goo blog サービス終了のお知らせ 

blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

実家近くにある幻の城、『恩田城』を散策!

2025-04-08 21:05:52 | 日本の城、日本の寺

自宅や実家のある横浜市青葉区近くの城跡はもう殆ど攻略したと思っていたが、まだ攻略出来ていない城跡があることを先日思わず発見してしまった。まさに“灯台下暗し”である。その城跡とは、その昔『恩田城』と呼ばれていた城跡だ。早速2日間にわたって、恩田城の面影を探しに散策に出かけた。

場所は“こどもの国”にも近い、恩田町という場所。駅で言うと、東急こどもの国線の恩田駅周辺だ。このエリアはJR横浜線の成瀬駅にも近く(先日桜のお花見に行った恩田川沿いも近い)、またあかね台という新興住宅地もある台地。地図で見ると、ちょうど恩田町はこのあかね台をコの字型に囲った地形になっているのが良くわかるが、あかね台も元々は恩田町の一部だったようだ。

実家の青葉台からも車で10分かからない近さで、良く近くを通る場所でもある。実は、今回恩田城の存在を知るきっかけになったのも、なんとなくこの恩田町のエリアに残る丘陵地形が、妙に城跡っぽいと感じたことが発端であった。そしてネットで調べていくうちに、鎌倉時代に『恩田城』という城がこの地にあったということを知ったのだ。詳細は不明だが、鎌倉時代の御家人、“恩田氏“が築いた居城だったらしい。

あかね台はその名の通りこのあたりは台地になっており、また、この地はちょうど町田方面から鶴見川に流れ込む恩田川と、こどもの国の北から恩田川に合流する奈良川がまさに交叉するエリアで、しかも台地という地形もあって、要塞としてのお城を築くには理想的な地理だということが良くわかる。

恩田町の南には、恩田川が流れるが、ここの交差点に“堀の内”という地名が残る。これは僕の勝手な想像だが、恐らく鎌倉時代には恩田川も今よりもっと川幅が広かったに違いなく、この川沿いに堀などを設けて城を築いていたのではないだろうか。堀の内の交差点からあかね台方面を見ると、急な丘になっていることがわかる。まさにこの傾斜が堀の跡であることを物語っている。

そして堀の内の北側には福昌寺というお寺があり、実は1984年から1986年にこのあたりで発掘調査が行われた際、空堀の一部が発見されたらしい。まさに堀の内の名前の由来が証明されたのである。

福昌寺の東には、杉山神社という神社もあり、このあたりも恩田城の一部であったと思われる。城エリアにはお寺や神社もつきものである。杉山神社の裏には貯水池があるが、下から見上げると杉山神社が少し丘の上に建っていることがわかる。このあたりもまさに城の土塁や空堀の名残なのかもしれないと妄想してしまう。

杉山神社の北には、“内方姫供養塔”と呼ばれる史跡がひっそりと残っている。ここは、その昔城の麓の恩田川が氾濫して村が水没し、この時、恩田氏のお姫様であった内方姫が、川の氾濫に困った村人たちの為に恩田川に身を投げて洪水を治めたという伝説が残っているが、その供養塔らしい。こんな伝説があるのもちょっと興味が湧いてしまう。

続いて恩田駅から少し東に歩いていくと、徳恩寺というお寺がある。ここは初めて訪れたが、小さいながらとても素敵なお堂であり、庭にも素敵な池があってかなり雰囲気のいいお寺ですっかり気に入ってしまった。このお寺も古くから恩田城エリアを見守ってきたのだろう。立派な古木がたくさん確認出来る。

徳恩寺から徳恩寺橋を渡って奈良川を超え、反対側の山の斜面を登っていくと、赤い屋根の擬宝珠(ぎぼうし)が象徴的な“薬師堂”があった。このエリアに残る史跡の一つだ。由来は不明だが、境内には古い石像などがあった。

奈良川沿いには、親水広場というエリアもあり、桜もまだ満開で川のまわりを散歩するには良い場所だ。このあたりも昔城の一部だったのではないかと思うが、とても素朴な田舎風景が残っており、美しい竹林などもある“足利街道”という古道も残っていたので、少し散歩してみた。

