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中森明菜、再録『北ウィング』がついにリリース!

2023-11-11 19:00:54 | 音楽

11月8日、作曲家の林哲司のアルバム、『林哲司50周年記念トリビュートアルバム サウダージ』がリリースされたのだが、なんとこのアルバムの中に、1984年に中森明菜に提供した大ヒット曲『北ウイング』が再録された形で収録されたのだ。これは明菜ファンにとっては久しぶりに大きな動きだ。2017年末に開催されたディナーショー以降活動休止になっているが、新しいファンクラブ発足のニュース以来、久しぶりの明るい話題である。

そして、このアルバムリリースと同時に、明菜が思いをつづった下記メッセージも公開されたのだ。

「当時は、国境を超えて彼の元へ向かう意思のある女性として歌っていました。40年の時を経た今、ひとりの女性がすべてを捨てる覚悟で一歩を踏み出す勇気を讃えたいと思い、彼女を見守り応援する気持ち、そして康さん・林さん・この曲を愛してくださるみなさまへ感謝の気持ちを込めて歌いました。あきな」

『北ウィング』は、中森明菜の全シングルの中で僕が一番好きで思い出深い曲であり、当時EPレコードも買って、今でも大切に保管している。そんな大好きな曲が今回再録されたということで、いったいどんな風に仕上がっているのだろうか?明菜の声はちゃんと出ているのだろうかなど、期待と不安が入り混じる気持ちを抑えながら再録版を聴いてみたが、個人的にはまずまずの出来映えではないかと思った。

今回の再録版『北ウィング~Classic』は、クラシックジャズ風で大人っぽくしっとりとしたアレンジになっているので、オリジナルとは雰囲気が大きく異なるが、悪くはない。むしろ今の明菜には合っているように感じた。このバージョンであれば声量が昔のように出なくてもあまり目立たないし気にならない。やっぱり長いブランクからいきなりまた全開で歌うのがそう簡単ではないのかもしれないので、その意味では良いアレンジになっていると思う。そして声も思ったよりしっかり出ていたのではないだろうか。

明菜は元々曲によって歌い方や表現方法を巧みに変える歌手であった為、力強く大きな声量で熱唱する曲もあれば、繊細なウィスパリングボイスでささやくように歌う曲もあった。今回の歌い方に大きな違和感はないし、これまでもそれぞれの曲に魂を込めて歌ってきたのだと思う。現在どのような心境や体調の中でこの再録版を録音したのかと思いを巡らせながら聴いていたが、彼女の久しぶりの肉声とも言える歌声が林哲司のアルバムの中で聴けるというのは大事件だし、なかなか感慨深いものがある。

一度久々の歌声を聴いてしまうともっと気持ちに欲が出てきてしまい、早くライブ動画として彼女の姿を見たいと、どうしても考えてしまう。まだ健康に自信が無いらしく、長いライブなどをやれる体力は無いのかも知れない。その意味では、本来紅白歌合戦などで1曲だけ歌うところからリスタートするというのが良いのかもしれない。どこかのスタジオからの生中継か、生が難しければ録画映像でもいいので、ぜひ元気な姿をまたメディアに見せてほしいものである。このトリビュートアルバムのリリースは、紅白出場に向けた絶好の宣伝にもなったと思うので、どうしても年末の紅白に期待が膨らんでしまうが、でも無理のないタイミングと形でぜひ復帰して欲しいものだ。今後の動きやニュースなどにも注目して行きたい。

 


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