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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

芦川いづみ映画祭参戦第二弾、『白い夏』!

2023-03-29 08:35:12 | 芦川いづみ

先日の『東京の人』に続き、再度神保町シアターに出かけ、今度は『白い夏』を鑑賞してきた。前回も書いたが、今回の芦川いづみ映画祭は、まだ観ていない2本の芦川いづみ作品を観ることに特化しており、その2本が『東京の人』と『白い夏』だったので、今回の目標達成である (その他公開されている18本は全てDVDで持っているのだ)。

今回は平日の夜の回に参戦したので、比較的空いていたが、またもや整理券3番で逸早く入場。相変わらず観客は老人が中心だが、僕と同年代と思われる中年もちらほら(笑)。

『白い夏』は1957年の日活モノクロ作品で、原作は新田次郎。房総の海岸町を舞台にしている。物語は、学窓を離れ、房総の海岸町にある郵便局に就職した純情青年・伊野君(青山恭二)を中心に展開する。その町で三人の女性と知り合うことになるが、一人はお色気濃厚の芸者・玉奴(高友子)、清純で美しい局長の娘・麗子(芦川いづみ)、先輩久礼(近藤宏)のガールフレンドである看護婦のよし(中原早苗)が登場する。伊野君は麗子のことが好きだったが、麗子は町の権力者で、次期町長の座を狙う花山が見初めた相手であり、なかなか気持ちを伝えられない。そんな中、よしから言い寄られ、気持ちが揺れていくというもの。

僕は昭和の当時の雰囲気が味わえるという意味で、都会を舞台にした日活作品が結構好きなので、正直田舎の海岸町を舞台にした『白い夏』は全体的に地味な作品であり、あまり好きなタイプの映画ではない。舞台が地味で、全体的に主演俳優陣も華には欠ける。しかし、主人公と女性3人との絡みが面白いし、色々なハプニングが起こりながら物語が進んでいくのでそれなりに映画としては楽しめる。そして芦川いづみ作品でも常連の中原早苗はなかなかいい味を出している。個人的に中原早苗は全く好みのタイプでは無いが、可憐なお嬢様タイプの芦川いづみとは対照的な、オープンで今時の元気な女性役が多いので、対比という意味ではいつも面白い役どころだ。

そして、やっぱりなんと言ってもこの映画一番のお目当ては芦川いづみである。そしてこの地味な映画の中でも、芦川いづみの可憐さ、美しさは目を見張るものがあった!可憐で、ちょっと勝気で、純粋な役柄を演じさせたら芦川いづみに勝る女優はいないのではないかと思う。1957年頃の芦川いづみは、まだ初々しさがあり、人気のピークを迎える1959-1962年頃の成熟した芦川いづみともまたちょっと違ったフレッシュさが魅力でもある。

結論として、『白い夏』を初めて観ることが出来てとても嬉しかったし、まだ見ぬ芦川いづみを、大きなスクリーンで確認出来たことは、ちょっと大げさかもしれないが、自分にとっても感慨深いものとなった。『東京の人』と合わせてDVD化されることをぜひ期待したい!


芦川いづみの美しいブロマイド!

2023-03-12 22:55:00 | 芦川いづみ

立て続けに芦川いづみを取り上げるが、土曜日に参加した芦川いづみの映画祭、『恋する女優 芦川いづみ』で芦川いづみのブロマイドを6枚購入した。毎回映画祭の時に芦川いづみのブロマイドが売られているが、前回は購入しなかったので、今回はついに購入。ブロマイドで昔から有名なマルベルのものだが、神保町シアターで売られていると、映画で美しい芦川いづみを観た後、ついついブロマイドが欲しくなってしまう。

 

 

全部で3種類のブロマイドが売られていたが、今回は全3種類を購入。

 

こちら2枚は初期の何ともあどけなく、若々しい芦川いづみ。

 

こちら2枚はまさに絶頂期を迎えていた中期の芦川いづみ。

 

そしてこちら2枚が引退も近づいた後期の円熟した美しさが光る芦川いづみ。

 

それにしても、どの時期の芦川いづみも美しい!現役を引退して長い芦川いづみのブロマイドが今でも売られていて、変わらず人気なのはさすがだが、そんなブロマイドには当時の若く、美しいままの芦川いづみをそのまま封印したかのような魅力がある。芦川いづみのグッズは極めて少ないが、そんな中既に持っていた別の5枚のブロマイドにまた新たな6枚が加わって、かなり充実してきたのが嬉しい。

 


芦川いづみ映画祭参戦第一弾、『東京の人』!