そしてこのあたりの地形も、遠目に見ても土塁らしき地形などもあって、要塞を築くには最適なエリアのように見える。恐らく城エリアの一部であったことが伺い知れるので、なかなか興味深い。

恩田城としての明確な遺構は殆ど残っていないものの、残された地名や僅かな地形から、なんとなくその面影を想像することが出来た。あれこれ想像・妄想しながら城跡を探索する楽しさはやっぱり格別で、僕の城好きもここまでくるとかなりの重傷だが(笑)、名もなき素朴な地元の田舎道を散策しながら、地元の歴史や地理を学べるのも結構楽しいものである。これでまた地元の城跡を新たに1つ攻略することが出来た。


傑作会話劇、『俺の話は長い』2025・春スペシャル!

2025-04-08 17:40:39 | TVドラマ

2019年に日テレ土曜ドラマで放送された『俺の話は長い』が相当面白かったので良く覚えていたが、今回その続編となる『俺の話は長い ~2025・春~』が3月30日、4月6日の2週に渡って放送された。

『俺の話は長い』は、2019年10月期に放送されたホームドラマだが、ニートでヘリクツの天才・岸辺満(生田斗真)と、彼の家族の賑やかな日常が描かれた。今作は連続ドラマから5年後の世界を描き、前作に引き続き満の義理の兄・光司(安田顕)、姉・綾子(小池栄子)、めい・春海(清原果耶)、母・房枝(原田美枝子)らも勢ぞろいした。

このドラマの最大の見どころは、なんと言ってもヘリクツの天才である満を始め、出演陣の畳みかけるような会話バトルの面白さにある。全体的にはほのぼのした環境で起こる日々の小さな出来事を取り上げているだけのドラマで、登場人物も基本的には岸辺家と姉夫婦の秋葉家の2家族が中心の限られた世界で、場所も、岸辺家の実家のこたつのある部屋とキッチンで展開されることが殆ど。かなりクローズドな会話劇である。しかし、一癖も二癖もある岸辺家・秋葉家の面々が繰り広げる会話バトルが兎に角最高に面白いのである。その高速なやり取りは『最後から二番目の恋』で中井貴一と小泉今日子のやり取りにも似ているが、まさに脚本の妙と言えるだろう。ちなみに脚本を手掛けたのは大きなヒットドラマを手掛けた人気脚本家の金子茂樹によるオリジナル脚本作品だ。

今回の2週連続スペシャルは前作の5年後を描いているが、主人公の岸辺満(生田斗真)は、今や年齢36歳となった、相変わらずの独身男性。大学を中退した後、無類のコーヒー好きに乗じて起業したものの見事に沈没してしまい、もう11年も全く働いていないという俗に言うニートと呼ばれる立場になってしまった。だが働きたいという気持ちは常に持っており、他人に頼らず何とかしたいという思いは常に持ち続けてきた。満には「口喧嘩に関しては誰にも負けない」という変わった能力があった。何か自分に不利なことがあると、様々な屁理屈を繰り出しては自分の本性をごまかして生きてきた。

そして今回の大きなテーマは、喫茶店『ポラリス』の行方・・・。父が生前に営んでいた喫茶店の『ポラリス』だが、母房枝(原田美枝子)がこれまで切り盛りしたいたものの、今回ついに自宅と喫茶店含めて不動産を売却することを決断する。『ポラリス』と実家がなくなってしまえば、実家で気ままに生活していた満の居場所がなくなってしまうので、満もこれまで売却には反対していたが、姉の秋葉綾子(小池栄子)が『ポラリス』を継ぎたいと言い出したことで、満は逆に売却に賛成しだす。

