blue deco design lab

ありがとう、イチロー!!

3月21日(木)、ついにイチローがバットを置いた。
信じたくはなかったが、ついに現役引退を発表したのだった。



イチローは、日本で迎えるメジャー開幕戦に出場する為、ちょうど先週3/15 (金)の夕方にシアトルから来日し、羽田空港に降り立ったが、奇しくもちょうど同じ時間帯に僕もロンドンから羽田に帰国。空港の到着ロビーは凄い取材陣の数だったが、みんなイチローの来日を待つ人出だったのだ。



その時はまだ知る由も無かったが、この時既にイチローは引退を決めていたのだ。そしてその上で、故郷であり、自分の野球人生の原点でもある日本の地に降り立ち、その野球人生に幕を下ろす覚悟を決めていたのかと思うと、胸が熱くなってしまう。




イチローと言えば、1992年にオリックスに入団し、以降9年の日本プロ野球生活の中で7年連続首位打者、1994年の年間210安打(歴代3位の記録)、5年連続最多安打を記録するなど数々の輝かしい記録を打ち立てた。しかし、もはや米国での野球人生の方が長く、また記録もその後のメジャーでの記録も2004年に年間最多安打の262安打を記録し(10年以上も経った今でもこの記録は破られていない)、そしてこちらも前人未到の10年連続200本安打以上を達成等、驚異的な功績を上げた。本当に世界に誇る日本の至宝、そして究極の野球選手だろう。




イチローは1992年にオリックスに入団して以来、なんと27年間もの間、現役で野球を続けてきた。しかもアメリカの大リーグで19年もである!僕も1992年に社会人となり、今年で社会人27年目。ちょうどイチローが野球人として過ごしてきたのと同じ時間を今の会社で過ごしてきたが、シアトルマリナーズにやってきた2001年はちょうど僕もアメリカに住んでいたということもあり、イチローには勝手に特別な縁を感じていた。イチローの試合をオークランドアスレチックスの球場に見にいったのが、今でも懐かしい思い出だ。そんな、イチローと同じ時代を過ごしてきた僕にとって、彼の引退を特別な思いで見てしまい、感無量であった。



イチローは19年もの大リーグキャリアで、シアトルマリナーズ、NYヤンキーズ、マイアミマーリンズを経て、2018年から古巣マリナーズに復帰したものの、結局会長付特別補佐という役割となるスペシャルアシスタントアドバイザーに就任し、昨シーズンはゲームに出ない契約となってしまっていた。しかし、今年のマリナーズの開幕戦は、なんとアスレチックスと日本の東京ドームで行うことが昨年から決まっており、その意味で久々にイチローの選手としての復帰を、この日本で見られるかもしれないと、ファンの誰もが来日を待ち望んでいた試合だった。しかし、そんな久々にイチローの雄姿が見られる試合が、イチローのファイナルゲームとなってしまうとは。。。でもこれは昨年から実は決まっていたことだったのだ。



しかし、ある意味このような最後の舞台を日本のファンの前でお膳立てし、2試合もスタメン出場させてくれたマリナーズの何とも粋な計らいは感動的であった。マリナーズのイチロー愛、そしてイチローのマリナーズ愛という相思相愛な関係が、このような最高のラストステージを創り上げたのだった。




イチローほどの天性の才能を持った野球人は、もう二度と登場しないであろう。そんなイチローと同じ時代に生きることが出来たことは、自分の人生にとって、本当に大きな“ギフト”となった。イチローの国民栄誉賞が検討されるらしい。王、長島、松井が受賞していることを考えれば、イチローの功績から見れば当然のことであろう。




イチローの愛犬である柴犬の一?いっきゅう)はかなりの高齢らしいが、ご主人さまの引退を最後まで見届けることが出来いたのは本当に良かった。引退後は、一汲ニの最後の時間をゆっくり楽しんでほしい。本当に長い間、お疲れ様でした!!


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「スポーツ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事