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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

鳥山明追悼:思い出の『Dr.スランプ』

2024-03-16 11:22:20 | 漫画/アニメ

3月1日にまた偉大な漫画家がこの世を去った。鳥山明68歳、若すぎる死である。

鳥山明と言えば今となっては『ドラゴンボール』や、『ドラクエ』でのキャラクターデザインが一番有名な代表作かもしれないが、個人的には断然やっぱり『Dr.スランプ』である。僕が小学6年生だった1980年に、『Dr.スランプ』の連載がジャンプで始まって大人気漫画となっていたが、僕も例に漏れずジャンプを毎週楽しみに読んでいたのが懐かしい。翌年の1981年にはテレビアニメ化され、益々人気に拍車がかかった。

元々僕は古い漫画が大好きだったので、当時から手塚治虫と横山光輝の漫画が一番好きなちょっと変わった子供だったが、年代的に一番リアルタイムだった漫画家は、やっぱり鳥山明だったと思う。

『Dr.スランプ』は今振り返っても本当に面白い、革新的な漫画だった。笑いツボが当時とても新しかったし、うんちなど、子供たちの大好物であったネタもたくさん出てくるのが最高だった。主人公のアラレちゃんがそもそも魅力的なキャラクターだったが、他にもアラレちゃんの生みの親でちょっとスケベな則巻千兵衛や、何でもガジガジかじってしまうガッちゃん、みどり先生などもワクワクするようなキャラクターがたくさん登場し、独特な“鳥山明ワールド”だったし、女性キャラの描き方も上手だった。

僕は特にニコチャン大王、すっぱマン、オボッチャマンが好きなキャラクターだったが、ニコチャン大王は頭の上がお尻だったので、おならをすると自爆してしまうというのが最高に笑える愛すべきキャラであった(笑)。

そして、『Dr.スランプ』は漫画単行本の表紙を見てもわかるが、鳥山明の描く絵のタッチがとても可愛かった。鳥山明は車好きだったのもあり、漫画の中で登場するメカもかなりデフォルメされた状態で細かく描かれており、今までの漫画とは一線を画した新しいセンスを感じた。その後の漫画にも多大な影響を与えたことは間違いない。

鳥山明はあまりメディアに顔出ししない漫画家であったし、自画像はガスマスクをした可愛いロボットキャラで、なかなかミステリアスな漫画家であった。やっぱり鳥山明は相当マニアックな人だったのだろう(そもそも漫画家はみんなかなりマニアックではあるが(笑))。

鳥山明は漫画家としては手塚治虫を尊敬していたらしい。そして彼は漫画家になる前、デザイン会社に勤めていたらしく、漫画でのタッチや卓越したセンスは、デザイン会社時代に培われたのだと思う。漫画とデザイン、車などのメカが好きという意味では僕も鳥山明に共感できる部分が多く、今振り返ってみると、僕も知らず知らずのうちに鳥山明の漫画に大きな影響を受けていたのかもしれない。彼の描くデフォルメロボットメカは、どこか鉄人28号にも似た可愛らしさと暖かさがあったのも、好きだった要因かもしれない。

日本の漫画界はまた一人偉大な存在を無くしてしまったが、彼の作品が世界中で記憶に残っていくというのは本当に漫画家冥利に尽きるだろう。僕もまた久々に『Dr.スランプ』がむしょうに読みたくなってしまったので、もしかすると近々大人買いしてしまうかもしれない(笑)。

 


自宅のロフトをリニューアル!横山光輝&手塚治虫ワールド

2024-02-27 20:17:41 | 漫画/アニメ

多くのコレクションでパンパンになっていた自宅のロフトから、車関連本/グッズ、アート本・絵本、芦川いづみ/石原裕次郎関連本・DVD、ヒッチコック・グレース・ケリー関連本など一式を実家のマイテレワークルームに移管し、更に先日ブルース・リー・映画関連本やグッズをついに実家のY Roomに移管することに成功したのだが、結果、ロフトを『横山光輝・鉄人28号関連』と、『手塚治虫・鉄腕アトム関連』のグッズだけに絞ったことで、かなりロフトが見やすく、すっきりとリニューアルされた。

