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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

女優・歌手の『早瀬優香子』を覚えてますか?

2025-02-25 14:32:10 | 音楽

先日、とても貴重なLPレコードを入手した。1986年に発売された、早瀬優香子という女優・歌手のアルバムだ。恐らくご存知ない方も多いのではないかと思う。

早瀬優香子は、個人的にとても印象に残っている女優だ。僕が小学生だった1979年頃に日本で良く見ていた『俺はあばれはっちゃく』という全58話のテレビドラマがあり、毎週楽しみに見ていたのだが、このドラマでヒロイン役のひとみちゃんを演じていたのが早瀬優香子だった。当時彼女も小学生役だったので、恐らく13歳くらいの設定だったと思うが、僕もまだ子供ながら、彼女の魅力にすっかりハマっていた。

主人公であったあばれはっちゃくこと、桜間長太郎(演じていたのは吉田友紀)にとって、クラスメイトのひとみちゃんはとても気になる存在で、毎回ひとみちゃんとの関係がどのように進展するのか楽しみにしていたのが懐かしい。ひとみちゃんが好きだからこそ、いつもちょっかいを出していた長太郎だった。そして感動の最終回で、飛行機でどこか遠いところに引っ越すことになり、学校の友達はみんな空港(羽田で撮影されている)に見送りにくるが、なぜか長太郎だけがいない。長太郎に会えないままのお別れとなって落ち込んで飛行機に乗り込むことになってしまったひとみは悲しむが、何と機内の窓から外を見ると、羽田沖の空き地に”ひとみちゃん、これからも暴れよう!”と書かれた大きなメッセージを地面に広げ、大声でひとみに叫ぶ長太郎の姿が!とても感動的で、今でも強く印象に残っている名ラストシーンだ。このように、家族の事情による転居で突然の別れが訪れることは子供の頃良くあることだったし、僕も比較的転勤族だったのでとても感情移入してしまったのを良く覚えている。

子供時代の思い出の女優であった早瀬優香子だが、その後映画『早春物語』や、ドラマ『赤ちゃんに乾杯!』、『若奥さまは腕まくり!』、『華の嵐』などにも主演して、女優としてある程度活躍。

そして、その後1986年にシングル「サルトルで眠れない」で歌手デビュー。当時飛ぶ鳥を落とす勢いであった秋元康を作詞に迎え、デビューアルバム『躁鬱(SO・UTSU)』がリリースされた。そして今回入手したレコードが、まさにこの『躁鬱(SO・UTSU)』である。どうやら昨年LPとして再販売されたようだが、僕が入手したのはまさに1986年にリリースされた初版LP。大ヒットしたようなアルバムではないので、出回っている数も恐らく少ないと思われ、結構レアなLPである。

収録されているのは下記10曲。10曲中9曲の作詞を秋元康が手掛けており、1曲は早瀬優香子がCECILEという名前で作詞している。

(Side A)

TROIS QUARTS

サディスト

サルトルで眠れない

ピンクのCHAPEAU

去年マリエンバードで

(Side B)

Le CABARET

セシルはセシル

水曜日までに死にたいの

ララバイ

 

今回LPで初めて“歌手、早瀬優香子”を聴いてみた感想だが、かなり“フレンチポップ”な世界観を意識したアルバムで、秋元康の歌詞もオシャレ感を狙っている。早瀬優香子のささやくような独特な歌い方は妙にアンニュイで、とても雰囲気のある作品だ。しかし、正直特別歌が上手いとか、抜群の歌唱力があるわけでは無いので、アルバムとしてのコンセプトは評価するものの、大ヒットするまでのアルバムでは無かったのかもしれない。

この後も1980年代後半に4枚のアルバムリリースし、以降1997年に1枚、2001年に1枚アルバムをリリース。計7枚のアルバムと2枚のベストアルバムをリリースしたので、歌手として音楽業界に多少の爪痕は残したと言えるが、残念ながらメジャーな存在にはなれなかった。それでも女優から歌手としてチャレンジした早瀬優香子の貴重な当時の足どりを、今回のレコードでしっかりと確認出来たのは新たな発見と収穫であった。

早瀬優香子は現在57歳。今はどうしているのだろう。もう芸能活動からは遠ざかっているが、『俺は暴れはっちゃく』の頃の彼女が今でも本当に思い出深いし、今回ファーストアルバムでの歌声を確認出来たのはとても嬉しい振り返りの機会となった。


浜辺美波の可愛いシャープ最新CM!

