goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

ドルチェ&ガッバーナ・ブルガリ・アルマーニ、ミラノ風!

2008-02-22 22:54:51 | ファッション
5年ぶりに訪れたミラノは、2日間の短期滞在ながら素晴らしく充実していた。アルマーニ好きの僕としては、ミラノはたまらない街ながら、これまで出張もそう多く無かったので、なかなか満喫出来ていない街である。ミラノは息を呑む美しさの大聖堂Duomoや、1865年から12年かけて造られたガラスと鉄の美しいアーケード、ガッレリアなどを街の中心に、実にコンパクトながらも文化遺産がいっぱいの美しい都市。Duomo近くのブランドストリート、モンテナャ激Iーネ通りは、LAのロデオトドライブ、NYの5番街、UKのBond Streetにも並ぶ一流ブランドの店が軒を連ねる有名な通りで、いつも多くの日本人観光客で溢れている。今回は2日間の平日のみの滞在であった為、殆ど観光や買い物などの自由時間も無かったが、5年前には行ったことが無い人気スャbトを幾つか訪れたので紹介したい。


D&G Gold
ドルチェ&ガッバーナがプロデュースするミラノの新名所、レストランGoldを訪れた。ドルチェらしく、店内はゴールドがかった照明、黄金に輝く階段などかなりゴージャスでモダンなインテリアは大人の雰囲気満載。食事の方もなかなか美味であった。

Gold
Via Carlo Poerio 2/A, Milan
02-7577771
www.dolcegabbanagold.it

The Bvlgari Hotel
2005年にオープンしたミラノで最も豪華なホテルであるBvlgari Hotelを視察。普通の部屋でも一泊800-1000ユーロもする高級ホテルだが、ホテルのロビーやカフェなどはモダンでシンプル。ホテルの外観もモダンミニマリズムデザイン。さすがブルガリだけあって、品格と風格がある。今週はちょうどミラノ市内で日本でもブルガリのレストランやブルガリのチョコレートなどが話題だが、ミラノはまさにブルガリの本丸である。現在、ミラノではFashionweekを開催中で、世界中からファッション業界の人間やモデルなどが集まっている。ブルガリホテルのロビーには、如何にもそれらしい美しい人たちと、ファッション業界のちょい悪オヤジたちをたくさん見かけた。

The Bvlgari Hotel
Via Privata Fratelli Gabba 7/b, Milan
+39 02 805 805 1
www.bvlgarihotel.com

Armani@Marpensa Airport
5年前に訪れた際は、モンテナャ激Iーネ通りの西入り口にあるArmani Via Manzoni 31ビルも立ち寄ったが、ここはArmaniブランドのArmani Jeans, Emporio Armani, Giorgio Armani, Armani Café, Armani Casa (家具)などが同居するArmaniブランドの総本山だ(最近日本も、銀座に出来たArmaniビルも話題だが)。アメリカでも有名な日本食店、Nobuも同じビルに同居する。

今回Armaniビルには時間が無く行けなかったが、帰国の際に訪れたミラノのマルペンサ国際空港はさすがArmaniのお膝元。空港にはArmani Jeans, Emporio Armani, Giorgio Armaniそれぞれの大きな広告パネルが存在感を放っていた。また、空港ゲート付近にはEmporio Armaniの免税店も有り、元々全く買い物する予定が無かったが、ついつい立ち寄ってしまった。やはり、ミラノは「Armani帝国」であることを、改めて痛感!


モナコに憧れて~グレース・ケリーとアイルトン・セナ

2008-02-17 10:02:45 | トラベル
現在、成田空港のJALラウンジにいるが、今日はこれから欧州出張に出発する。ヨーロッパに行くのは実に久しぶりだが、恐らく前回訪れたのは2003年の頃ではないかと思う。よって、5年ぶりという感じだろうか。2003年頃は仕事で欧州も担当地域だったこともあって割りと行く機会もあった。訪れていた国として多かったのは、ドイツ、英国、フランス、スイス、イタリアの5カ国だったが、この5カ国がITの領域で先進国であるということもあったが、各国にお客がいた為でもある。

今回の出張は、イタリアに本社を置く事業パートナーが開催する大ミーティングに出席する為、まずは開催地である南フランスのマルセイユ、そしてその後事業パートナーの本社があるミラノを訪問予定だ。ミラノは過去2回ほど訪れているが、ファッションとイタリアンデザインが大好きな僕としては、いつも訪問が楽しみな都市であることは間違いない。今回の訪問結果はまた追って報告することとしたい。

