今朝のNHKAMさまより。
すばらしいロシア文化について。
作新学院顧問こばやしかずおさんのおはなし。
音楽家ロストロポービッチさんのこと。
ロストロポービッチさんは、
「オイストラフトの哲学」
と、例えられる超楽観的なかんがえかたの人。
「オイストラフトの哲学」とは、、、音楽家オイストラフトさんは、シベリウスさんの楽曲を演奏したのですが、
その模様は、ラジオ放送され、シベリウスさんの観ているまえで、オイストラフトさんは、演奏の一部をとばしてしまったのだそうです。
それを聴いていた音楽仲間のロストロポービッチさんは
「たいへんだ、落ち込んでいるかも、なぐさめないと」
と、ウォッカを持ってオイストラフトさんのところに行って一緒に呑んだ。
でも、オイストラフトさんは、明るく普通に呑んでいるのだそうで、、、
「失敗してしまい落ち込まないのかい、、、」と、ウォッカ一本空けた頃に、つい、聞いてしまうと、
「第一楽章も第二楽章もうまくいったよ、第三楽章が、ちょっと間違えただけだがうまくまとめた。楽曲全体をみたらうまく演奏できているじゃないか、だから、これでいいんだよ。」
と、ケロリとしていたそうです。
あ!!!そうだよ!それでいいのか~!!
と、ロストロポービッチさんは超楽観的な哲学に、楽になったそうです。
((((((♪))))))
ロストロポービッチさんは、
ひとにいじわるしたり、ひとのかげぐちいったり、やましいこと、うしろぐらいこと、はずかしいことを言わない、しない。
1970年代、音楽家ロストロポービッチさんは、
ソ連共産党批判の作品でノーベル文学賞授賞なさって迫害されていた、小説家ソルジェニーツィンさんをかくまったことをきっかけに、
ソ連共産党に国籍を剥奪される。
しかも、コンサートを開くと、会場に「演奏者の都合で中止」と、共産党権力に勝手に嘘の張り紙をされ、共産党に演奏を妨害された。
世界中の国から、ロストロポービッチさんは招かれたが、辞退したそうです。
わたくしはこの国の国民だ、と。
理不尽なことは、長続きしない、必ず正されると確信し、実際その通りになりました。
1990年代ごろ、ロストロポービッチさんに対する長年の共産党の卑怯な迫害の理不尽を
ゴルバチョフさんが謝ったそうです。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
共産党にいじめられた小説家さん、、、。
ノーベル文学賞を授賞した、
小説家ソルジェニーツィンさん。
共産党独裁は、国まるごと収容所みたいなものだ、と、いう内容の小説を発表して、
共産党に、いじめぬかれる。
農場のなかの、暖房もない小屋に、凍えて暮らしていたソルジェニーツィンさんを助け、自宅にかくまったことが、権力者共産党には気に入らなかったようです。
人生には一度、閻魔さまの前に立つ時がある。
天国か地獄か。
義をなすべきことがあり、それに対して、
見てみぬふりをしたことがあるのか、しっかり向き合ったのか。
最後の審判。その時に、閻魔さまの前に胸を張って立つ、そんな価値観。
ロストロポービッチさん、男だぜ。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
こばやしさんのプーチン観。
♪私はプーチンさんのような男を探してる♪と、ロシアの若い女の子が唄っているのを聞いて、こばやしかずおさんは、
「ん?」と、おもったそうです。
それまでこばやしさんは、プーチンさんは秘密警察出身のコワモテだから、あまり良い印象は、持っていなかったのだそうです。
が、
街の若い女の子は、プーチンさんを尊敬しているようだし、
実際プーチンさんの支持率は70%ぐらいあるのだそうです。
ロシアの諺(ことわざ)
1プードの塩(16kgの塩)を、共に食べきるほどの時間を付き合わなければ、人のことは、わからない。
プーチンさんに、興味がでてきたそうです。
こばやしさんは、ロシア政府関係にコネクションのある仲間と呑んでいるときに、
プーチンさんと会いたいと、酔った勢いで言うと、何日か後に連絡があり、本当に会えたのだそうです。
プーチンさんに。
プーチンさん。13歳まで街でケンカばかりしていた。
ケンカに勝つことだけが自分の価値だった。
強い男になりたくて柔道を習う。ケンカに勝つために。
そして、
柔道の先生に
「柔道は礼だよ。」と、教わりて救われたそうです。
強いことは、鍛錬した柔道家同士が、礼をもって試合をする事で証明できる。
街でケンカをしなくても強い男になれることを知る。
もし、柔道を知らずに、街でケンカばかりしている荒んだ暮らしをしていたら、今ごろどうなっていたのかわからない、、、と、プーチンさんは、柔道の礼に感謝なさっているそうです。
嘉納治五郎さんの銅像を、プーチンさんは飾っていらっしゃるそうです。
「修身」という、道徳。
明治以降の日本軍国主義教育に悪用されてしまいましたが、
本来の「修身」は、国際的に普遍の価値を持つ道徳とのことです。
プーチンさんは講道館からお話しのあった名誉六段の帯を辞退する。
「わたくしにはその帯を締める資格はございません、修練が足りないことは、自分が一番判っています。
その資格の分だけ修練を積んだ時まで、その帯は締めまられません。」
と、辞退なされ、日本柔道の先生のみなさまは、驚かれたそうです。
ロシア、魅力あふれる人々の国です。
こばやしかずおさま、NHKさま、佳いおはなしありがとうございます。
みなさま今日も佳い一日を。
櫻井BLUES農場 拝
すばらしいロシア文化について。
作新学院顧問こばやしかずおさんのおはなし。
音楽家ロストロポービッチさんのこと。
ロストロポービッチさんは、
「オイストラフトの哲学」
と、例えられる超楽観的なかんがえかたの人。
「オイストラフトの哲学」とは、、、音楽家オイストラフトさんは、シベリウスさんの楽曲を演奏したのですが、
その模様は、ラジオ放送され、シベリウスさんの観ているまえで、オイストラフトさんは、演奏の一部をとばしてしまったのだそうです。
それを聴いていた音楽仲間のロストロポービッチさんは
「たいへんだ、落ち込んでいるかも、なぐさめないと」
と、ウォッカを持ってオイストラフトさんのところに行って一緒に呑んだ。
でも、オイストラフトさんは、明るく普通に呑んでいるのだそうで、、、
「失敗してしまい落ち込まないのかい、、、」と、ウォッカ一本空けた頃に、つい、聞いてしまうと、
「第一楽章も第二楽章もうまくいったよ、第三楽章が、ちょっと間違えただけだがうまくまとめた。楽曲全体をみたらうまく演奏できているじゃないか、だから、これでいいんだよ。」
と、ケロリとしていたそうです。
あ!!!そうだよ!それでいいのか~!!