2023-03-12 21:49:38 | 芦川いづみ

3/11()から神保町シアターでスタートした5回目の開催となる『恋する女優 芦川いづみ』映画祭に参加した。今回のお目当てはとてもわかりやすく、まだDVD化されていない2本の芦川いづみ主演作、『東京の人 』と『白い夏』を観る為である (今回上映される20作品の内、18作品は既にDVDで持っているのだ())

 

 

 

まずは映画祭初日の3/11()に朝一の10:30から『東京の人 』の上映回があったので、朝9時から神保町シアターの前に並び、チケットと整理券3番をゲット。最初は1-5番の整理券から入場出来るので、まさに念願の一番乗りである。

 

 

小さなロビーには、所狭しと芦川いづみの写真、ポスターで今回上映される20作品が紹介されているが、手書きのポップなどもあって、いつも手作り感がとても好感が持てる。それにしても、毎回芦川いづみ映画祭はお年寄りの方が殆ど()。僕はほぼ間違いなく参加者の中で最年少だと思うので、毎回若返ったような気持ちになる。

 

 

今回観賞したのは1956年に公開された日活モノクロ映画、『東京の人 前篇/後篇』。何故か前篇、後篇となっており、それぞれ1時間程度あるが、今回立て続けに前篇・後篇が公開されたので計2時間の作品だ。川端康成の文芸大作が原作で、監督は西河克己。主演は当時大人気女優であった月丘夢路、新珠三千代が競演しており、そこにまだ若い芦川いづみが更に競演している点で、今観ると何とも豪華な顔ぶれである。

 

 

この映画は、冷静に話に目を向けて見てみると、かなりドロドロとした人間模様を描いた映画だ。とある社長の会社が倒産に追い込まれ、とんでもないことに独立する為に集めた資金を持ち逃げしてしまう。そして社長に想いを寄せる秘書(新珠三千代)の説得もむなしく、社長一人で行方をくらましてしまう。そんな社長の家族((月丘夢路)と3人の子供たち)は家を売るハメになり、新たな生活を強いられる形で振り回されていく。この3人の子供たは、上の兄・長女と、二女は腹違いの兄妹。つまり、失踪した社長と血が繋がっているのは二女(芦川いづみ)だけ。二女と、秘書は社長を探そうと奔走するが、そんな中、妻は二女の盲腸の手術を過去に手掛けた医者(葉山良二)と恋に落ちてしまうが、元々この医者は、二女にほのかな恋心を抱いていたが、その母との関係を持ってしまうのだ。また血の繋がっていない兄は、二女に恋心を寄せ、舞台女優をやっている長女の妊娠騒ぎなども交えて、かなり人間模様が複雑に絡みながら泥沼化していく。

 

 

さて、この映画における芦川いづみだが、1956年の映画ということで彼女の初期作品だけあって、まだ初々しい彼女の魅力が満載だ。いきなり映画の冒頭は、母と一緒の入浴シーンで始まり、映画全編を通してかなり出番も多く、印象的なシーンも多い。よって、月丘夢路、新珠三千代という大女優を前にして、彼女は立派な主演陣の一角を担っていると言える。初期作品の中では、『青春怪談』の雰囲気が結構好きだったが、この『東京の人』もなかなか味わいのある芦川いづみ作品であった。

 

 

モノクロ作品でもあり、比較的地味な印象もあった作品だが、観てみるとそのドロドロした人間模様も交え、東京ロケもふんだんに盛り込まれている点で、当時の東京の街並みや駅や羽田空港なども確認出来るという意味で、とても歴史的な価値のある作品だ。そして芦川いづみの魅力もしっかりと盛り込まれているので、とても見応えのある作品であった。


デビュー70周年記念!5度目の『芦川いづみ』映画祭開催!

