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僕の大好きなドラマ傑作選~『マイボス・マイヒーロー』!

このシリーズも、既に『1リットルの涙』と『パーフェクト・ラブ!』を紹介したが、今回は第三弾として『マイボス・マイヒーロー』を紹介したい。



これは2006年の夏クール(7-9月)に、日本テレビの土曜日21時から放送された学園コメディーなのだが、当時は“月9”ならぬ土9”として人気を博していたドラマ枠。そしてこのドラマは、僕の大好きなドラマの中でも特に印象に残っているドラマでもあり、思わず先日久しぶりにDVDをレンタルして全話を一気に見てしまった。



物語は、関東鋭牙会というヤクザの若頭である榊真喜男(さかき まきお)が、あまりにもバカなので組長であるオヤジが真喜男を高校に入学させ、組を継がせる条件として高校を無事卒業することというミッションを科される。しかし、28歳にもなるヤクザの若頭が、その素性と年齢を偽り、アグネス高校に入学してしまうことで巻き起こる爆笑学園コメディーなのだ。



このドラマは最高なのだが、好きなャCントが幾つもあるのだが、まずは主演長瀬智也のおバカ演技の素晴らしさ!(笑)。こういうおバカな役をやらせたら、長瀬の右に出るものはいないのだ。彼の変顔がまた最高に面白い。まさにこのドラマは長瀬のハマり役で、この成功から、後に彼をイメージして制作された土9ドラマ『泣くな、はらちゃん』でも主役に抜擢されたと言える。




そしてこのドラマ、なんとあのガッキーこと新垣結衣がブレイクするきっかけとなったのがこのドラマなのだ。真喜男が好きになるクラスメイトの女子学生を演じているが、まだ初々しくて可愛いガッキーが満喫出来る、素晴らしいドラマなのだ。



そして、ガッキー以外にもまだ当時は無名なホラン千秋、仲里依紗、そしてまだ初々しいNEWSの手越祐也が、クラスメイトで長瀬の友達となる桜小路順(長瀬は、“桜なんとか“といつも呼ぶ)も良い味を出している。そして真喜男の舎弟に、券\界から消えたKAT-TUNの田中聖も出ている。その後も女優としてドラマで活躍する村川絵梨もクラスメイトの女子を演じており、これがなかなか可愛いのだ。







また、担任教師の南先生を演じるのが香椎由宇。普段はメガネをかけ、無表情でクールな役どころなので、真喜男からは“鉄仮面”と呼ばれているが、このドラマの香椎由宇はピークとも言える美貌と、ユーモラスな演技にチャレンジしていることでとても良い味が引き出されている。オダギリジョーと結婚してからはドラマ出演がすっかり無くなってきたが、また彼女をドラマで見たいものである。



他にも真樹男の父で組長の役には市村正規、真樹男の舎弟でお目付け役の黒井を演じた、今は亡き大杉連。そしてアグネス学園の校長で、鉄仮面の父に岩城滉一など、ベテラン俳優なども脇を固めており、ドラマ全体が引き締まっている。



学食で毎日お昼に数限定で発売されるアグネスプリンの争奪戦などの描写がとても劇的で最高に面白い。また、ヤクザであることがバレそうになるシーンや、真喜男の妄想シーンなど爆笑してしまうシチュエーションが満載で楽しいのだが、このドラマは学園コメディーでありながら、とても感動的で泣けるようなシーンも満載で、特に最終回に近い11話のヤクザの抗争の中で、敵のヤクザがアグネス学園に殴り込みをかけてきた際、真喜男が素性をばらし、卒業を犠牲にしてまでもアグネスのクラスメイトを守ろうと戦うシーンは感動的であった。面白いコメディーの中に、真喜男とガッキー演じる梅村ひかりとの胸キュンシーンも上手く散りばめられており、とても良く出来た構成のドラマであった。




ドラマの脚本は大森美香。あのNHK朝の連ドラ、『あさが来た』の脚本を担当した有名脚本家だが、さすがに脚本がしっかりしている。そして主題歌は、TOKIOが歌う中島みゆき作詞・作曲の『宙船』。このドラマにより、主題歌も当時大ヒットした。



『マイボス・マイヒーロー』はすっかり僕の大好きなの一つとして心に刻まれたが、今回久しぶりに見て、やはりこのドラマの面白さを再認識した。僕の中では学園コメディーとしては忘れられない思い出のドラマとなった。今度DVDボックスを購入しようかと思っている。
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