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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

僕の選ぶ傑作邦楽アルバムトップ20

2019-04-30 20:58:00 | 音楽
洋楽アルバム20枚に続き、今度は僕の好きな傑作邦楽アルバムを20枚ご紹介したい。まずは洋楽同様、1位から10位まで。

1) Canary / 松田聖子
中学生時代、僕は毎週ザ・ベストテンやトップテンなどを見ながら、日本のアイドル、歌謡曲を良く聴いていたものだ。その中でも一番好きだったのはやはり松田聖子。松田聖子のアルバムは殆ど持っていたし、シングルも発売されるたびに買っていた。そしてこの1983年にリリースされた8枚目のアルバム『Canary』はまさに松田聖子の最高傑作!僕が一番好きな曲『瞳はダイヤモンド』、そして名曲『蒼いフォトグラフ』も収録されており、まさに作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂(松任谷由実の別名)が見事に結実した名盤である。来生たかおが作曲した曲も3曲含まれたこのアルバムは、全体的に落ち着いた大人のアルバムになっている。アルバムタイトル曲『Canary』は松田聖子が初めて作曲した曲としても話題を集めた。



2) Psychopath / BOOWY
ボーカル: 氷室京介、ギター: 布袋寅泰という2大カリスマを擁し、日本のロック界をまさに切り開いた伝説のロックバンドBOOWYが1987年にリリースしたラストオリジナルアルバムにして最大ヒットアルバム。僕が最も大好きで影響を受けたBOOWYのアルバムでもある。大ヒットした『Marionette』と『季節が君だけを変える』という2つのシングル曲を生み、またアルバム全体としての完成度も極めて高く、ロックとバラードのバランスも取れた名盤である。今聴いても全く色あせていないロックサウンドで、如何に当時斬新で先取りしていたかを痛感してしまう。



3) 十七歳の地図 / 尾崎豊
先日27回忌を迎えた、尾崎豊のファーストアルバムにして、僕が最も惚れ込んでしまったアルバムで、今も語り継がれる日本音楽界の名盤。あの名曲『15の夜』、『I LOVE YOU』、死後にシングルカットされドラマの主題歌として大ヒットした『OH MY LITTLE GIRL』、『僕が僕であるために』など驚くべき名曲揃いで、10代の頃に製作したファーストアルバムとは思えないクオリティーの高さには、今も驚かされる。アルバムの中でも個人的に一番好きなのは、哀愁が漂う『街の風景』だ。



4) 無罪モラトリアム / 椎名林檎
僕が衝撃を受けた1枚。椎名林檎にはプリンスのような途轍もない“才能“を一瞬で感じ、このアルバムで彼女の天才ぶりを遺憾なく世に示した、圧涛Iなファーストアルバム。どの曲も圧涛Iな殺気とインパクトで素晴らしいが、特に『歌舞伎町の女王』、『丸の内サディスティック』、『ここでキスして。』などでその非凡な作詞センスと刹那な世界観にぶちのめされる。このような才能は今後もそう出てこないだろう。



5) Melodies / 山下達郎
先日もブログで取り上げたが、数多くある山下達郎の名盤の中でも個人的には1983年にリリースされたこのアルバムが圧涛IなNo.1であり、そのクオリティーの高さには感服してしまう。大ヒットした『悲しみのJODY』、『高気圧ガール』、『メリー・ゴー・ラウンド』、そしてクリスマスの定番中の定番にして山下達郎の最高傑作でもある『クリスマス・イブ』を収録しているアルバムとしても有名だが、今聴いても、アルバム全曲が何ともバランスが良く、アルバムとしても完成度が高い。



6) Even So / Bonnie Pink
Bonnie Pinkは僕がかなり好きなアーティストの一人で昔から良く聴いている。彼女も名盤が多く、特に僕は7枚目のアルバムであるこの『Even So』が一番大好きなBonnie Pinkのアルバム。『evil and flowers』以来、Sweedish Popのトーレ・ヨハンソンが6年ぶりに全曲をプロデュースしたアルバムでもある。アルバム全体の世界観、空気感が独特で、まるで一つの物語を聴いているような連続性と纏まりがある作品。それでいて各曲の完成度も高く、どれでもシングルカット出来そうなクオリティーだ。特に『Private Laughter』、『New Dawn』、『1・2・3』、『Last Kiss』が秀逸。



