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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

横山光輝の名作、『伊賀の影丸』の貴重な貸本をゲット!

2024-06-22 16:21:53 | 漫画/アニメ

先日入手した、大変貴重な光文社『鉄人28号』単行本に続き、同じく横山光輝不朽の名作、『伊賀の影丸』の貴重な貸本をゲットした。『伊賀の影丸』は1961年から1966年まで「週刊少年サンデー」に連載されていたが、その後、貸本出版社であった東邦図書出版からサンデー連載中に貸本版が9巻刊行された。

現在では、当時の貸本版初版本は希少価値も高く、状態の良いものは高額でなかなか手に入らない。今回入手したのは、貸本版のうち、「由比正雪の巻」の第1巻である。

状態はかなり悪く、本の割れや破れ、欠け、シミなどもかなりあり、背表紙もかなりの痛みが見られる。なかなか状態の良いものを入手するのは難しいので仕方ないのだが、でもカバー欠になっているものが多い中では、一応カバー付きという意味では貴重かもしれない。

先日購入した小学館クリエイティブの限定BOX 2には、復刻されたものが入っているので比べてみた。オリジナルを手にして初めて、復刻がいかに忠実にオリジナルを再現しているかが良くわかるから、比べるのも結構楽しい。もちろん復刻しているので内容は一緒なのだが、読むのはあくまでも復刻版として、この貸本版は当時の貴重な遺産としてコレクションしておくことにしよう(笑)。

それにしても、少しずつ貴重な初版単行本コレクションが増えてきたので、本棚が賑やかになってきた~。


奇跡に感動!『鉄人28号』の美しき初版本を入手!

2024-06-18 09:21:07 | 漫画/アニメ

先日、奇跡的な『鉄人28号』の光文社単行本を入手することに成功した。『鉄人28号』の様々なグッズをコレクションしているが、中でも特に大切にしているのが、1958年から光文社から発行された最初の単行本シリーズである。数ある『鉄人28号』の漫画本の中でも、これが最初に発売された単行本なので、今では一番希少価値が高いものだ。全7巻あり、全て揃っているものは20-30万円以上してしまう上、そもそもそんなに数も出回らない為、手に入れるのは至難の業。更に良い保存状態で入手するのは本当に奇跡にも近い。

これまで全7巻の内、1, 2, 3, 5, 6巻の計5巻を入手しており、残すは第4巻と第7巻のみなのだが、この2冊がなかなか入手困難なのだ。持っている計5巻は、どの巻も状態はかなりいいものを入手することに成功しているが、残念ながらいずれも発売当時についていたカバーが無い状態。カバー付きを、そこそこリーズナブルな価格で見つけることはもはや“奇跡”に近い。しかし、今回なんとその奇跡が起きてしまった!

今回入手したのは、第2巻のカバー付き昭和33年(1958年)初版本。既に第2巻はカバー欠では持っているものの、今回見つけたのはカバー付きであまりにも状態がよさそうだったので、迷わず即買いしてしまった。

入手した第2巻をチェックしたところ、状態が恐ろしく完璧で正直驚いた。一か所だけカバーの小さな破れが認められるものの、カバーや本自体もとてもキレイな状態で、まるで66年も前の本とは思えない美しさを保っている。初版本にも関わらず、背表紙も特にヤケなども見られず、各ページの折れや破れ、角の痛みなどもほぼ皆無。本の割れや落丁も無い。発売当時の美しさを今に伝える、まさに“化石”のような単行本を手に入れることが出来たのは、奇跡以外の何物でもない。

今でもこんな素晴らしい状態で保管していた人がいたことにそもそも感動・大興奮してしまったが、まるでタイムカプセルのようだ。横山光輝の思い、そして当時初めてこの単行本を手に取ったであろう少年たちの感動を想像しながら、これからもこの第2巻を貴重な『鉄人28号』コレクションの一つとして大切に保管して行きたい。


『伊賀の影丸』復刻版限定BOX 2をゲット!

2024-06-15 13:40:26 | 漫画/アニメ

僕は漫画家、横山光輝が大好きで、彼の代表作である『鉄人28号』や『伊賀の影丸』は多くの異なる出版バージョンをコレクションしているが、今回小学館クリエイティブから出版されている復刻版『伊賀の影丸』限定BOX 第2巻を購入した。これは昔貸本として出ていたものをかなり忠実にカバーまで再現しているもの。

復刻版なので、当然ながら歴史的価値は無いのだが、これだけキレイに、しかも忠実に復刻しているシリーズとあって、最近ではなかなか出回っている数も少なくなっており、定価よりも高いものが多い。

今回は第2巻を購入したのだが、これは『伊賀の影丸』の中でも“由井正雪の巻”として有名なエピソードを描いた5冊の貸本を復刻したものだ。BOXの装丁はなかなか見事にデザインされており、三日月のデザインなど結構凝った作りである。新しいながらも当時の貸本の雰囲気を上手く再現しているのはさすが小学館クリエイティブである。

カラー扉絵集も入っていて、当時の扉絵を見ているだけでワクワクしてしまう。

以前からこちら第1巻は持っていたのだが、こちらは『若葉城の巻』のエピソード4冊を復刻したものであった。おまけで当時のすごろくなども復刻されて封入されているのが楽しい。

これで1巻と2巻を入手。あとは3巻と4巻も出ているので、これからまたじっくり集めて行きたい。

ちなみに、『伊賀の影丸』は秋田書店が出版している最も一般的に出回っている単行本シリーズの他、結構出版年が古い単行本や全集などを持っており、どれもかなりレアで貴重なものばかりだ。色々な伊賀の影丸を集めるのが結構楽しいものだ。

また、小学館クリエイティブからは、他にも多くの横山光輝作品が重厚感のある限定BOXとして復刻されているので、こちらも新しい全集としてコレクションのし甲斐もある良いシリーズである。


手塚治虫の歴史的名作、『来るべき世界』関連書2冊!