(まだ一部、『ウルトラセブン』コーナーが残っているが、これも近日中に実家に移管する予定)。

まずはこれがロフトの全体像。2人の漫画巨匠でロフトエリアを半分ずつにした為、以前よりかなり整理され、すっきりした印象だ。

そしてこれが『横山光輝・鉄人28号』エリア。棚には多くの漫画が収納されているが、中にはかなり希少価値の高い古書漫画も多く含まれており、眺めているだけで楽しい。

棚の上には鉄人28号のフィギュア類を並べ、背後には鉄人や伊賀の影丸のパネルやポスターを配置。なかなかいい感じに仕上がった。

そしてこちら半分が『手塚治虫・鉄腕アトム』エリア。横山光輝関連に負けず劣らず多くの漫画を格納しているが、古書漫画も結構ある。

中でもこちらの『手塚治虫初期漫画館』は僕の一番大切な宝物の一つだ。

そしてやはり棚の上には鉄腕アトムの様々なフィギュアを展示し、あの等身大の巨大アトムも角に配置。かなりの迫力である。

鉄人28号 vs. 鉄腕アトム、横山光輝 vs. 手塚治虫という永遠のライバル対決!僕のロフトでもこの豪華な競演がより鮮明になったので、引き続きコレクションを大事に管理して行きたい。


鉄人28号のリサイクル告知ポスター!

2024-02-21 13:47:45 | 漫画/アニメ

先日、こちらの『リサイクルの鉄人宣言』と題した、鉄人28号によるリサイクル告知ポスターを入手した。

B2サイズのポスターだが、どうやら2011年に実施されていた“13大都市環境事業協議会”というプロジェクトの中で、鉄人28号が告知ポスターに起用された時のものらしい。あまり出回っていないポスターなので結構レアである。

過去にはトヨタ、ブライトホーム、愛知工業大学などでも鉄人28号がプロモーションキャラクターを務めていたことがあり、それぞれのグッズが多く存在するが、やっぱり鉄人はルックスが可愛いので親しみやすいし、それでいて“鉄人”というキーワードがとても宣伝に便利なので引っ張りだこなのである。

鉄人28号グッズを色々と集める中で、ポスターも幾つか持っているが、またまたレアで貴重なポスターがコレクションに加わった。


『魔法使いサリー』 貴重な”単行本未収録作品集”!

2024-02-04 10:17:06 | 漫画/アニメ

『魔法使いサリー』に関する貴重な本がアップルBOXクリエイトの出版する雑誌『漫画市』第33号として2022年に出版されていたが、先日ようやく購入することが出来た。それがこちら。なんと、これまで出版されている魔法使いサリーの単行本に未収録であった作品を収めたものである。

僕の大好きな横山光輝の代表作と言えば、やはり『鉄人28号』が一番有名だが、僕は『魔法使いサリー』もかなり好きで、色々とコレクションしている。1966年の7月から集英社の少女漫画雑誌『りぼん』に連載が開始され、その年の12月から、アニメ版の放送も開始となり、東映動画の魔法少女シリーズ第一弾として大ヒット(その後、『ひみつのアッコちゃん』や『魔女っ子メグ』などに繋がっていく一連のシリーズにおける記念すべき第一作である。

テレビアニメ化されてからどんどん横山光輝の手を離れて独り立ちして行ってしまった感じあはあるが、その為、実は原作となっている漫画版の連載はそう長くないのだ。計5種類の単行本が出版されているが、どれも1巻のみ。単行本で一番古いのが、こちらの1970年に出版された虫コミックス版。ハードカバーでもない普通の漫画本だが、発行部数が極端に少なく一番入手困難な為、高値で取引されているもので、今でも良い状態のものは20,000-30,000円近くしてしまう為、実は僕もまだ入手出来ていない。