7) Sea is a Lady / 角松敏生
傑作アルバムランキングの中で唯一のインストアルバム。僕は元々インスト曲も大好きなのだが、これは角松敏生のアルバムながら、ボーカルが一切無いという異色アルバム。爽やかで、キレのあるギターサウンドで夏を満喫出来るインストアルバムの最高傑作と言えるだろう。毎年夏になると今でも必ず聴いているが、最高に気持ちのいい一枚である。昨年、角松敏生本人によりこのアルバムがリメイクされたが、やはりこのオリジナルアルバムが一番良い。



8) Complex Best / Complex
布袋寅泰と吉川晃司の2大ロックスターによる伝説のコラボバンドComplex。1998年に結成された時、ロックとシンセを融合したその斬新で未来的なサウンドには当時度肝を抜かれた。今回のランキングで唯一のベスト盤だが、Complexは結局3年程度の活動の中で2枚のアルバムだけをリリース、そしてどちらのアルバムも名盤であった為、今回両方からの選曲となっているベスト盤を選出した。BOOWY解散後の次の展開を狙う布袋と、アイドルから真のロックミュージシャンに脱皮しようとする野心的な二人の魂がぶつかって、奇跡的な化学反応が実現したバンドということで、音楽界での意義も大きい。



9) First Love / 宇多田ヒカル
言わずと知れた、宇多田ヒカルが15歳で鮮烈なデビューを飾ったファーストアルバムにして、日本で最も売り上げたアルバム(870万枚超)として金字塔を打ち立て(未だにこの記録は破られていないが、音楽配信の世界になり、この記録は今後破られることは無いのではないか)、その後の日本音楽界に多大な影響を与えた一枚。米国のR&Bのような歌唱で一躍注目された大ヒットシングル『Automatic』、そしてドラマの主題歌としても大ヒットした『First Love』、『Moving On Without You』を収録。



10) Request / 駐烽ワりや
先日もブログで取り上げた、僕の大好きな駐烽ワりやのアルバムで、1987年にリリースされた名盤。薬師丸ひろ子、中森明菜、中山美穂、河合奈保子など他のアーティストに楽曲提供したものをセルフカバーした内容で、セールス的にもミリオンセラーを記録した。どの曲も曲自体素晴らしいのだが、駐烽ワりやのボーカルで聴くとまた新たな世界観を味わうことが出来る。また今聴くと、改めてその楽曲の良さ、普遍的なクオリティーの高さを痛感してしまう名盤中の名盤である。



僕の選ぶ傑作洋楽アルバムトップ20

2019-04-29 15:33:00 | 音楽
前回に続き、今回は僕の選ぶ傑作洋楽アルバムの11位から20位をご紹介したい。どのアルバムも好きなので、なかなか順位が付け辛いのだが、11位から20位もトップ10と甲乙つけがたい名盤揃いだ。

11) Purple Rain / Prince & The Revolution
2年前に惜しまれつつこの世を去った不世出の天才、プリンスの誰もが知る最大ヒットアルバムにして、ロックアルバムの傑作。プリンス自身が主演した映画のサントラでもあるのだが、ロックアルバムとしての完成度には当時衝撃を受けた。プリンスのアルバムには傑作が多いが、このアルバムは特にロックの面が一番色濃く出ているアルバムとして、シングルヒット曲『When Doves Cry』、『Let’s Go Crazy』、『I Would Die 4U』、『Purple Rain』を世に送り出した。特にスーパーボウルハーフタイムショーでのパフォーマンスが印象に残る『Purple Rain』はバラードの名曲として後世に語り継がれる名曲だろう。



