『ひみつのアッコちゃん』を観に行った。
僕の世代には懐かしい、“テクマクマヤコン”で有名な、
あの赤塚不二夫の名作少女漫画・アニメだが、
綾瀬はるか主演で初の実写化ということで
とても気になっていた。
一方、期待を裏切られる可能性もあるなという不安が
脳裏をかすめつつも、娘が興味を持っていたので、
とりあえず観てみようかという軽い思いでシネコンに向かった。
しかし、意外にもこの映画、なかなかの秀作に仕上がっていた!
10歳の小学5年生の加賀美あつ子が、
魔法のコンパクトによって22歳の大学生になって、
大人の世界でバイトし、そしてバイト先の早瀬尚人に
恋に落ちてしまうというオリジナルな物語設定は
なかなか良く出来ている。この設定によって、
体は22歳でも中身は10歳の小学生
という状況がとてもコミカルで面白い。
全体的に無駄無く、とてもテン?ヌく描かれており、
観るものを飽きさせない。
この映画は、大人も子供も純粋に楽しめる内容だろう。
アッコちゃんが社会人の中で活躍する姿を観て、
大人は、みんな忘れかけていた、小学生の頃に学んだ筈の
大切なことを再認識させられたり、逆に子供が観れば、
大人の世界を少し垣間みれたり、少し背伸びした気分で、
恋するアッコちゃんに感情移入したりという楽しさに
溢れている。
天然ボケで結構面白い綾瀬はるかは、
天真爛漫なアッコちゃん役がまさにハマリ役だ。
華麗なるファッションとキュートなコスプレを
披露してくれるのも見所の一つだ。
また、『プリンセストヨトミ』でも共演した岡田将生も
早瀬尚人役を爽やかに演じており、かなりの好感触。
そして、10歳のアッコちゃんを演じるのは吉田里琴ちゃん。
多くのドラマなどで子役として登場しており、
大人顔負けの演技を見せているが、
今回も見事なアッコちゃんを演じている。
可愛いだけでは無く、演技もなかなか素晴らしく、
今後が増々楽しみである。
そして、アッコちゃんを固める俳優陣もかなり個性派揃いだ。
アッコちゃんがバイトする化粧品メーカーの
AKATSUKA社(これはもちろん赤塚不二夫へのオマージュ)の
幹部に谷原章介、尚人役の岡田将生の同僚役に吹石一恵、
元社長に大杉漣、守衛さんに塚地武雅、筆頭株主にもたいまさこ、
そしてAKATSUKAを乗っ取ろうと企む鬼頭役に鹿賀丈史、
そして鏡の精は香川照之が演じている。
この映画は、とてもキラキラしたャbプな魅力に溢れており、
エンターテインメント性が高い。
意外にも、ありそうで無かったタイプの映画では
無いかと思う。娘のいる親は、親子で観に行くのを
ぜひオススメしたい。きっとお互いに新たな発見が
あるのでは無いかと思う。
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