南フランスに関してだが、実は思い出深いエピソードがある。入社1年目の終わり頃であった1993年、初めての海外出張が欧州だったが、その時ドイツでの展示会に参加し、その後南フランスのニースにある客先を訪問した。そしてミーティング後に時間の余裕があったので、現地駐在員のメンバー2名とレンタカーを借りてモナコまで南フランスの海岸線をドライブしたのが今でも鮮明に覚えている。だから、南フランス、そしてモナコは僕に取って会社人生の中でも思い出深い場所なのである。

この出張が思い出深い理由はもう一つ決定的な要因があった。モナコは僕の永遠の憧れで、最も好きな理想の女性・女優である、あのグレース・ケリーが王妃として嫁いだ国である。グレース・ケリーは人気の絶頂であった1956年に、モナコのレーニエ3世に見初められ、王妃となった。憧れのグレース・ケリーを求めていずれはモナコを訪問したいと大学生の頃夢を抱いていたが、大学卒業約1年で、こんなにも早くモナコ訪問が実現(しかも出張で!)してしまったことは、今考えても本当にラッキーであった。

ちなみに、モナコは人口約30,000人で、世界で2番目に小さい国だが、所得税が無いので、世界から多くのセレブ、スメ[ツ選手、著名人が移住している。日本人では、元F1レーサーの鈴木亜久里と佐藤琢磨、デューク式ウォーキングで有名なデューク更家、中田英寿などが現在も住んでいる。妻や友人に、”モナコは日本の「熱海」に似てるよね”と良く言ってモナコに対して失礼だと怒られることが多いが、海岸線の起伏の感じや、狭い斜面に多くのホテルやビルが集中して立ち並ぶ様子はかなり雰囲気としては近いイメージである。

グレース・ケリーは1954年に「喝采」でアカデミー主演女優賞を受賞し、その後僕の最も好きな映画監督、アルフレッド・ヒッチコックが彼女に惚れ込み、「ダイアルMを廻せ」、「裏窓」、「泥棒成金」などで主演し、一躍人気女優として開花した。特に僕の好きな映画「裏窓」での彼女の気品と美しさはまさに「別格」である。情熱的なマリリン・モンローに対して、「クールビューティー」と言われたグレースだが、彼女はその美しさの中にも気品と知性が有り、そしてどこか可愛らしい、性格の良さみたいなものが滲み出ている部分が有り、笑顔などは日本で言えば安田成美の独特な笑顔にも通ずるものがある(ちなみに、僕は安田成美の大ファンでもある)。

1954年に南フランスを舞台に撮影したヒッチコック映画、「泥棒成金」がきっかけでモナコのレーニエ公との面識が出来、カンヌ映画祭などでも交流を重ねた結果、「シンデレラストーリー、世紀の結婚」として世界が注目する中、1956年にモナコ王妃となった。王妃になってからも、ヒッチコックが再三映画主演のラブコールを送ったが、その後決して映画に主演することは無かった。グレースは1982年、モナコでドライブ中に心臓発作を起こし、52歳の若さで交通事故によりこの世を去った。

モナコと言って、グレース・ケリー以外に思い出すのは、やはりF1の「モナコグランプリ」だ。僕は昔アイルトン・セナの大ファンであったが、セナと言えばやはり思い出されるのがモナコグランプリである。彼は1987年にモナコで初優勝し、その後1988年はアラン・プロストに優勝を譲るものの、続く1989年から1993年まで5年連続で制覇。過去6回モナコを制しているのはセナだけであり、彼こそが真の「モナコマイスター」なのである。この頃セナの人気・実力共に絶頂であった頃だが、モナコは市街地コースで幅が狭い為、追い抜きは不可能に近い。よって予選でメ[ルャWションを取ったドライバーがそのままPoll to Winで逃げ切ることが極めて多い。その意味で、この難しいコースで常に高タイムを叩き出していたセナはまさに「音速の貴公子」であり、その速さは「神がかり」であった。彼の通算65回のメ[ルャWションは、2006年にシューマッハに破られるまでは最多記録であったのもさすがである。セナは、1994年イタリアのサンマリノグランプリでレース中に交通事故死してしまったことが実に悔やまれる。弱冠34歳であった。


それにしても、天才と名が付くような人物は本当に若くしてこの世を去っている。僕の魂の師匠であるブルース・リーも32歳でこの世を去ったが、セナも34歳の若さでこの世を去っている。若くしてこの世を去ることで、綺麗なまま、絶頂のままのイメージが鮮烈に我々の記憶に残り、そして伝説となるのであろう。