12) 1984 / Van Halen
僕が最も好きなハードロックバンド、Van Halen最大のヒットアルバム。Eddie Van Halenの痺れるような神業的ギター演奏に加え、このアルバムから初めてシンセを大胆に投入し、ハードロックファンのみならず、ャbプファンも一気に虜にした金字塔的なアルバムである。やはり耳に残る歴史的なシンセサウンドが斬新であった『Jump』、Eddieのギターテクをフルに堪能出来る『Hot for Teacher』、そしていかにもVan Halenらしい王道ロックの『Panama』を収録。赤ちゃんがたばこを指に挟んだジャケットのイラストもカッコ良くってインパクト大(今では倫理的に問題となるだろうが)。



13) Ocean Eyes / Owl City
青い海、青い空のジャケットと同じく、あまりにも爽やか過ぎるシンセサウンドが、あまりにも爽やか過ぎるボーカルと、あまりにも見事な融合を果たした画期的なアルバム。一言一言を丁寧に置きに行く歯切れの良過ぎる歌詞がOwl City独特の世界観を創り出している。特に、このアルバムに収録されている『Cave In』と『Umbrella Beach』のシンセのインスト部分が何とも心地良く響き、いつまでも耳に残る。ドライブミュージックとしても最適なアルバムだ。



14) Nothing Like the Sun / Sting
The Police解散後、ソロとなったStingのセカンドアルバムにして、僕が思うStingの最高傑作アルバム。ファーストソロアルバムの『The Dream of the Blue Turtles』では見事にジャズな曲風に方向転換を図って成功したが、このアルバムは更にそれを熟成させ、単なるジャズアルバムとも違う新たな高みに昇華させた点で傑作と言わざるを得ない。自身の体験をモチーフにしたヒットシングル『Englishman in New York』や、アコースティックギターの旋律があまりにも美しい『Fragile』が収録されているが、その他の曲も秀作揃いで、驚くべきレベルの高さだ。



15) Seven Sisters / Meja
スウェーデンの歌姫だが、日本でも大ブレイク。サンノゼに住んでいた1998年から2001年頃に良く聴いていたMejaのセカンドアルバム。ファーストアルバム『Meja』も傑作であり、どちらを選定しようか実に迷ったが、このセカンドアルバムはワインで有名なナパバレーへのドライブに良く行っていた頃良く聴いていたので印象深く、今でも思い出深いアルバムなのでこちらをセレクト。シングル曲『All’ bout the Money』を始めどの曲も名曲揃いなのだが、僕は特に『Lay Me Down』と『Caught up in the Middle』が大好きな曲。



16) Loopified / Dirty Loops
2014年にリリースされたこのアルバムも、初めて聴いた時に衝撃を受けた1枚。10位にランクしたKINDOにも通ずるのだが、特にヒットシングル『Hit Me』で披露したのは、恐ろしくクリアでャbプサウンドでありながら、複雑にメロディーやテンモェ変化して行く独特な曲風はなかなか真似が出来ない技で、高い演奏テクニックを要する。そんな楽曲と融合する、何ともクリアでパワフルなボーカルがまた見事な化学反応を見せる。アーティストの間でも高く評価されているバンドだ。その後セカンドアルバムがなかなかリリースされないが、今後の作品が期待される。



17) Love Music Angel Baby / Gwen Stefani
No DoubtのGwen Stefaniが2004年にリリースしたソロアルバム。最高にキュートでキャッチーなガールズャbプになっているが、どの曲も素晴らしい出来映え。特に『What You Waiting For』、『Hollaback Girl』、『Bubble Pop Electric』は秀逸なサウンド。アルバム全体に当時のファッションや流行を取り入れ、Gwenが好きだったHysteric Glamourなどの原宿ファッションを取り入れた『Harajuku Girls』など、後に世界的にもヒットした“きゃりーぱみゅぱみゅ”の世界観を先取りしていたようなアルバムとなっている点は見逃せない。