2025-02-24 18:43:01 | CM

昨年の11月からオンエアとなっている、シャープの新プラズマクラスター空気清浄機『KI-TX100/TX75モデル』のテレビCMに浜辺美波が起用されている。多くのCMに出演している浜辺美波だが、今回のテーマは空気の見える化だけあり、とても清涼感のある爽やかなCMに仕上がっており、まさに浜辺美波のイメージが上手くハマっていると感じた。

今回の新製品は、「空気は『見る』時代です。」をコンセプトにしており、室内にただよう粒子数を算出して、「AIモニター」に表示する仕組みを採用。まさに空気清浄効果の見える化を実現した製品である。

今回のCMでは、空気が見える化に驚く浜辺美波の表情がアップで捉えられているが、浜辺美波は特に顔のド・アップになると、より一層その美しさ・キュートさが際立つ。アップに耐えられる顔なのだ。

最後に、空気を吸い込み、『はあ~』と息を吐きだす浜辺美波が何とも可愛いので必見である。まだテレビで時々オンエアされていると思うが、見ていない人はぜひ下記リンクをご覧あれ。

浜辺美波 シャープ 新プラズマクラスター空気清浄機 「空気は『見る』時代」篇 TVCM

『液晶のシャープ』と呼ばれ、ディスプレイ業界で日本を牽引しながら一時代を築いたシャープだが、液晶技術と製造は次第に台湾、韓国、中国などに流出してしまい、またシャープも2024年をもって、国内での大型液晶ディスプレイ製造を終了(長年液晶ディスプレイビジネスに関わっていた身として、このニュースはなかなか寂しいものがあった)。現在、台湾の鴻海工業の子会社となっているシャープだが、同社技術である『プラズマクラスター』の新製品として、今回久々に見たシャープのCMという気がする。しかも浜辺美波をCMに起用するとは、なかなか気合が入ったプロモーションである。ぜひこれからもシャープには頑張って貰いたいし、また第二弾、第三弾の浜辺美波CMシリーズに期待したい。


“鳥の言葉に耳を傾けたくなる”、話題の傑作エッセイ本 !

2025-02-24 18:10:25 | 小説・エッセイ

今メディアでも大きな話題を集めているエッセイ本、『僕には鳥の言葉がわかる』を購入した。これは東大准教授で、“動物言語学”という新たな研究ジャンルを生み出した鈴木俊貴氏によるエッセイ本だ。僕はこの本を読んで、かなり“目から鱗”状態に陥ってしまい、すっかりその魅力にハマってしまった。

この本にまず興味を持った背景から少しお話しよう。

ちょっと前から僕は、既に“鳥“に対する興味が湧き始めていた。以前ブログで触れたが、2年前に亡くなってしまった父は”メジロ“という鳥が大好きで、いつも田舎の愛媛県弓削島からメジロを新幹線でせっせと連れ帰っていたが、当時僕はメジロに全く興味が無かった。また、昔は自然の中を広角望遠レンズや双眼鏡を持って野鳥観察をしている”おじさん“たちを見ながら、”一体何が面白いんだろう?~“と真面目に思っていたものだが、自分も立派な”おじさん“になってみて、何だか野鳥観察に興味を持ちだしてきたから、年齢による(?)心境の変化というのは不思議なものである(笑)。

