので大丈夫かもしれません。
Windows 8 では、Kindle の ADB Driverがインストールにひと工夫必要なので止めました。
Mac PC用のDriverは見つからなかったのWindows7を使いました。
※下記作業は Android SDK 環境が既に整っている Windows PCが必要です。



(1)Windows PCにKindle ADB Driverのインストール ( リンクは 2012/12/21 の時に有効であったURLです )
Kindle_Fire_HD_ADB_Drivers.zip をダウンロードします。
・Kindle_Fire_HD_ADB_Drivers.zip を解凍して、exeを実行しDriverをインストールします。
・Kindle Fire HD の 設定画面を開き、[セキュリティ]-[ADBを有効にする]を オン にします。

・Kindle Fire HD ほ USBケーブルで接続します。
・デバイス及びドライバーが認識され、デバイスマネージャーに [Kindle Fire]-[Android Composite ADB Interface] という項目が追加されます。
※USBドライバが正しく認識されない場合、ここのサイトを参考にしてみてください。


(2)Kindle Fire HD を root化
Root_with_Restore_by_Bin4ry_v18 をダウンロードします。
・ダウロードしたファイル:Root_with_Restore_by_Bin4ry.7z を解凍して、RumMe.bat を実行します。
・コマンドプロンプトの画面が表示され、Device Type の問い合わせがあるので、「1」(Normal) を入力します。
・「Please look at your ・・・・」が表示されたら Kindle Fire HD の画面を確認し、Kindle Fire HD 右下の「復元」ボタンを押します。
・「Waiting for device to show up ・・・・」が表示され、Kindle Fire HD が再起動します。
・再起動後、数分間、Kindle Fire HDが何やら処理します。(少しの間、タッチしても反応しない場合があります。1~2分くらい)
・数分後、アプリの画面を開くと下記の様な「SuperSU」アイコンが追加されます。

※Kindle Fire HDのUSBドライバの認識やADBコマンドでエラーが出る場合には、Android SDK を使って、Kindle Fire HDのUSBドライバのインストールを実施し、android sdkフォルダ - platform-toolsフォルダの中にあるadb.exeを上書きコピーすることにより解決する場合があります。
下記手順で Android SDK環境に Kindle Fire のドライバやライブラリィ関連をインストールします。
1.SDK Manager.exeを起動
2.Tool - Manage Add-on Sites...
3.User Defined Sites - [NEW]
4.URL欄に 「 http://kindle-sdk.s3.amazonaws.com/addon.xml 」を入力し[OK]
5.User Defined Sites画面を閉じる
6.Package - Reload
7.Extras に Kindle Fire Device Definitions、Kindle Fire USB Driver、Android Support Library が追加されるので チェックしてインストール



(3)ファイル操作用のアプリのインストールと設定
・Google Services Frameworkをインストールするために、Kindleアプリストアにあるファイル管理ソフト「ESファイルエクスプローラー」をダウンロードします。
・ESファイルエクスプローラーを起動し、画面下中央のメニュー→設定→ルートオプション を開き下記の様に設定します。
※ESファイルエクスプローラー Ver 3の場合には、左ナビゲーションバーの「ツール」-「Rootエクスプローラ」-「R/Wマウント」-パス / と /System を RW に変更します。(2013/5/13 追加)



設定するとルート設定の問い合わせがあります。

[はい]を押します。


[許可]を押します。

これで、ESファイルエクスプローラーでシステムフォルダに対してのファイルの読み書きが行える様になります。
以後、ファイル操作は十分注意しないと、起動しなくなる場合があります。

作業が終わったら、ルート設定はOFFにした方が安全です。

(4)Google Services Framework と Account And Sync Settings、 GoogleLoginService をインストール
GoogleServicesFramework.apk をダウンロードします。
AccountAndSyncSettings.apk をダウンロードします。
GoogleLoginService.apk をダウンロードします。
・ダウンロードしたファイルを Kindle Fire HD の任意のフォルダ ( SDCard/Download 等 ) にコピーします。
・ESファイルエクスプローラーで /System/App にコピーして GoogleServicesFramework.apk を開き、インストールします。
・ESファイルエクスプローラーで /System/App にコピーして AccountAndSyncSettings.apk を開き、インストールします。
・ESファイルエクスプローラーで /System/App にコピーして GoogleLoginService.apk を開き、インストールします。
※2013/1/2 修正:AccountAndSyncSettings.apkとGoogleLoginService.apkの記述追加とダウンロードリンク修正

(5)GooglePlay をインストール
Vending.apk をダウンロードします。
・ダウンロードしたファイルを ESファイルエクスプローラーを使って Kindle Fire HD の /System/APP フォルダにコピーします。
・コピーした Vending.apk ファイルの パーミッション を rw- r– r– に変更します。(下記手順)
 /System/APP/Vending.apk ファイルを選択して長押し→プロパティ

