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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

地元で昔ながらの“洋食屋さん”めぐり!(久々の第4弾)

2022-10-31 20:15:56 | マイグルメ

昨年10月以来、かなり久しぶりにこのシリーズ復活である。

今回、実家近くの鴨志田町にある洋食屋さん、“にんにく屋嘉六”を初めて訪れた。昔からそこに洋食屋さんがあるのはもちろん知っていたのだが、なかなかこれまでお店に入る機会がなかった。しかし、今回は地元の洋食屋さんとしてターゲットしていた嘉六をついに訪れることにしたのだ。

この“にんにく屋嘉六”は名前の通り、にんにくを使った美味しい洋食屋さん。日体大が近いこともあって多くの学生が訪れており、まさにスタミナを必要とする日体大学生の胃袋をガシっと掴んでいる洋食屋さんなのだ。入り口には小さなテラス席もあって可愛い外観だ。

松本零士のような(笑)、白髪のマスターもなかなかインパクトあり。

店内はそう広くないが、おひとり様用のカウンターもあり、落ち着いたレトロな雰囲気もなかなか味わい深い。

このお店の看板メニューは、“手作りハンバーグステーキ”。玉ねぎとにんにくをふんだんに使った、ボリューム感たっぷりのハンバーグである。とてもジューシーで肉汁が染みだす感じがたまらなく食欲をそそる。最近なかなかハンバーグを食べる機会がめっきり少なかくなっていたが、久々にとても美味しいハンバーグを食べた思いだ。スープ、サラダ、ライス、そして食後の簡単なフルーツとコーヒーなどが付くランチセットになっている。

このハンバーグは、あのスピードスケートの高木美帆も日体大時代にご褒美飯として良く嘉六で食べていたらしく、店内には高木美帆の新聞記事や写真も飾られていた。今も日体大職員なので、訪れたりしているようだ。

家の近く/地元でこんな良い洋食屋さんがまだ存在しているというのはとても幸運なことである。メンチカツなども美味しそうだったので、またテレワークの際に平日に訪れてみたい。


父、天国への旅立ち

2022-10-30 22:58:50 | ノンジャンル

僕の父が、10月13日に亡くなった。享年85歳。来月86歳目前でついに力尽きてしまった。

父は腎臓を悪くしてから、7年前くらいから透析を行ってきた。そして、心臓のバイパス手術なども行ってきたので、肉体としてはかなり厳しい状態にはあったが、それでも今年の2月くらいまでは、週3日の透析で病院に通いながら、普通に自宅である程度元気に生活していた。

しかし、2月頃から歩くことが困難になり、手も痺れが酷くなったことで自分で上手く食事がとれなくなった。その原因は頚椎症。首をかなり傷めていたようで、その結果手足の機能に大きな支障をきたし始めていたのだ。恐らく、かなり前から首が悪かったのだと思うが、痛みに対して鈍感ときているから、頚椎症がこんなに酷くなるまで気が付かなかったのが悔やまれる。そして3月、自宅前の22段の階段下で一歩も動けなくなってしまい、そのまま救急車で運ばれて藤が丘の昭和医大病院に入院することとなった。以前、心臓バイパス手術を受けている病院である。

入院中、頚椎症治療の為、首の手術をするという選択肢も先生から提示されたが、高齢や、過去に心臓の手術や透析などもしていることから、危険を伴う首の手術はかなりのリスクとなるとのことで、しかも手術が仮に上手く行っても頚椎症が治ることはなく、多少症状を軽くすることしか期待できないという。また首なので、逆に状態が今よりも悪くなったり、再起不能になるリスクもあるということで、総合的に判断して首の手術は見送ることにした。

その後、一旦昭和医大病院を退院して、シニアホーム(介護付き老人ホーム)に移動させることになった為、1ヶ月半くらいをかけて多くのシニアホームを周って見学した結果、江田にあるベネッセのシニアホームに入居出来ることが決まった。透析の為、週3回病院送り迎えが必要な患者の受け入れ対応が可能なホームを探す必要があった為、なかなか大変であったが、何とかベネッセのホームに無事決まり、希望の光が微かに見えたかに思えた。コロナの影響で、病院では入院患者との面会が出来ないが、ベネッセのシニアホームなら、家族に限って事前申請すれば部屋で比較的自由に面会出来る為、何とか父にとっても明るい未来を期待してシニアホームへの入居を決めたのだった。