そんな中、これも先日取り上げた通り、僕の“ブルー好き”か高じて、野鳥の“ルリビタキ”に興味を持ってしまい、その美しいブルーの色合いからすっかり虜になってしまった。完全に形から野鳥の世界に一歩足を踏み入れた格好で、本格的な野鳥ファンには怒られてしまうかもしれない。しかし、段々自分の中で野鳥に対する興味が高まりつつあった中で、この『僕には鳥の言葉がわかる』という本の存在を知ってしまったのは実にタイムリーだったと言える。いや、もはや何か必然的に導かれたかのような“縁”とも言えるかもしれない。そんな思いでこの本を手にした。

読んでみてまず驚いたのが、その画期的な内容ながら、何とも読みやすい“エッセイ“になっていること。内容からすると、”動物言語学“、或いは”シジュウカラ言語学”と言った、難しいタイトルで出版されるべき学門書、又は論文でもおかしくない研究内容が記載されている本なのだが、それが変にお堅い感じにならず、面白いエピソードなども交えながら、実にわかりやすい文章で書かれていることに感銘した。

著者は決して読者を置いてけぼりにしない。常に興味を惹きつけながら、じわじわと核心に迫っていく内容となっている。この本はあまりにも読みやすかった為、僕も一気に数時間で最後まで読破してしまった。最近では珍しいくらいのスピードで読み終えたが、それだけ面白い本であった。なんと、著者本人による可愛いイラストなども交えてわかりやすくなっている。

そして肝心の中身だが、大学生の頃から鈴木氏が研究を続けてきた結果、“シジュウカラは、人間と同じように言葉を巧みに使って文章を作る“という画期的な発見に至ったことを、長きにわたって続けた実験・研究の成果と交えながら考察した内容となっている。これまで言語を操れるのは人間だけだ、と長い間考えられてきた。しかし、野鳥の一種に過ぎないシジュウカラが、実は巧みに言語を操って、仲間とのコミュニケーションを図り、更にはその言語には明確なルール・法則性があることを鈴木氏は突き止めたのである。これはかなり”目から鱗”である。

鈴木氏は軽井沢に通い詰めて実験などを繰り返した結果を学会でも発表し、論文が評価され、世界の著名な学者たちからも認められるまでになった。そして今年は英・動物行動研究協会(Association for the Study of Animal Behaviour)から権威のある国際賞を受賞することが決まったことが巻末に書いてあった。これまでの研究の過程・経緯なども面白く書かれている。鈴木氏は1983年生まれなので、現在42歳。僕より一回りくらい若いが、こんなに若い研究者が、野鳥の観察から見事世界で認められるまでに至ったことは凄いことである。そのことにも大いに感銘を受けた。

そして何より、この本を読んだことで野鳥への興味がより一層増したことが一番の収穫となった。シジュウカラに関しては全く知識が無かったが、同じシジュウカラの仲間と、異なる鳴き声によって巧みなコミュニケーションを図っているというのも新鮮な驚きだった。本で紹介されているのは、例えば『ピーツピ・チチチチ』という鳴き声は、人間の言葉で言うと『警戒して、集まれ!』というメッセージであり、『ジャージャー』と鳴いた時の意味は、『ヘビだ!』と仲間に警告する言葉。また『ヒヒヒ』と鳴いた時は、『タカだ!』という意味であり、鳴き声のバリエーションに明確な意味を持たせる形で巧みに使い分けていることを、多くの実証・実験を通して究明したのである。しかも、これらの鳥言語は、種の異なるカラ科に属する『コガラ』、『ヤマガラ』などの発する言葉も同じように理解するというのだ。これもルー大柴の“ルー語”になぞらえて面白く紹介しているのが素晴らしい。例えば、シジュウカラ語で『集まれ!』を意味する『ヂヂヂヂ』を、コガラ語で『集まれ!』を意味する『ディーディー』に変えて音を流しても、シジュウカラたちは同じように理解して行動することが紹介されている。つまり、これはルー語で言えば、“藪から棒“を”藪からスティック“として一部英語に変換しても、我々は同じ意味として理解できることに似ていると説明されており、これはとてもわかりやすいし、面白い。このシジュウカラの”鳥リンガル(笑)“な才能の発見自体が、実はかなり画期的なことなのである。