18) Infinity on High / Fallout Boy
これも初めて聴いた時に衝撃が走ったアルバム。まず聴いてみれば一発でその魅力にハマるだろうが、その何とも重いドラムと激しいギターから、ヘビメタか?と思ってしまうような曲としてスタートし、しかしそこに何ともャbプなメロディーが被さって行く曲風が極めて斬新で、今までには存在していなかった新しいサウンドと世界観を創り出している。またそサウンドを可能にしている演奏テクニックも実に素晴らしいものがある。お薦めはやはりシングルヒットとなった『Thriller』、『The Take is Over, The Break is Over』、『This Ain’t A Scene, It’s An Arms Race』の3曲は素晴らしい出来映えだが、その他の曲も捨て曲無く、見事の一言に尽きる。



19) Bad / Michael Jackson
1987年にリリースされ、大ヒットしたマイケルのサードアルバム。売上的には『Thriller』には及ばなかったものの、このアルバムからは『I Just Can’t Stop Loving You』、『Bad』、『The Way You Make Me Feel』、『Man in The Mirror』、『Dirty Diana』の5曲のNo.1ヒットを出すという、『Thriller』でも実現出来なかった偉業を達成したアルバムとして歴史に名を残した。R&B色が強かった『Thriller』に比べ、『Bad』はロック色が濃くなっており、ある意味、よりマイケルジャクソンのプライベートな趣向が強く反映された作品となった点でも貴重なアルバムだ。



20) Doo-Waps & Hooligans / Bruno Mars
2010年にリリースされた、Bruno Marsのファーストアルバム。このアルバムを聴いて、久しぶりにR&Bに新風が吹き込んだと感じた画期的な一枚。全曲驚きのハイクオリティーで、Brunoの何ともハスキーで迫力のある魅力的な声と、ャbプで活きの良い楽曲が見事に融合した作品。シングルヒットの『Just The Way You Are』、『Granade』が同年のシングル売り上げ一位、2位を独占したことでも話題となった。続くセカンドアルバム、『Unorthodox Jukebox』も見事な傑作だが、インパクトからこちらのファーストアルバムをまずは選出。



僕の選ぶ傑作洋楽アルバムトップ20!

2019-04-28 19:45:00 | 音楽
洋楽、邦楽問わず音楽鑑賞が趣味にて、これまで様々なジャンルのアルバムを聴いてきたし、今でも毎年多くの新たなアルバムを聴いているが、今回はこれまで聴いてきたアルバムの中で、僕が傑作だと思うアルバムを洋楽、邦楽それぞれ20作品を選んでみた。好きなアルバムが実に多いので20作品を選ぶのが難しいが、あくまでもアルバムとしての完成度が高いと思ったものを中心に順番を付けてみた。まずは今回洋楽のトップ10をご紹介したい。

1) Thriller / Michael Jackson
世界で最も売れたアルバム、収録曲殆どがヒットシングルという未曽有の傑作にして、間違いなくマイケルの最高傑作。個々のヒット曲も素晴らしいが、アルバム全体としても究極の完成度を誇る。ほぼリアルタイムで中学生の時にウォークマンで最も良く聴いていた洋楽アルバムにて特に思い出深いアルバムでもあるが、アルバムの中ではやはり『Human Nature』が僕のベストワン。このアルバムは僕の中では次元が違う、不動の一位だ。



2) Regatta de Blanc / The Police
大好きなバンドThe Policeのセカンドアルバムだが、個人的には『Synchronicity』よりも、こちらが一番好きで印象深い。アルバムタイトルにもなっているインスト曲『Regatta de Blanc』が特に秀逸で、スティングのカッコいいベースプレイも堪能出来る。全体的に荒削りなロックサウンドながら、これが今聴くと逆に新鮮で、しかもアルバム全体としての纏まり感は高い。このアルバムはリアルタイムでは聴いておらず、後に高校生の頃にNYで良く聴いていたので、思い出深い。



3) Tender Lover / Babyface
80年代後半は特にR&Bにハマっていたが、当時Bobby Brownなどに曲を提供して80年代を席巻プロデューサーのBabyfaceがついに満を持して自分のアルバムをリリースした記念すべきファーストアルバム。結局その後多くのR&Bを聴いてきたが、やっぱり僕の原点はこのアルバムに行き着く。『Tender Lover』、『My Kinda Girl』などのヒットシングルも素晴らしいが、バラード曲もどれも秀逸。アルバム全体に漂うロマンチックな雰囲気が最高の一枚。