しかし、残酷にも期待はすぐに裏切られてしまう。ホームでは途中で食事が全くとれなくなり、医療行為が出来ないホームでは食事の取れない住人は滞在出来ないこととなってしまい、今度はたちばな台病院にまた入院を余儀なくされた。2度目の入院生活である。しかも、今回は退院出来る見込みの無い入院となることは予想がついた。食べることが出来なくなった父は、もはや点滴や栄養剤にのみ頼る生活となり、見る見るうちに痩せ細っていった。そして、会話もやや困難となり、完全に寝たきりの生活になってしまった。それでも透析を続けながら、何とか安定した状態になってはいたので、今度は長期滞在型の病院に転院すべく準備をしていた。そんな矢先に、父はついに力尽きてしまった。

最初に手足、そして食事をとることや、体の自由を全て奪われていく中で、意識はしっかりしていたので、ある意味本当に酷だったと思う。そんな辛い父に対して、”もう辛い入院や透析も辞めて、家に帰る?”と聞いたことがある。しかし、父は透析が出来る間は続けたいとはっきり言ったのだ。透析を辞めて家に帰るというのは、尊厳死を意味する。恐らく、生きるモチベーションがどんどん失われて行く中で、父は本当に辛かったと思う。なので、父を何とか楽にしてあげたい、家に帰してあげたいという気持ちが強かった。しかし、父は生きることを決してあきらめなかった。そこまで我慢強く、最後まで頑張った父を本当に誇らしく思うのと同時に、父の当時の立場を考えると何ともやるせない気持ちになってしまう。

もっとやってあげられることがあったのではないかと悔やまない日は無い。今振り返れば、もっと早く頚椎症に気が付いていればとか、リスクを冒してでも首の手術をしていれば良かったとか、無理言ってでも病院でもっと面会をしていれば良かったとか・・・。自由に面会が出来ない環境の中、もっと最後の時間を父と一緒に過ごすことが出来なかったことが、今となっては一番悔やまれてならない。

どちらかと言えば寡黙な父だった。毎晩帰りが遅く、仕事がとても忙しい商社マンであった為、幼い頃そんなにたくさん遊んで貰った記憶は無い。常に海外出張でいないことも多かった。それでも海外転勤して、旅行で色々なところに連れて行ってくれたし、父の影響で僕もジャイアンツファンになって、父とはいつもテレビでジャイアンツ戦を見ながら、ジャイアンツ選手の愚痴を言いながら観戦するのが楽しみで、2人で共有出来ていた貴重な時間でもあった。寡黙で多くを語らない父だったが、家では良くくだらないジョークなども言う人で、とてもお茶目な一面もあった。

しかし、そんな父を長年そばで見ていて、結局僕も父と同じ商社の道に進む結果となったし、父のことはいつもどこかで尊敬していた。それは仕事人としても、人間的にも、真面目で実直な性格の父は、本当に尊敬出来る存在だったのだと思うし、とても家族思いだった。

ホームを引き払い、2度目の入院をした時、弱気になった父から僕の携帯に電話があった(まだ自分で何とか電話が出来る時期だった)。その時父が僕に言った言葉は、”もう長くないかもしれない。おかあさんのことは大切にせえよ”と。その時はまだ亡くなることが現実的ではない時期だったので、また縁起でもない冗談を言って、と思いながら聞いていたが、今となっては僕への遺言でもあったのだと思う。

10月22日にささやかな家族葬で父を天国に見送った。そして父は骨となって、実家に戻ってきた。入院生活が長くなっていた父も、きっとようやく自宅に戻ることが出来て喜んでくれたことだろう。そして天国ではまた好きなものを食べて、好きな本を読んで、好きな旅行をして、楽しく過ごしていることだろう。

肉体が限界に来てしまった父だったが、父の魂は、最後まで決して死ぬことがなかった。

最近は、僕も父に似てきたと色々な人に言われるし、自分でも気持ちが悪いくらい、父に似ていると思う瞬間がしばしばある。決して死ぬことのなかった父の魂を受け継ぎ、僕も父に恥じることの無い残りの人生を送りたい。そして、いつかまたあの世で父に再会した時、色々と父に胸を張って自慢出来るよう、これからもしっかりと自分らしい人生を生きて行きたいと強く誓った。

 


最近のお気に入りは、Denhamのジーンズ!

