ドラマ『Silent』があまりにも好き過ぎて、年末年始も再放送を見てしまい、これで計5回も見てしまった計算となる。何度か既にブログで取り上げているが、『Silent』は本当に素晴らしいドラマであった。ここまで感動したドラマは久しぶりだと思うし、見れば見るほど、また新たな気付きがあり、何度見ても言葉の数々が心に染みて感動してしまう。
そして再放送に飽き足りず、ついに先日念願の“聖地巡礼”を実行してしまった(笑)。
場所はもちろんドラマの舞台となった小田急線“世田谷代田駅”。ドラマで使われて以来、すっかり人気スポットとなり、多くのSilent信者(ドラマファン)が連日訪れ、世田谷代田駅前で写真を撮っているのだ。
まずは三軒茶屋から味のある東急世田谷線に乗り換えた。実は世田谷線に乗るのはこれが初めてであったが、都営荒川線と並び、東京に現存する貴重な軌道線。なんだか地方を旅しているかのような懐かしさもあってとても楽しかった。
山下駅で降り、小田急線に乗り換えて世田谷代田駅まで2駅。世田谷代田駅のホームもドラマで川口春奈演じる紬が7年ぶりに目黒漣演じる想を見かけるシーンなどで登場した。
そしてホームからエスカレーターで地上に上がって行くと、駅構内に『Silent』のポスターがあり、聖地巡礼の気分も上がる。
そしてついに駅改札の外へ。ここは何度もドラマに登場するが、紬が改札を何度も通り、想との偶然の再会を狙って訪れる。
駅前にあるベンチも、想が腰かけていた場所。第一話の終盤、紬がイヤホンを落として、ベンチに座っていた想が拾う形で2人は再会する。
その後、逃げ出す想を追いかけ、紬もこの“代田富士見橋”を渡るが、ここで初めて想の耳が聞こえないことを知るも、状況が掴めず混乱してしまう紬。この最初の号泣必至シーンも全て世田谷代田駅で展開される。
そして傷心の紬を別のベンチで湊斗が優しく支えるシーンや、下北沢から世田谷代田駅の間にとてもオシャレな散歩道があり、途中BONUS TRACKというオシャレなショップゾーンもあるが、BONUS TRACKなんて音楽も効果的に使われている『Silent』には何ともぴったりな名前の場所である。
途中には小さな芝生エリアもあるが、ここもドラマの第4話の中で大きな白いワンちゃんを紬がワシャワシャ撫でるシーンなどでも使われている。
散歩道にはこんなマークが。もしかすると多くのファンが聖地巡礼に訪れ、少し騒がしくなってしまったのかもしれない。
そして先日、『Silent』のシナリオブックが発売された。まさにシナリオを完全収録しており、本編ではカットされたシーンも入っているということで早速こちらも購入した(笑)。
今回、実際のロケ地である世田谷代田駅を訪れてみて、ファンが行ってみたくなる心理が理解出来たような気がした。やっぱりオシャレなあの雰囲気を実際に見ながら、ドラマの名シーンを回想して巡るというのはとても幸せで充実した時間であった。何だかまた『Silent』を最初から見たくなってきた(笑)。