2024-06-06 14:42:54 | 漫画/アニメ

日本漫画史における金字塔として名高い、手塚治虫不朽の名作、『来るべき世界』。これは1951年に大阪の不二書房から刊行された上下巻2冊の書き下ろし単行本/SF漫画。『ロストワールド』、『メトロポリス』と並んで、手塚治虫の“初期SF3部作”と呼ばれる名作・大作漫画である。

現在では、オリジナルの初版本が数十万円もしてしまうような代物で、マニア・コレクターの間では垂涎もののレア本としては最高峰の1冊である。僕は小学生の頃に文庫本などで読んでいたが、後にこれまた結構貴重な復刻本などをコレクションとして持っている。何度読んでも名作であり、今読んでもワクワクする内容だが、1951年当時にこれを初めて手にした子供たちの衝撃は想像をはるかに超えるものだったと思う。

先日、なんとまたまた貴重な『来るべき世界』関連書物を2冊入手することが出来た。1冊はこちら1972年に筑摩書房から刊行された『少年漫画劇場シリーズ』の『来るべき世界』初版本。この『少年漫画劇場』というのは全12冊で当時出版されたもので、戦後の少年漫画などを代表する作品を取り上げたシリーズだ。その3巻目は『来るべき世界』だけを取り上げたものだった。実はこれ結構貴重なもので、オリジナルの1951年の単行本から数えて2番目に出版されたバージョンなので、市場ではかなりレアで入手困難なものだ。しかし、今回かなりキレイな状態で掘り出し物を神保町で見つけることに成功したのでラッキーである。

そしてもう1冊は、1994年に手塚プロダクションから直々に出版された『来るべき世界 構想ノート』である。帯に、“これは漫画にあらず、小説にあらず、構想ノート”と書いてあるが、手塚治虫が亡くなった後に手塚プロダクション内で、若き日の下書きノートが発見され、その中にあった『来るべき世界』執筆時の構想や下書きが描かれている貴重な資料を1冊の本に纏めたものである。後に更なる下書きノートの内容が公開・出版されているが、『来るべき世界』だけの構想を纏めてそのまま掲載している本書はかなり貴重な資料である。また、『来るべき世界』は、元々『ノア』というタイトルが付いていたこともこの構想ノートから確認出来るのも興味深い。

手塚治虫の『来るべき世界』は約300ページの長編漫画なのだが、実は元々1,000ページ以上あったものを、出版社からの要請で泣く泣く300ページに短縮したことは有名な話となっている。本書にたくさん掲載されているラフなスケッチなどを見ていると、改めて『来るべき世界』という作品の偉業と、手塚治虫の非凡な才能を痛感してしまう。ある意味手塚治虫は漫画家にとどまらず、その発想力・構想力はレオナルド・ダヴィンチにも通ずるものがあるのだ。

今回、新たに購入した2冊の貴重な本により、また久しぶりに『来るべき世界』の魅力に触れる良い機会となった。


『鉄人28号』絵本コレクション第8弾!

2024-05-29 18:15:54 | 漫画/アニメ

このシリーズもついに第8弾を迎えることが出来た。前回の第7弾から4か月ぶりという比較的早いペースで、また貴重な1冊をゲット!

前回の第7弾のブログ: 『鉄人28号』絵本コレクション 第7弾! - blue deco design lab (goo.ne.jp)

1960年代に鈴木出版から出版されていた『鉄人28号』の絵本。今回まだ持っていなかった第11巻、『おおうみへびのまき』をネットでゲットすることに成功した。

毎度お馴染みとなったが、全ページカラーのイラストで、何とも可愛くて味わい深い鉄人28号が大いに楽しめる。11巻も何とも言えないワクワク感があって、やっぱりコレクションしていてとても楽しい絵本である。今回は鉄人28号の登場シーンが他の巻に比べてやや少ないような気もするが(笑)、おおうみへびと戦う鉄人は相変わらずの躍動感があって楽しい。

この鈴木出版からは『鉄人28号』の絵本が全15冊+別冊の計16冊が出版されているが、これまで1、2、3、4、5、6、7, 8、9、10巻+別冊の11冊を持っていた。あとコレクションをコンプリートするまで残るは11-15巻の5冊となっていたが、今回第11巻をゲットすることが出来たので、これで計12冊となり、いよいよあと残すは第12-15巻の4冊のみとなった!しかし、残る4冊は殆ど市場で見かけたことが無いので、残りをゲットするのは引き続き至難の業だろうが、引き続き気長にコレクションすることを楽しみにしていきたい。