4) The Joshua Tree / U2
U2最大のヒットアルバムであり、80年代を代表する名盤の1枚と言えよう。後に日本でもドラマ『眠れぬ森』の主題歌として大ヒットした『With or Without You』があまりにも有名だが、僕は『Where The Streets Have No Name』がこのアルバムでは一番好きな曲。アルバム全体に漂う哀愁が何とも味わい深い一枚だ。エッジのギターサウンドは健在ながら、それまでの荒々しいロックから転じて、このアルバムはブルースのような新たな落ち着きをもった作品としてU2新時代の幕開けとなった。



5) London, Warsaw, New York / Basia
大学生の時にハマって車で頻繁に聴いていたBasiaのセカンドアルバム。Basiaの圧涛Iな歌唱力の中にも透明感が漂う見事なボーカルと、巧みで、メロディアスで、アダルトな雰囲気の楽曲が見事に調和し、このオシャレな雰囲気に当時すっかりのめり込んだものだ。アルバムは秀作揃いだが、特にテンモェ軽快なタイトル曲『London, Warsaw, New York』の出来映えが秀逸。



6) Provision / Scritti Politti
一般的には『Perfect Way』という曲のヒットで、”80年代の一発屋”的に捉えられているScritti Polittiだが、このセカンドアルバムは僕が最も好きなシンセ・エレクトロポップのお手本のようなアルバムで、今でも良く聴いている一枚。完璧なまでの打ち込みサウンドが何とも心地良く、そんな中にも何故か無機質になり過ぎず、不思議な温かみがあるのは癖のある独特なボーカルのせいだろうか。全く飽きのこないシンセサウンドだ。シングルヒットとなった『Best Thing Ever』が収録されているが、僕は『All That We Are』が一番好きである。



7) Rio / Duran Duran
80’s音楽の中でマイケルの次に僕が大好きなDuran Duranの傑作セカンドアルバム。アルバムタイトルでもある大ヒットシングル『Rio』、大ヒットシングル『Hungry Like the Wolf』、秀逸バラードの『Save a Prayer』などが収録され、洗練された若きDuran Duranのエネルギッシュなサウンドが炸裂。当時人気が高かったイラストレーターのPatrick Nagelによるジャケットも当時大きな話題となった。



8) Kick / INXS
オーストラリア出身のバンド、INXSの最大ヒットアルバム。キレのあるマイケル・ハッチェンスのボーカルとエッジ効いたパンクギターサウンドは当時とても斬新であり、カリスマ的な人気を得た。ヒットシングル『Need You Tonight』、『Devil Inside』、『New Sensation』などを収録し、アルバム全体としての纏まりも素晴らしい。ロンドン出張時はいつも聴いているアルバムの一枚で今聴いても全く古さを感じさせない。



9) Dua Lipa / Dua Lipa
比較的新しいアルバムながら、すっかり惚れ込んでしまい、トップ10にエントリー。2017年から一気にスターダムにのし上がったイギリスの新世代歌姫による鮮烈なデビューアルバム。PVを見てすっかり虜になってしまったヒットシングルの『New Rules』に加え、僕の大好きな『Blow Your Mind』も収録され、アルバム全体の完成度が実に高い。Dua Lipaの見事な低音セクシーボーカルが堪能出来る一枚。



10) Happy However After / KINDO
これも最近のアルバムながら、あまりの傑作にてトップ10にエントリー。昨年初めて聴いたが、久しぶりに衝撃を受けたアルバム。その何とも美しくキレがありながら透明感のあるボーカル、そして哀愁が漂うメロディーが唯一無二で、何とも美しい。特にシングルの『Human Convention』は転調とテンャ`ェンジを頻繁に繰り返しながらも全体の調和が取れている実に複雑な楽曲ながら、聴いていて心地良くなる傑作。『Return to Me』も何とも言えない、遠い記憶を呼び覚ますかのような哀愁感が素晴らしいとしか言いようがない。



我が家の近くに”古墳あり”?

