僕は本当にTシャツが好きで、毎年ついついTシャツを買ってしまう。Tシャツとはもはや単なる服ではなく、デザイン・アートでもあり、そしてライフスタイル・カルチャーでもあり、それが1枚のTシャツというキャンバスに凝縮されて表現されるというのが、何とも言えないワクワク感をもたらすのだ。
もはや毎日違うTシャツを着ても1年くらいはローテーションが回ってこないくらいの枚数を保有しており、服というよりもコレクションに近いかもしれない。そんな中でもヘビロテで愛用しているものもあれば、かなりしまいこんでいるものもあるし、毎年気分でまた引っ張り出しては着たりして楽しんでいる。
数年前に結構ハマっていたThe Endless Summer (TES)というブランドがある。同ブランドの気に入ったデザインのTシャツをこれまでにネットで購入して計4枚持っているが、かなりヘビロテで愛用していたシーズンがあった。毎年夏になると今でも普段使いで愛用しているが、ここ最近はTESの新作Tシャツを購入出来ていなかった。
しかし、先日たまたま二子玉川に立ち寄った際、高島屋裏のエリアにTESの実店舗があることを発見。思わず店に飛び込んだが、こちらのTシャツをすっかり気に入ってしまい、衝動買いしてしまった。価格は7,700円と、Tシャツとしては決して安くはないが、特別高過ぎるわけでもないので、まあ程よい価格設定感なのかもしれない。
二子玉川店はそんなに広いわけではないが、所狭しとセンスの良い感じでTシャツやジャンバーなどのカジュアルウェアが展示されていた。何だか見ているだけで気分が上がるし、こんな雰囲気のブランドショップはとても好きだ。
TESのマスコットであるフレンチブルのBUHI(ブヒ)がサーフボードを掲げているデザインは、TESとしてはオーソドックスでシンプルだが、地がクリーム色で、イラスト・文字がネイビーという僕の好きな色合いだったので思わず惹かれてしまった。
The Endless Summer(TES)というブランド名の由来は、1964年に公開された伝説のサーフィンドキュメント映画、『エンドレスサマー』からとられているようだが、フレンチブルのキャラクターをあしらった可愛いレトロサーフデザインをベースにしたカジュアルファッションの国産ブランド。ストリート・サーフ系のブランドとして、普段愛用するには最高で、ワンちゃん好きとしてもなかなか気に入っているブランドだ。
「アメリカの古着を再現できないか?」というのが、TESのTシャツ作りの原点らしい。確かにTESのTシャツは生地がしっかりした厚みがあり、とても丈夫に出来ている。油分の少ないアメリカンコットン特有のシャリ感、粗野な糸で編まれることで生まれる生地表面の凹凸感、古着独特のかすれたプリントの風合い、古着ならではの雰囲気を日本製で再現することに拘っているブランドである。長く着ても型崩れせず、毎回ざらっとした洗いざらし感のある着心地が何とも癖になる。
TESは国産ブランドながら、どこか外国のサーフブランド感が漂い、且つ日本らしいキャラクターデザイン感という異なった味わいが、何とも絶妙な感じで融合したブランドである点が大きな魅力。これまでネットで購入していたが、また実店舗であれこれ実物を見ながら購入するのもかなり楽しい。またぜひ二子玉川店を訪れたい。
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