次に古いのはこちら1980年に翠陽社から発売された『魔法使いサリー/グランドコミックス版』。ハードカバー仕様で、表紙のレトロ感がとても良い。これは1980年当時に本屋で購入し、それ以来40年間大事に保管しているものなので、個人的には一番思入れのある単行本である。『りぼん』に連載された5話分を収録。

続いては、講談社が2004年に発売した、『魔法使いサリー/原作完全版』ハードカバー。翠陽社版に収録されなかった2話を加えた全7話を収録しているバージョンという意味で“原作完全版”となっているのだが、各話の区切りがされていないのがやや残念ではある。

こちらは同じく講談社が2007年に発売した『魔法使いサリー/テレビ復刻版』ハードカバー。原作完全版の姉妹編となっており、テレビ放映と連動して描いていた『テレビコミックス』や雑誌『よいこ』などに連載された作品を収録しているという意味ではとても貴重な一冊。

そして最後にこちらが一番最近となる2014年に集英社から発売された『魔法使いサリー/カラー版』ハードカバー。講談社の原作完全版と内容は被っているが、当時カラーで連載されていた箇所がそのままカラー版として初収録しているという意味ではとても貴重であり、今現在一番手軽に入手可能なバージョンでもある。

このように、5種類の単行本が出版されている『魔法使いサリー』だが、どの単行本にも未収録となっていた作品だけを集めて、今回出版されたのが、こちら『漫画市 魔法使いサリー 単行本未収録作品集』なのである。雑誌の約半分強、ピンク色の紙となっている120ページに渡って1970年当時の作品が復刻されている。

内容は、1970年に雑誌『幼稚園』と『よいこ』に連載されていたもの。幼児向け雑誌の連載分だったこともあり、各話が4-6ページ程度というかなりの短編なので、これまでの単行本には収録されていなかったのだろう。内容も幼児向けの為かかなりシンプルにしたもので、大人には物足りないかもしれないが、横山光輝ファンとしては、どのようなバージョンでも当時描いた『魔法使いサリー』の作品であれば、やはり読んでおきたいものである。その意味では今回の単行本未収録作品集が出版されたのは、ファンにとっては本当に嬉しい企画である。アップルBOXクリエイトには、またぜひこのような、まだ見ぬ横山光輝作品をこれからも復刻して欲しいものである。


鉄腕アトム ZC Worldシリーズフィギュア!

2024-01-30 20:04:37 | 漫画/アニメ

僕は手塚治虫、そして鉄腕アトムフリークなので、アトムのフィギュアをたくさんコレクションしている。鉄人28号のフィギュアも数多くコレクションしているが、数で言えばアトムの方がもはや上回ってしまったのではないだろうか。ロフトは既にアトムでいっぱいで、置く場所も殆どないカオス状態だが(笑)、先日のAAPEコラボのアトムフィギュアに加え、またまたこちらのフィギュアをゲットしてしまった。もはや病気である(笑)。

こちらのアトムは、ZC Worldでシリーズ化されたアトムのフィギュア。色々な服を着たバージョンのアトムが売られているが、僕も既に2体持っているので、今回こちらで3体目のZC Worldフィギュアだ。

高さは30cmなので結構なスケール感だ。赤い長Tに、ダウンベスト、そして一眼レフカメラを首からぶら下げたアトムフィギュアだが、カメラもかなり精密に出来ており、良く出来ているフィギュアである。このシリーズのアトムは、ちょっとにんまりした表情が結構可愛いのと、手や首も動くので、少しポージングも変えられるのが良いのだ。

それにしても、アトムのフィギュアは何故か惹かれてしまう、魅力的なデザインなのだ。ビリケン商会などのオリジナルアトムフィギュアにもクオリティの高いものが多いが、これに加えて今回取り上げたZC Worldシリーズも面白いし、BAIT、AAPEなど若者にも人気の新鋭ストリートファッション・デザインブランドとのコラボまで幅広く展開されており、アトムはもはや漫画やアニメの世界のみならず、世界的にカルトアイコンとして君臨していると言える。これからもまた気に入ったアトムフィギュアがあればコレクションしていきたいと思う。