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英米のコントラスト、映画『ファミリーゲーム』

最近、僕の好きな映画である『フェイス/オフ』
について取り上げたが、今日はまた
僕の好きな映画を紹介したい。



僕はイギリスとアメリカが対比されるように
描かれた映画が大好きだが、
そもそもこのコントラストに
取り憑かれるきっかけとなったのが、
1998年に公開された映画『ファミリーゲーム』だ。
監督はナンシー・メイヤーズ。後に再び
イギリスとアメリカの対比を見事に描き、
これまた僕の大好きな映画である『ホリデイ(The Holiday)』
も監督した人気女流監督。やはり英米の対比を撮らせたら、
彼女の右に出るものはいない。



『ファミリーゲーム』の英語タイトルは
『The Parent Trap』。この映画もDVDを
持っているのだが、ストーリーはこうだ。




元・夫、ニック・パーカー(デニス・クエイド)は、
今やカリフォルニアにあるワイナリーのオーナー。
元・妻、エリザベス・ジェームズ(ナターシャ・リチャードソン)
はロンドンで活躍するウェディングドレスの人気デザイナー。
船上で出会い、結婚した二人は、愛し合っていたにも
関わらずお互いの夢の為に離婚し、双子の娘達、
ハリーとアニー(リンゼイ・ローハン、一人二役)の
一人ずつ引き取って暮らしていた。
そんな二人が運命のいたずらで11年ぶりに
アメリカのガールズキャンプで再会。
両親を再び結び合わせようと娘達は張り切って
計画を立てるが、大人の恋はそんなに簡単なものじゃない。
この恋の行方はハッピーエンドか? 



この映画で秀逸なのが、ハリーとアニーの双子設定。
しかも、それぞれイギリス/ロンドン育ちと
アメリカ/ナパ育ちということで、双子の言葉使いや
仕草など英米の対比/違いが実にうまく表現されており、
それぞれの良さを再認識することも出来る。



この映画が公開された1998年は、ちょうど駐在で
シリコンバレーに住んでいた頃である。
この映画もアメリカで見たのが今でも懐かしいが、
ディズニーが製作したこの映画は当時大ヒットした。



この映画はあのリンゼイ・ローハンのデビュー映画。
彼女もまだ小学生で、しかも一人二役で双子を演じており、
可愛くてしかも演技もうまく、これは期待出来る子役が
出てきたなあ、と当時感じたのを今でも良く覚えている。
現にこの映画の成功により、リンゼイ・ローハンは
ブレイクして人気女優になったのだが、その後
ティーンエイジャーになってから変にお騒がせ
女優になってしまったのがとても残念である。



そして、もう一つこの映画を好きになって
しまった大きな理由がある。
エリザベス・ジェイムズ役のナターシャ・リチャードソン
のことがすっかり好きになってしまったのだ。
何とも言えない上品な英国美人で優しそうな母役が
とても良く馴染んでいた。そして笑顔がとても可愛い。
しかし2009年、ナターシャはカナダのスキー場で転唐オ、
この事故の直後、帰らぬ人になってしまったのが残念でならない。



この映画は、ディズニーが製作しただけあって、
家族で楽しめるようなとてもハートフルな
ロマンチックコメディーに仕上がっているが、
当時子役のリンゼイ・ローハンと大人の女性の
魅力を放っていたナターシャ・リチャードソン
という二人の女優の魅力が見事に交わりあったことが、
この映画最大の魅力である。
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