巻末にはシジュウカラの実際の様々な鳴き声が聴けるQRコードも付いているので、本を読みながら、シジュウカラの声を聴きながら読むのも楽しい。実に内容が深く、それでいて読みやすい本であり、シジュウカラ、そして野鳥や他の動物の言葉にも耳を傾けてみたくなる本である。これは間違いなくおススメの1冊だ。

春に向けて、実は今密かに計画していることがある。実家に小さな前庭があり、毎年様々な木々が花を咲かせる。ガーデニング好きだった父が生前良く手入れしていたお庭である。ここ暫くあまり興味が無かったのだが、今回この庭に野鳥用の巣箱を取り付けようと考えている。そして野鳥を観察してみようと、小さなガーデンテーブルとガーデンチェアを購入予定なので、また完成したらブログでも取り上げたいと思う。今年は野鳥観察が新しい趣味として加わりそうだ。


僕の大好きな美しきトップ女優たち!

2025-02-23 18:27:14 | TVドラマ

僕の大好きな女優の顔ぶれはここ10年くらいそう大きく変わっていないが、やはり不動のトップ3として永く君臨しているのが、1位: ユナ、2位: 新垣結衣、3位: 波瑠の3人である。

この3人はすっきり美人タイプではないかと思うが、ややタイプが似たところもあるような気もするので、どこか自分の好きな、憧れ的なタイプとして共通点があるのかもしれない。実は、時代を超えて好きな女優という意味では芦川いづみが圧倒的な存在として君臨しており、以前、芦川いづみ、ユナ、ガッキーという時代と国籍を超えた3人を比較した内容は下記ブログをご参照。

僕の愛する美女遺伝子の系譜~いづみ・ガッキー・ユナ! - blue deco design lab

今回、完全に時代が違う芦川いづみはちょっと別枠とすることにして、現在活躍していて年代の近い3人のトップ女優、ユナ、ガッキー、波瑠の3人だけに限定して取り上げてみたいと思う。

それにしても、ユナ、ガッキー、波瑠の3人は顔の造形を見ているだけで本当に惚れ惚れしてしまう。個人的な趣味かもしれないが、本当に完璧で理想的な顔ではないかと思う。そして3人の共通点として、主役を張れる女優であることに加え、ドラマと映画両方で活躍している点も挙げられるだろう。美人だが、変に冷たい感じはなく、クールさとキュートさと温かみを兼ね備えている点も共通している。その意味でも、サスペンスや、コミカルなラブコメなど幅広い役をこなせる魅力があるのだ。

3人の簡単な基本データを比べてみた。3人とも出身地こそ違うが、年齢はみんな30代であり、同年代と言えるだろう。そして身長もかなり近い。また注目すべきなのが3人とも誕生日も相当近いのだ。つまり3人とも双子座という共通点はちょっとした発見であった。

イム・ユナ: 1990年5月30日生まれ 34歳 / 身長 169cm / 血液型 B型 / ソウル出身

新垣結衣: 1988年6月11日生まれ 36歳 / 身長 169cm / 血液型 A型 / 那覇出身

波瑠: 1991年6月17日生まれ 33歳 / 身長 164cm / 血液型 O型 / 東京出身

何となくすっきり美人タイプとしては似ている面もあるが、血液型は見事に3人とも異なるので、性格はかなり違うのかもしれない。

こちらはメガネ姿の3人。美人はメガネも良く似合う~。

ショートヘアで笑顔の3人。ショートヘアも似合うのは、やっぱり美人の証である!