[変更]ボタンを押す。

この様に設定して[OK]を押す。

・Kindle Fire HD の電源ボタンを長押しして再起動する。(シャットダウン→電源ON)
plstore3.10.10.apkをダウンロードします。
・ダウンロードしたファイルを Kindle Fire HD の任意のフォルダ ( SDCard/Download 等 ) にコピーします。
・ESファイルエクスプローラーで plstore3.10.10.apk を開き、インストールします。
・アプリに Google Play が登録されます。起動して Googleアカウント を設定すると、利用可能になります。

Google Play からもアプリのインストールが可能となります。

ただし、LINEやRadiko 等、Kindle Fire HD非対応でインストールできないアプリもありますが、Kindleアプリストアに存在しない沢山のアプリを利用できる様になります。

※root化、Google Servies Flamework 導入後に 強制終了してしまうアプリは一旦、削除して再インストールすることで、問題が解決する場合があります。

この環境にすることにより、YouTube 、 Google Maps の全機能の利用、Google+ の利用ができる様になりました。


hulu も観れます。


root化しても、Kindleストアの利用には問題無さそうです。

何か問題があったら、工場出荷に戻して再構築するのも楽しいですf^^;;

そういう気持ちで root化はチャレンジしましょう。

ちなみに、Kindle Fire HD の Android OSのバージョンは 4.0.3 です。

Kindle Fire HD その後 2日目。

2012年12月20日 22時36分04秒 | Kindle
Kindle Fire HDが届いて、2日。
いろいろと弄り、楽しんでいます。
今日はスクリーンショットの方法を入手し、デジカメ撮影でなく、画面画像をブログに貼ることが出来るようになりました。

Kindle Fire HDのスクリーンショットは、[電源ボタン]+[音量(-)ボタン]を1秒程同時に押すと、「パシャッ」と意外と大きな音でスクリーンショットが保存されます。

保存された画像ファイルは PNG形式で Kindleフォルダ-Pictures-Screenshots に保存されます。

インストールしたアプリはこんな感じ。






Kindle アプリストアに無いアプリのインストールについて。

アプリファイル(apk)を直接インストールするには、まず下記設定を変更します。
設定→端末→アプリケーションのインストールを許可 を ONにする。




・DropBox は DropBoxのサイトから アプリをダウンロードしてインストールすることが出来ます。

・YouTube は Google検索で YouTube APK とかで検索すると APKファイルをダウンロードできるので、ダウンロードしてインストールするとアカウントに関しての機能は利用できませんが、動画は検索・再生できます。
参考サイト:YouTube 4.2.16 APK

・Google Maps + Street View は Google検索で Google Maps APKとか Street View APK とかで検索すると APKファイルをダウンロードできるので、ダウンロードしてインストールすると地図表示程度は動作します。
参考サイト:Google Maps 6.12 APK
Street View on Google Map APK

・パズドラ は Google検索で パズドラ apk 等で検索してみてください。

Kindle Fire HD の SilkでAPKファイルをダウンロードできない場合は、PCでダウンロードして、DropBoxフォルダーにコピーし、Kindle Fire HD の DropBoxからAPKファイルを開くことでインストールが出来ます。

APKファイルがダウンロードできないアプリに関しては Rootを取得している Android端末にインストールした後に、その端末の /Data/Appフォルダから APK ファイルをコピーしてインストールすることも出来ました。
この方法はあまり一般的でないですね。

Googleが公開しているアプリでGoogleアカウントを利用しているものは動かないものが多いです。
Kindle Fire HDには 一般的なAndroid端末にインストールされている Google System Flamework が無いため、これを利用しているアプリはダメの様です。

動作しなかったアプリ:Google Play、Google+、LINE

少しずつ、Kindleアプリストアのアプリを増えている様なので、今後充実することを期待したいですね。

Bookストアに関しては、「サンプルダウンロード」という機能があるので、気になる本は サンプルダウンロードを利用してその本の書き出しと目次程度が読めるので、購入前には確認することができます。
この辺りは、iPhone,iPad,Androidに提供されているアプリと差別化されているのか、非常に使い易いと思います。

また、辞書本が最初から4冊入っています。

・大辞泉
・プログレッシブ英和中辞典
・Oxford American Dictionary
・Oxford Dictionary of English

本を開いて、検索を実行することで調べたい言葉や単語が簡単に表示できます。


まだコンテンツファイルはそれほど入れていませんが、7.8GB使ってしまいました。

動画コンテンツは HD画質のファイルとなると結構容量が大きいので32GBモデルでも直ぐに一杯になりそうです。(^^;;

Kindle Fire HD その後。

2012年12月19日 23時50分26秒 | Kindle
液晶保護シートをゲット。

「誰が貼っても絶対気泡ができない」ということで買ってみましたが・・本当に気泡ができず、簡単に貼れました。
指紋も付きにくくなっているのでいい感じです。

通勤中の利用では、DoCoMo GALAXY Note による DoCoMo Xi回線でのデザリングより、Softbank iPhone5 の 3G回線によるデザリングの方が快適という結果に。
iPhone5がLTE接続できた時はブラウジングが楽しくなります。
私の通勤路線ではLTEが3割程度しか接続できないのが残念でなりません。
iPhone5とのデザリングは、Bluetoothでのペアリングは出来ましたが、Kindle Fire HDのBluetoothがインターネット共有に対応していない様で、WiFiでのみ接続できました。