今回の欧州出張ではモナコには行けないが、グレース・ケリーとセナへの思いにふけりたい。またいつの日か家族と旅行で、再びモナコを訪れたいと思う。



東野圭吾の新作「ダイイング・アイ」の浮ウ

2008-02-16 09:27:19 | 小説・エッセイ
ちょっと前に東野圭吾の新作、「ダイイング・アイ」を購入した。これは1998-1999年頃に「小説宝石」に連載されていたものらしいが、最近単行本になって発売された。単行本としては最新作である。東野圭吾の作品は以前から好きで良く読んでいるが、どの作品にも共通して描かれる独特の暗い世界観が凄く印象的である。今回の作品は、まず新刊として本屋に並んだ時、帯に書かれたキャッチコピーに惹かれてしまった。

ダイイング・アイ「今度の東野圭吾は、悪いぞ。」

帯の裏を読むと、更に下記のように書かれてあった。
「許さない、恨み抜いてやる、たとえ肉体が滅びても-
俺をみつめるマネキンの眼。そいつは、確かに生きていた。」

これを読んだだけで、すっかり引き込まれてしまい、速攻で購入した。今回のストーリーだが、記憶を一部喪失したバーテン雨村慎介は、自分が車で交通事故を起こし、ある女性を死なせてしまった過去を知らされる。なぜ、そんな重要なことを忘れてしまったのか納得がいかず、事故の状況を調べ始める慎介だが、以前の自分が何を考えて行動していたのか思い出せない。同棲していた女性、成美も突然謎の失踪、しかも関係者が徐々に怪しい動きを見せ始める。その上謎のエロティックな女性、瑠璃子も登場。交通事故にまつわる謎はどんどん深まるばかり。。。

「ダイイング・アイ」というタイトル通り、この作品は「目」が大きなテーマとなっている。それも「浮「目」だ。冒頭の「プロローグ」から相当引き込まれるが、東野圭吾としてはやや異例とも思える、相当エロティックな性描写やオカルト的な要素もあり、その後もどんどん謎が深まり、そして一気に衝撃的なクライマックスへと進んでいく。読者はグイグイとストーリーに引き込まれていくのだ。そして、気が付くといつの間にか主人公の雨村慎介に感情移入していた。果たしてこの作品が映画化されるのかわからないが、もしされるとすると、妖艶な謎の女性、瑠璃子は例えば誰が演じるのかにぜひ注目したい。

この作品にはマネキンの話が登場するが、昔大学時代に大学の友人たちとマネキンをテーマにしたショートフィルムを撮影したことを思い出してしまった。「Once in a Blue Moon」(極稀にある出来事という意味)という作品であったが、マネキンが繰り広げる恐浮`いたサスペンスホラーだった。当時美容室で働いていた友人から、カットモデルとして使用するマネキンの頭部を2体購入して撮影に臨んだが、これがかなり不気味だった。マネキンという人工物ながら、人間の顔に極めて近く、時折命が宿ったかのような表情を見せるところに、その不気味さがあるのだ。

前作の「夜明けの街で」もなかなか面白い作品であった。不倫というテーマにかなり焦点を当てているという点で、東野圭吾としてはやや毛色の異なるユニークな作品であったが、彼特有の暗さと殺人事件を扱っている部分は健在であった。

来月には早くも新刊の発売が予定されている東野圭吾。今度はどんな作品を届けてくれるのか、実に楽しみである。




娘もはまる、木村カエラの魅力

2008-02-11 21:07:08 | 音楽
昨年の2月にニューヨークの旭屋書店で購入した木村カエラのサードアルバム「Scratch」はかなり素晴らしいアルバムで、昨年購入した全アルバムの中でも年間トップ5に入るほど気に入っている作品だ。購入してからは暫く車の中で頻繁に聴いていた。3歳の娘もすっかりはまっていた時期があって、このアルバムの1曲目「L.drunk」は、「愛してるかも~♪」と流れる歌詞がとってもキャッチーで娘もすっかり耳に残ってしまったらしく、今でも時々車でかけてくれとリクエストする。アルバム「Scratch」には他にもシングル「Snowdome」、「Tree Climbers」、「Magic Music」などヒット曲も満載だが、アルバム全体として他にも「Swinging London」や「ワニと小鳥」、「きりんタン」など、可愛い曲が満載なのだ。彼女の3枚のアルバムの中では間違いなく最高の出来栄えである。

今を思えば、木村カエラの曲に初めて触れたのは、彼女のセカンドシングル「Happiness!」だった。そして2005年に発売されたサードシングルでVodafone (現Softbank)の携帯CMでも使用され大ヒットしたシングル「リルラリルハ」を聴いて彼女のファーストアルバム「KAELA」も購入してしまったのだ。このアルバムに収録されているファーストシングル「Level 42」は昔好きだった白井貴子のような曲が印象的だった。