2022-10-30 14:05:57 | ファッション

これまで愛用してきたジーンズはアルマーニのジーンズがメインであったが、最近はDenham (デンハム)のジーンズがお気に入りだ。ハサミのロゴで有名な、あのブランドである。

Denhamは2008年創業のデニムブランド。創業者のジェイソン・デンハムはテーラーメイドウェアを彷彿させる高いフィット感と、エッジの利いたデザイン性を両立したプレミアムデニムブランドとして、オランダのアムステルダムを拠点にDenhamを立ち上げた。過去にはPepe Jeansにも在籍していたようだ。

新品でDenhamのジーンズを購入するとかなり高い。さすがは高級デニムブランドだ。しかし、最近ではかなり新品にも近いユーズドのDenhamジーンズも結構出回っており、状態の良いものを上手く探せば良いDenhamを安く購入することも可能となり、素敵な1本に出会うことが出来る。

最近購入したのがこちらの2本。

ライトブルーデニムと、やや落ち着いたダークブルーデニムの2本だが、どちらもフィット感がたまらない。特別スリム過ぎず、かと言って太過ぎもしない、ちょうど良いシルエットも見事である。履いてみて、しっくり馴染む感覚は結構病み付きになる。

後ろのポケットにさりげなくハサミの刺繍が入っているのもDenhamならではの遊び心とデザイン性。ダークデニムの方は仕事でもプライベートでも大活躍してくれそうである。

現在アルマーニのジーンズは合計で6本、Pepe Jeansを3本、Guessを1本、Deusを1本持っているが、これでまたDenhamのジーンズ2本が新たなローテーションに加わった!


感動的な絵本、『おうちくん』との出会い!

2022-10-30 13:00:11 | アート

絵本が好きな僕は、神保町にある絵本専門店、『Book House Café』を良く訪れる。神保町に立ち寄った時はだいたい訪れては、新しい絵本や、イベントなどを覗いてみるのが楽しみの一つになっている。

先日紹介した、ふくながじゅんぺいさん著の『へび ながすぎる』もちょうどここで原画展を開催しており、ふくながさんご本人にもお会い出来たが、今回の訪問でも、新たな出会いがあった。

ちょうどお店の入り口で、絵本作家カワダ クニコさんの『おうちくん』という絵本の原画が展示されており、サイン本が売られていた。絵本を手にして、原画なども見ていたら、思わずその優しい絵のタッチと暖かい色合いに癒されてしまい、絵本を衝動買いしてしまった。

絵本を買って、カフェでお茶をしながら絵本を見ていると、ちょうど偶然にもそこへ作者のカワダ クニコさんが友人と共にお店に来られて、絵本にサインをすることになったので、僕もカワダさんにご挨拶し、買ったばかりのサイン本に、追加で僕の名前と絵の描き足しをして貰うことが出来た。それがこちら。とてもキュートなイラストで本当に癒される。カワダさんも作家さんらしい、とても穏やかそうな素敵なお姉さまで、その性格がまさに絵本作品に現れているようだ。ご本人にお会い出来て、なんともタイミング的にラッキーであった。

そして、『おうちくん』をじっくり読んでみたのだが、これが可愛くて暖かい絵のタッチとは裏腹に、何とも切ない物語。丘の上に建っていた黄色と赤のおうち。黄色のおうちにはおばあさんが一人で住んでいて、孫のゆうくんが良く遊びに来ていた。隣の赤いおうちにはなっちゃんという女の子の家族が住んでいて、ゆうちゃんとなっちゃんは赤ちゃんの頃からのお友達。しかしある日、赤いおうちの家族が引っ越してしまい、赤いおうちは空き家になってしまう。やがておうちは劣化してしまい、ボロボロになって、取り壊されてしまう。黄色のおうちは1軒ぼっちになってしまう。

そしておばあさんも歳をとり、ゆうくんの家族と港町で暮らすことになり、黄色のおうちも空き家になってしまうのだ。やがて黄色いおうちもボロボロになって幽霊屋敷のようになってしまうが、ある日若い男性と女性が黄色い家の前に現れて、家の修繕工事を始める。どうやら家を修理してここに住むらしい。隣にあった赤いおうちが残していった赤い屋根の煉瓦を修繕に使い、すっかりキレイなおうちになって復活する。そしてその若い男性と女性は、なんと、大人になったゆうちゃんとなっちゃんだったのだ。二人がこの丘の上に戻ってきてくれたのだ。

家を可愛く擬人化することで、モノにも魂が宿っていることを教えてくれる絵本だが、古い家などの空き家問題をさりげなくテーマにしていたり、家のリノベーションを上手く絵本に取り込んでいる点も。個人的に響くものがあり、とても良い作品だと感じた。そして人は最後に自分が慣れ親しんだ、思い出の町に帰ってくるというのもささやかなハッピーエンドとなっており、おおげさに言えば、地方で進む過疎化にも僅かな希望が持てる内容なのが何とも嬉しいと感じた。

子供向けのシンプルな絵本である『おうちくん』は純粋に感動的な絵本だったが、ここまで大人としても色々と感じることが出来たのはとても新鮮な作品であった。とても大きな刺激となり、今後の自分の絵本制作への大きなモチベーションとなった!