アプリ関連でいろいろと試した結果は、AmazonのKindleアプリストアはまだまだ登録数が少ないという印象です。
CMで出てくる「パズドラ」が無かったのにはちょっと、あれ? CMいいの? と思いましたけど。

ベースOSはAndroid 4.0なので、対応のアプリであれば apkファイルを直接ダウンロードしてインストールすることが可能でした。
ただし、自動更新等はできませんので、必要に応じて最新のapkファイルをダウンロードする必要があります。
パズドラもapkファイルをネットで検索してダウンロードすることで、インストールできました。

ビュアー機として、私に必要なDropBoxアプリも無いのでちょっと困りましたが、DropBoxのサイトから直接ダウンロードできるので問題無さそうです。
その他、Kindleアプリストアに無いアプリは、apkファイルを探してダウンロードすることでインストール出来るものがあります。
ただし、FTPサーバー等、Kindleのブラウザからダウンロードできないファイルは一旦PCでダウンロードしてDropBox経由でインストールすることが出来ます。

必要に応じてインストールしたアプリはこんな感じ。

このアプリ画面は使った順に並び変わるので、良い場合も有り、悪い場合も有りです。

その他、apkからのインストールで動かなかったのは、GooglePlay,Google+といったGoogleアカウントが必要なアプリはインストール出来ても起動すると直ぐに強制終了してしまいました。

LINEはapkファイルからのインストールで「インストールできません。」となりました。

Google Maps + ストリートビュー は apkのインストールで動きましたが、設定画面、GPS連動は動作しませんでした。
地図を見る程度であればサクサク動いていい感じです。







PDFは標準のビュアーでも見れますが、Acrobat Readerを使った方が綺麗でした。

Acrobat ReaderもKindleストアには無いので、apkファイルからのインストールとなりますが、apkファイルはFTPサイトで公開されている為、一旦PCでダウンロードしてapkファイルをDropBox経由でインストールする必要があります。
Acrobat Readerは12/20にKindleアプリストアで検索したら表示されたので、ストアからインストールできます。

パソコンからKindle Fire HDへのファイルコピーについて。
Windows の場合、USBで接続すると、マイコンピュータに Kindle Fire HDのアイコンが追加され、参照可能なフォルダが表示されるので、そこにドラック&ドロップやコピー&ペーストでファイルをコピーできます。
Macの場合は、標準のOS環境では接続してもFinderから参照できません。
Android File Transfer というツールをインストールする必要があります。
このソフトをインストールしてからKindle Fire HDをUSB接続すると自動的にFinder風の画面が表示されます。
ファイルのコピーはFinder利用時と同じでドラック&ドロップやコピー&ペーストでファイルをコピーできます。
パソコンに入っているコンテンツファイルはKindle Fire HDの下記フォルダーにコピーすることで、参照できる様になります。







フォルダ名Kindleメニュー用途
MusicミュージックMP3等の音楽ファイルをフォルダー毎コピーして利用可能です。
MoviesビデオMP4やその他動画形式のファイルをコピーして利用可能です。
DocumentsドキュメントPDF,Text,MS-Officeファイル等をコピーして利用可能です。
Pictures写真画像ファイルをコピーして利用可能です。フォルダを作成するとKindle Fire HD上でもフォルダ表示されます。

※動画ファイルの場合、いろいろな圧縮形式が存在する為、動画変換のソフトでiPad用に変換することで問題無く再生できるようです。







Kindle Fire HD が届いた!!

2012年12月18日 23時48分15秒 | Kindle
予約注文していた Kindle Fire HD 32GBが発売日(12月18日)に届きました。

黒い箱。


箱の脇には Kindle Fire HDの文字。


この箱はビリビリと破く様になっています。
私的には普通の箱にビニールのラッピングの方がいいのですが・・・

箱の中は。



本体とマニュアル(黒:英文)、製品仕様書(白:多国語)、本体の下にUSBケーブル。

取り出して電源ON。


起動すると綺麗な画像のロック画面。

このロック画面は起動の度に変わる仕様になっています。

この待ち受け画面は変更不可です。

ロックを解除すると 言語設定、アカウント設定の画面が表示されます。

非常に簡単。

普段ロック解除すると、直前に使っていたアプリや書籍が優先して表示されます。


アプリはAmazonアプリストアからのインストールのみとなっています。

こんな感じに表示され、縦スクロールのみの表示なので、大量になると面倒?

Kindleブックストアには無料の本も結構登録されているので、ダウンロードしてみました。


ムービーや音楽ファイル等をパソコンにUSB接続して直接コピーすることも出来ます。

Kindleのセットアップが完了して起動すると、画面上部の左上にAmazonアカウントで登録してある名前が「xxxxさんのKindle」というスタイルで表示されます。
この表示はAmazon My Kindleのページで変更ができます。

Amazon→アカウントログイン→My Kindle→左側の「Kindleアカウント-端末の管理」を開き、Kindleの名前にある「編集」で変更出来ます。