と、ロストロポービッチさんは超楽観的な哲学に、楽になったそうです。
((((((♪))))))
ロストロポービッチさんは、
ひとにいじわるしたり、ひとのかげぐちいったり、やましいこと、うしろぐらいこと、はずかしいことを言わない、しない。
1970年代、音楽家ロストロポービッチさんは、
ソ連共産党批判の作品でノーベル文学賞授賞なさって迫害されていた、小説家ソルジェニーツィンさんをかくまったことをきっかけに、
ソ連共産党に国籍を剥奪される。
しかも、コンサートを開くと、会場に「演奏者の都合で中止」と、共産党権力に勝手に嘘の張り紙をされ、共産党に演奏を妨害された。
世界中の国から、ロストロポービッチさんは招かれたが、辞退したそうです。
わたくしはこの国の国民だ、と。
理不尽なことは、長続きしない、必ず正されると確信し、実際その通りになりました。
1990年代ごろ、ロストロポービッチさんに対する長年の共産党の卑怯な迫害の理不尽を
ゴルバチョフさんが謝ったそうです。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
共産党にいじめられた小説家さん、、、。
ノーベル文学賞を授賞した、
小説家ソルジェニーツィンさん。
共産党独裁は、国まるごと収容所みたいなものだ、と、いう内容の小説を発表して、
共産党に、いじめぬかれる。
農場のなかの、暖房もない小屋に、凍えて暮らしていたソルジェニーツィンさんを助け、自宅にかくまったことが、権力者共産党には気に入らなかったようです。
人生には一度、閻魔さまの前に立つ時がある。
天国か地獄か。
義をなすべきことがあり、それに対して、
見てみぬふりをしたことがあるのか、しっかり向き合ったのか。
最後の審判。その時に、閻魔さまの前に胸を張って立つ、そんな価値観。
ロストロポービッチさん、男だぜ。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
こばやしさんのプーチン観。
♪私はプーチンさんのような男を探してる♪と、ロシアの若い女の子が唄っているのを聞いて、こばやしかずおさんは、
「ん?」と、おもったそうです。
それまでこばやしさんは、プーチンさんは秘密警察出身のコワモテだから、あまり良い印象は、持っていなかったのだそうです。
が、
街の若い女の子は、プーチンさんを尊敬しているようだし、
実際プーチンさんの支持率は70%ぐらいあるのだそうです。
ロシアの諺(ことわざ)
1プードの塩(16kgの塩)を、共に食べきるほどの時間を付き合わなければ、人のことは、わからない。
プーチンさんに、興味がでてきたそうです。
こばやしさんは、ロシア政府関係にコネクションのある仲間と呑んでいるときに、
プーチンさんと会いたいと、酔った勢いで言うと、何日か後に連絡があり、本当に会えたのだそうです。
プーチンさんに。
プーチンさん。13歳まで街でケンカばかりしていた。
ケンカに勝つことだけが自分の価値だった。
強い男になりたくて柔道を習う。ケンカに勝つために。
そして、
柔道の先生に
「柔道は礼だよ。」と、教わりて救われたそうです。
強いことは、鍛錬した柔道家同士が、礼をもって試合をする事で証明できる。
街でケンカをしなくても強い男になれることを知る。
もし、柔道を知らずに、街でケンカばかりしている荒んだ暮らしをしていたら、今ごろどうなっていたのかわからない、、、と、プーチンさんは、柔道の礼に感謝なさっているそうです。
嘉納治五郎さんの銅像を、プーチンさんは飾っていらっしゃるそうです。
「修身」という、道徳。
明治以降の日本軍国主義教育に悪用されてしまいましたが、
本来の「修身」は、国際的に普遍の価値を持つ道徳とのことです。
プーチンさんは講道館からお話しのあった名誉六段の帯を辞退する。
「わたくしにはその帯を締める資格はございません、修練が足りないことは、自分が一番判っています。
その資格の分だけ修練を積んだ時まで、その帯は締めまられません。」
と、辞退なされ、日本柔道の先生のみなさまは、驚かれたそうです。
ロシア、魅力あふれる人々の国です。
こばやしかずおさま、NHKさま、佳いおはなしありがとうございます。
みなさま今日も佳い一日を。
櫻井BLUES農場 拝