2006年4月、原監督復帰したシーズン当初のジャイアンツの試合をよく書いていた。
翌年からか、その翌年からかわすれたが、極端に野球の地上波でのテレビ中継が減った。
原監督1年目は、前半戦は順調だったが、後半大崩れしたことを覚えている。
私自身は、この年以降本当に野球を見なくなった。
しかし、原監督は素晴らしい成績を残している。
リーグ3連覇。クライマックスシリーズでは2007年は敗れたものの、2008年は日本シリーズに進出。もう少しのところで日本一を逃した。
2009年はとうとう、日本一を達成した。
「名選手、名監督に非ず」などという言葉ある。
しかし、実際どうなんだろう。
日本の場合、そうでもないのかなと思う。
長島さんや王さんが、よくそういわれていたが、二人ともかなりの数、リーグ優勝している。
森さんも個人成績は、打撃面を見ると見るべきところはないかもしれないが、9連覇の捕手だったし、野村さんなんかは、三冠王に本塁打数も王さんに次ぐ記録だし、川上哲治監督も、名選手の中の名選手だった。
おそらく、本当に「名選手、名監督に非ず」が実現するのは、これからだろう。
ドラフトと育成枠など、競争原理が選手の中で実現し、成長し、実績ある選手は海外にも行ける。近年の育成枠の選手の活躍は興味深い。
韓国やメキシコリーグなどの中南米で現役を継続するベテランや契約解除された選手が活躍したりする。
今後、コーチや監督なども、競争原理が導入されれば、理論やコーチングに長けた人材が誕生するだろう。
きっと、高校や大学、独立リーグなどで活躍する指導者が、プロの世界に活躍の場を求めたり、選手としては大成しなかった選手が、野球理論や指導方法の体系的教育方法を取得して、実績を残すことがあるかもしれない。
むしろ、この点に注目したい。野球の面白さは勝ちあがってきた選手だけじゃない、勝ちあがってきたコーチ・監督にもあると思う。