2019-04-23 19:54:00 | 好きな場所
我が家から車で10分くらいの横浜市青葉区鉄町という町に、稲荷前古墳群という古墳がある。桐蔭学園にも近く、実家にも近い。最寄駅としては東急田園都市線市が尾駅になる。



前にもきなこの散歩で訪れたことがあるが、久しぶりにまた登ってみた。僕は城マニアではあるが、古墳に詳しいわけではないものの、遺跡も含めた日本史系のネタには基本的に興味があるのだ。



古墳は小高い丘の上にある為、駐車場がある入り口から舗装された小道を登って行く。頂上まで5分程度で、あまり険しくもないので簡単に登れる丘なのだが、途中には、そんなに必要か?というくらいたくさんのベンチが設営されている(笑)。




頂上に出現するのは、こんもりした小粒な前方後円墳。どうやら、4世紀から5世紀の古墳時代に、大和政権とも繋がりを持っていた首長や、その一族のお墓らしい。1967年に住宅造成中に発見され、付近に10基の古墳が見つかったのだ。郊外型新興住宅地としてすっかり定着しているこの青葉区の土地にも、古い歴史があることが伺えて、なかなか興味深い。







こんもりした古墳の頂上からの眺めは抜群で、鶴見川方面が見渡せる。




稲荷前古墳群を後にし、ここから車で2-3分のところにある、市が尾横穴古墳群にも行ってみることに。こちらの存在も知ってはいたのだが、訪れたことは無かったので今回初訪問。市が尾横穴古墳群は、現在市が尾遺跡公園として整備されていて、ちょうど市が尾小学校のすぐ隣にある。





きなこと一緒に散歩してみたが、A群、B群に分かれて、小粒ながら意外にも見事な横穴式の古墳がたくさん残っていたのには驚いた。






稲荷前古墳群も、この市が尾横穴古墳群も、共に規模はそんなに大きくないのだが、こんなに近くにあるとは、地元の子供たちの歴史の勉強にはもってこいの教材だろう。たまには週末にこう言う場所に立ち寄ってみるのも悪くないものである。


芦川いづみ、デビュー65周年記念! (その3)

2019-04-18 18:40:00 | 芦川いづみ
芦川いづみ主演作品の中でも一番好きなのが『あした晴れるか』と言う1960年公開の映画だ。こちらは以前神保町シアターで観た時にブログでも取り上げた。今回の記念上映企画でもラインアップに入っているのだが、芦川いづみファンの間でもかなり人気が高い作品なのだ。




ストーリーだが、カメラマン・耕平(石原裕次郎)は、"東京"をテーマに仕事を依頼され、勝気な宣伝部員・みはる(芦川いづみ)と行動する事に…。黒縁眼鏡の芦川のコメディエンヌぶりが最高にキュートな、痛快ラブコメディ。芦川いづみの弾けた演技と、美しきメガネ姿はマニアにはたまらない魅力だ。





前回も書いたが、この映画も高度経済成長期の東京が描かれ、銀座のクラブや秋葉原の青果市場など、エネルギーに満ち溢れた東京の姿が残された貴重な文化遺産とも言える映画だ。



この映画があまりにも好きなので、先日ついにDVDを購入してしまったが、実はこの映画のDVDは出回っている数が少なく、かなり貴重な作品で、僕も足鰍ッ2年をかけてなんとか入手したので、苦労した分、また一際特別な芦川いづみ作品となった。この作品も石原裕次郎との共演だが、テンモフ良いやり取りや、全体的にオシャレな感覚や映像表現が見事に結実した傑作である。



また嬉しいことに、今年は65周年を記念した企画として、芦川いづみ主演作品10タイトルが、初めてDVD化されることになり、4月、5月にそれぞれ5タイトルずつリリースされることになった。



この中で、吉永小百合と姉妹役で共演した『真白き富士の嶺』と、『いのちの朝』と言う2作品を購入した。これでしばらくは芦川いづみワールドに浸れるだろう。とても楽しみである。



それにしても、イズミストとしてはなんとも感動的な65周年記念イヤーである。他にもまたイベントなどが開催されることを期待したい。