2023-03-09 21:54:39 | 芦川いづみ

何とも嬉しいことに、311日から414日までの1カ月間、神保町シアターで5回目の芦川いづみ映画祭、『恋する女優 芦川いづみ第5弾』が開催されることが決まった!今回は芦川いづみデビュー70周年記念として開催される。やっぱりこれだけ何度も繰り返し開催されるというのは、如何に芦川いづみをみんなが求めているのかがわかるというものである。

今回のチラシは、『青春怪談』という映画に主演していた若くて可愛い芦川いづみの写真。相変わらず芦川いづみの写真チョイスが素晴らしい。この映画もDVDを持っているが、まだかなりあどけなさが残る芦川いづみだ。これまでの4枚の映画祭も毎回チラシが秀逸である。

毎回、上映される作品は少しずつ違うのだが、今回も全20作品の芦川いづみ主演作が公開される。1週間に5作品ずつ、計4週間で20作品だが、例えば1週目の5作品は、毎日5作品が上映され、翌日は順番を変えて同じ5作品が上映される。つまり、自分が観たい映画は、日によって朝であったり夜であったりと公開時間が変わるので、自分の都合の良い回で観ることが出来る仕組みだ。そして、2週目に入ると、また新たな5作品の上映に入れ換わっていくのだ。

僕は今回の20作品の中で、2作品だけまだ観ぬ芦川いづみ作品がある。正確に言うと、まだ“DVD化”されていない作品なので観れていない為、今回は絶対劇場で観たいのだ。それは1週目の5作品に入っている『東京の人』と、2週目の5作品に入っている『白い夏』の2作品だ。これは何が何でも観に行かないと()

それ以外の18作品はDVDで持っているので、いつでも観れるのだが、芦川いづみ作品をスクリーンで観ることが出来るというのは、またDVDで観るのとは違う喜びがあるものだ。今回もこのまだ観ぬ2作品を、高齢者のおじいちゃんたちと一緒に観ることを楽しみにしている。50歳を超えている僕が、若造に見えてしまうくらい芦川いづみの往年のファンが大勢押し掛けるのである。


芦川いづみ映画祭のチラシコレクション!

2023-02-24 00:05:37 | 芦川いづみ

神保町シアターで過去に3回、『恋する女優 芦川いづみ』と題した芦川いづみ映画祭を開催している。第一回は2015年。そしてあまりに好評だったので、翌年の2016年に『恋する女優 芦川いづみ アンコール』と題して第二回が開催された。更に2019年には『恋する女優 芦川いづみ デビュー65周年記念スペシャル』と題して第三回が開催。4年間もの間に3回も映画祭が開催されたというのは凄いことで、如何に今でも芦川いづみファンが大勢いるのかを主催側も痛感した結果となった筈だ。

僕はこの第二回と第三回から、何本か神保町シアターに観に行ったのだが、第一回のタイミングでは観れていなかった。その為、第一回のチラシも持っていなかったのだが、最近この第一回のチラシを2枚ゲットすることに成功した。このチラシの芦川いづみは、まさに先日DVDを観賞した映画『知と愛の出発』からのもので、セーラー服でボートに乗る最高に若くて可愛い芦川いづみである。

第二回のチラシは赤木圭一郎と共演した名作、『霧笛が俺を呼んでいる』からのセクシーな横顔。そして第三回のチラシは吉永小百合との2ショットだが、これは『美しい暦』からのアダルトな先生役が美しく眩しい”お姉さん”の芦川いづみ。

3枚のチラシがこうして揃うとなかなか素晴らしい。どのチラシも芦川いづみのベストショットを使っており、圧倒的に可愛い芦川いづみを堪能出来る。その意味で何とも美しいデザインのチラシに仕上がっていると思う。

チラシは見開きになっており、その映画祭で上映した芦川いづみ作品が掲載されているので、それぞれの主演作を振り返るのも楽しい。この中にはまだDVD化されていない為に観れていない作品も数本あるので、当時神保町シアターで観ておけば良かったと若干後悔しているが、いつの日かDVD化されることを楽しみにしたい。