着物姿の3人。ユナの着物はかなりなレアショット。

頬杖をついた3人。このポーズは実に可愛いー。

お約束のハートポーズの3人。

ピースをしている3人。みんな指も長くて美しい(笑)。

似やようなポーズや表情で3人を比較するのもなかなか面白いが、どこからどう見ても3人それぞれに美し過ぎる。まさに30代で一番その美しさに磨きがかかった時期かもしれないが、これからも旬なこの3人が主演するドラマや映画を楽しみにしながら応援していきたい。


とても惹かれたネコの絵本、『GOMA 黒ネコ、日々色々。』

2025-02-21 16:13:48 | アート

僕は時々お気に入りの本屋に立ち寄り、美術/映画/音楽書籍、絵本コーナーなどをくまなくチェックして回るのが好きだ。そうすると、たまに魅力的な本に遭遇するという素敵な“出逢い”があり、僕のクリエイティブ脳を刺激してくれる。近所の本屋で言えば、青葉台駅にあるBOOK 1stが田園都市沿線では一番書籍の量と質が充実しているのではないかと思うので、お気に入りだ。

そして先日、美術本コーナーで、こちらのイラスト絵本を見つけた。UIKO IKEDAというボールペン画家が描いた絵本である。絵本と言っても118ページもあるので、イラスト作品集とも言える内容だ。絵をボールペンだけで描いているようで、白黒の絵だが、僕も中学生の頃、漫画を描き始めてから長い間ペン画を好んで描いていたので、どこかでとても親近感があるタッチである。白黒なのに、何だか温かみのあるそのタッチに思わず惹かれてしまい、衝動買いしてしまったのだ。

主人公はゴマという名の黒ネコ。どこかヨーロッパ風な町で自由気ままに暮らすネコという設定。町並みがとても魅力的に描かれている。

ボールペンだけで描いているとは思えない表現力で、白黒の絵なのに、どこかカラフルなゴマの日常が描かれているのが何とも面白い。とても温かみと何とも言えない風合いのある絵、そして各ページにさりげなく書かれている言葉にセンスを感じる絵本だ。とても刺激になる本である。

ゴマは自由きままに、毎日元気に暮らしている。本の帯には、『喜んだり、悲しんだり、飲んだり食べたり、恋したり、お金だって稼がなきゃ。ネコもけっこう忙しい。落ち込んだりもするけれど、本能に負けて浮かれたり・・・・。ネコだから?いえ、ヒトもかも。日々のモヤモヤを解きほぐし、前向きに今日を生きる黒ネコ・ゴマがおくる日々のあれこれ。』と書かれているが、まさにそんなゴマの興味深い日常がカラフルに描かれている。

UIKO IKEDAという画家について調べてみたが、これまでインスタグラムを中心に作品の発表をしているものの、活動拠点や年齢など私生活についてはすべて非公開となっているようだ。絵の投稿の他は一切の活動を行って来なかったにもかかわらず、純粋な作品の魅力により国内外で広く支持を得て、現在フォロワー数は 12万人を超えているらしい。

プロフィールには、『ボールペンで気ままに絵を描くことにしました。趣味です。黒ネコ飼ってます。トラネコ飼ってました』と書かれている。自分の飼いネコをモデルにゴマを描いていると思われ、絵の中にピアノも頻繁に登場するが、ピアノを教えているらしいのだ。何ともさりげなく、イラストレーターとして豊かで、素敵なライフスタイルを送られていると思ってしまった。

僕は普段どちらかと言えば、ネコが主人公の絵本などはあまり興味がなく、犬派としてはワンちゃんの本の方に惹かれてしまいがちだ。なので、ネコの絵本を買ったのは本当に久しぶりではないだろうか。絵本で言えば、『100万回生きたねこ』を買って以来かもしれない。

しかし、このゴマはネコながら、ネコにあらず。まさにネコという形を借りて、人間の人生・日々の生活・喜怒哀楽そのものを表現しているのである。その意味では、大げさに言えばちょっと考えさせられてしまう点も多いし、日々の幸せとは何かを色々と教えてくれる絵本でもある。イラストという意味でも刺激を受けたが、ゴマを通して描かれるライフスタイルという意味でも、何だかとても参考・刺激になった絵本・作品集であった。