藤井風、感動の生ライブ@パナソニックスタジアム!

2022-10-29 23:34:06 | 音楽

僕は藤井風の大ファンだが、なかなかライブチケットが入手出来ずにいた。関東でのアリーナやホールツアーではことごとく抽選に外れてしまっていたのだが、今回、10月15日-16日に大阪パナソニックスタジアム吹田で開催された『LOVE ALL SERVE ALLツアー』ライブに参戦した!念願がついに叶ったのである。

飛行機で羽田から伊丹空港に飛び、伊丹空港からはモノレールで万博記念公園へ。

ここにあるパナソニックスタジアム吹田はサッカー、ガンバ大阪のホームグラウンドとして有名で、2016年に全面開場された、比較的新しいスタジアム。2018年からパナソニックが愛称の命名権を取得し、パナソニックスタジアム吹田となった。そして、音楽ライブイベントでパナソニックスタジアム吹田を使用するのが今回初ということで、まさにこけら落としとなったのが今回の藤井風のライブ。しかも、藤井風にとっても今回初の有観客野外ライブとなったので、その意味でも歴史的な一ページに立ち会えることになったのは何とも幸運であった。

万博記念公園から徒歩でスタジアムまで10分くらいだが、途中藤井風の幟がたくさんあって、ファンがみんな太陽の塔をバックに写真を撮っていたが、既にライブに向けてワクワクしてしまう。実際に見たパナソニックスタジアム吹田はなかなかデカイし、かなりインパクトのある外観デザインだ。

ライブは2日間行われたが、スタジアムの収容人数は40,000人くらいだと思うので、2日間で80,000人くらいは入っただろうか。藤井風もすっかりビッグになったものである。

ライブでは下記の17曲を熱唱。今回はセカンドアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』のツアーでもあり、このセカンドから全11曲と、名盤であったファーストアルバム『HELP EVER HURT NEVER』から5曲、そして最新シングル、『grace』の計17曲となった。藤井風はアンコールをしないので、全17曲を一気に歌いきった。

1 何なんw

2 damn

3 へでもねーよ

4 ガーデン

5 やぱ。

6 優しさ

7 grace

8 帰ろう

9 さよならべいべ

10 ロンリーラプソディ

11 それでは、

12 青春病

13 死ぬのがいいわ

14 燃えよ

15 きらり

16 まつり

17 旅路

セカンドアルバムには、『へでもねーよ』、『旅路』、『きらり』、『燃えよ』、『青春病』と5曲もシングルヒットが収録されているので、まさにベストコレクションライブのような豪華な内容となっていて、ファンも大興奮。僕はアルバム曲の『やば。』、『ガーデン』、『damn』も好きなので、ライブで満喫出来たのもまた格別であった。ファーストアルバムからも、僕の好きな『優しさ』、『帰ろう』、『さよならべいべ』を歌ってくれたのが嬉しい限りであったが、残念ながら僕が一番好きな曲、『キリがないから』は今回選出されなかった(涙)。

最新シングル『grace』も、“さすが藤井風印!”と言えるような素晴らしく感動的な一曲だ。DoCoMoのCMで使用されているので聴いたことのある方も多いと思うが、何とも切ないメロディーが心に刺さる。

それにしても、藤井風の声は本当に透き通っていて聴いていて惚れ惚れしてしまう。ライブでの歌唱レベルも素晴らしく、まるでCDを聴いているかのようなクオリティで、本当に感動的なライブであった!ピアノでのソロ演奏なども披露されたが、兎に角藤井風のピアノ演奏テクも本当に素晴らしく、圧巻の演奏であった。圧倒的な歌唱力や演奏ながらも、どこか力の抜けた空気感を醸し出しているところがいかにも藤井風らしく、彼の歌声が独特の切ないメロディに乗ることで見事な世界観が出来あがっていく。まさに藤井風は唯一無二な存在であることをライブで改めて痛感してしまった。

藤井風のアリーナツアーブルーレイは購入して何度も観賞していたが、やっと生で今回聴くことが出来て、本当に感動的であった。嬉しいことに、年末からはまたアリーナツアーが始まることが発表されたばかり。次回はぜひ横浜アリーナか、さいたまスーパーアリーナで参戦したいものである!