木村カエラは、父がイギリス人、母が日本人でいわゆるハーフなのだが、あのはじけるような明るさ・元気さと、その絶妙なルックスも実に魅力的だ。デビュー当時のルックスや髪形が特に好きだったが、最近は割とショートヘアであることが多い。元々は雑誌「セブンティーン」の専属モデルなどを経て、tvkの番組「saku saku」で大ブレイク。ファーストシングルの「Level 42」の由来は、「saku saku」が放映されていたtvkが42チャンネルだったことにちなんだもの。2006年にテレビで放映された上戸彩主演のドラマ「アテンションプリーズ」の主題歌「Oh! Pretty Woman」もあの名曲を彼女なりに編曲されていて、なかなか印象的であった。

そして、今ちょうど彼女の11曲目のシングル、「Jasper」がヒット中。これは今公開中の映画『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』の日本語吹き替え版主題歌になっていて、CMなどでも頻繁に流れているので耳にした人も多いだろう。彼女らしい軽快なナンバーとして現在大ヒット中。こちらも娘に大ウケで、CMで流れる度に、「愛しるかも~♪の歌の人だあ~」と騒いでいるのだ。


Lenny Kravitz、4年ぶり待望の新作!

2008-02-10 21:30:17 | 音楽
レニー・クラビッツのニューアルバム、「It’s Time for a Love Revolution」を発売した。前作の「Baptism」から実に4年ぶりの新作だが、相変わらず期待を裏切らないなかなかの傑作である。レニーのアルバムはこれまでも結構聴いていて、あの彼の独特なサウンドはかなり好き、アルバムが出るたびに毎回はまっていたものだ。歌詞もメロディーも極めてシンプルだが、そのストレートなメッセージと荒削りなサウンドが凄くオリジナリティーとインパクトに富んでいる。そして今回のニューアルバムでも相変わらず健在である。


今回のアルバムは日本映画の「Death Note」からスピンオフした映画「L Change the World」の主題歌ともなっているシングル、「I’ll be Waiting」を収録。また、1曲目のアルバムタイトル曲「Love Revolution」、2曲目の「Bring it On」、4曲目の「Love Love Love」などは、如何にもレニーらしい、シンプルなロックナンバーとなっていて嬉しい。ちなみに、彼らしいギターサウンドがカッコいいこの「Love Love Love」だが、歌詞は下記のような感じである。

Don't need no television
Don't need no movie stars
Don't need custom private planes
Don't need no politicians
Don't need no stocks and bonds
Don't need no cars or boats or trains
Don't need no diamond jewelry
Don't need no rare cigars
Don't need no magnums of champagne
Don't need no penthouse mansion
Don't need no Paris fashion
Don't need no shiny golden chain

There ain't nothing you can give me I'm already there
I got love
I got love love
I got love love love

驚くほど単純な歌詞で、日本人でも簡単に書けてしまうような内容だが、これがレニーのギターサウンドに乗ると、最高にカッコいい曲にたちまち仕上がってしまうから面白い。レニーはそのルックスも相当インパクトがある。ある意味、視覚的にPrinceにもやや通ずるような灰汁の強さが特徴的でもあるが、これまでのアルバムジャケット写真を見てもわかると思う。最近では比較的におとなしくなっているように思うが。

写真上段左より、「It’s time for a Love Revolution」、「Baptism」、「Lenny」、「Greatest Hits」、下段が「5」、「Circus」、「Are you gonna go my way」、「Mama Said」。

前作の「Baptism」はなかなか素晴らしい曲が満載だった。血のように真っ赤な液体の中に裸でギターを抱えているというインパクトのあるアルバムジャケットに収録された曲はどれも粒揃いだ。「Minister of Rock and Roll」、「I don’t want to be a star」、「Lady」、「California」など前半の曲はどれも痛快なロックンロールで最高な仕上がりだ。「Lady」は特に印象に残っている曲である。

これから初めてレニーを聴く人には、やはり2000年に発売されたベストアルバムの「Greatest Hits」がお勧めである。これには日産のCMにも使用され日本でも大ヒットした「Fly Away」や、彼最大のシングルヒット曲にもなっている「It ain’t over till it’s over」、如何にもアメリカらしい「American Woman」、そして個人的に最も好きなシングルである「Are you Gonna go my way」を収録。素晴らしいラインアップになっており、レニーのロックンロール魂満載の内容になっているのだ。