不動産屋との売却契約を翌日に控え、岸辺家では引っ越しに向けた準備が進む。房枝は切り盛りしていた『ポラリス』の常連客(西村正彦)に挨拶するため、朝から名物のガトーショコラを作り、姉の娘である春海は店からお気に入りのコーヒーカップを持ち帰ろうとする。そして契約当日。満は春海と2人で和室にこもり、亡き父・巌の遺影を前にして決意の表情でさくら餅にかじりつく。そして居間では綾子と光司が見守る中、房枝が不動産屋の契約書に判子を押そうとしていた。するとそこへ「ちょっと待った〜!」と満が乱入。「ウチ売らないで済む方法、1つだけ思い付いたんだけど」と切り出すと「俺がポラリスを継ごうと思う」と宣言するのだった、という展開。やっぱり『ポラリス』は満にとって特別だったのだ。それにしても、随分回りくどい形でこの結論に辿り着いたものだが、このプロセスは必要な時間だったのである。

岸辺家と秋葉家のメンバー以外に、満が通うBarクラッチを営む後輩の駒野海星(杉野遥亮)と今回からの新キャラとして、バイト女子の柚葉(白本彩奈)が関わってくる。白本彩奈は今回の続編で初めて参加しているが、彼女も最近色々なドラマで見かける機会が増えてきたのは嬉しい。来週から放送が始まるフジ月9の『続・続・最後から二番目の恋』にも出演するので、こちらも楽しみである。

生田斗真がヘリクツばかりでかなりウザい満キャラを見事に演じているが、心底は繊細な心の持ち主であることも上手く表現しているのはさすがである。そしてこれに負けず劣らず、小池栄子、安田顕、清原果耶もかなり癖強で面白いのだが、この癖強で個性的なキャラたちがそれぞれにいい化学反応を起こしながら巧みな演技を見せていることで、全体としてかなり纏まりのある秀逸なドラマとなっているのだと感じる。今回は2週連続だけの続編復活であったが、またぜひ定期的に第三弾、第四弾と続けて放送して欲しいものである。『ポラリス』を引き継いだ満の今後に期待したい。


上質で新感覚!アンダーソン・パークのユニット『NxWorries』!

2025-04-07 14:16:38 | 音楽

僕が数年前からハマっているアンダーソン・パークの新作が、そろそろ出ないかなあ~とネット検索していたところ、アンダーソン・パークと、ビートメーカーとしても有名なKnxwledge(ノレッジ)によるユニット“NxWorries(ノー・ウォーリーズ)”として昨年アルバムをリリースしていたことを、不覚にもつい最近知ってしまった。アルバムのタイトルは『Why Lawd?』で、昨年の6月にリリースされたようだ。早速ダウンロードして聴いている。

NxWorries (ノー・ウォーリーズ)はファーストアルバム『Yes Lawd!』を2016年にリリースしており、今回の『Why Lawd?』はセカンド・アルバム。アンダーソン・パークと言えば、ソロでの活躍に加え、ブルーノ・マーズとのユニット、Silk Sonic(シルクソニック)でも大ブレイク。そしてこのNxWorriesというユニットでも、またカッコいいサウンドを産み出している。前作は、アンダーソン・パークとノレッジの2人だけが中心となって作りあげたらしいが、今回の『Why Lawd?』には、スヌープ、サンダーキャット、H.E.R.、アール・スウェットシャツといった豪華ゲスト陣が参加しているのも魅力の一つだ。

『Why Lawd?』はなかなか渋くてカッコいいサウンドが光る。アンダーソン・パークのソロによるニューアルバムと言ってもいいような雰囲気だが、それでいて何かがちょっと違う、新しさみたいなサウンドも散りばめられているような気がするが、様々な音楽ルーツから絶妙なセンスで構築されていると感じる。ビート感はノレッジによる影響が大きいのだろう。全体的には上質でソウルフルなR&Bと言えるが、ジャズ的な要素もあり、アダルトコンテンポラリーのような落ち着いた大人の雰囲気も漂うので、夜長にじっくり聴きたくなるようなサウンドでもある。

収録されているのは下記19曲。曲数が多いのでかなりの大作のように感じるかもしれないが、各曲は比較的短くアルバム全体としては44分なので、全体として結構聴きやすい。

  • ThankU (feat. Dave Chappelle)
  • 86Sentra
  • MoveOn
  • KeepHer (feat. Thundercat)
  • Distractions
  • Lookin’
  • Where I Go (feat. H.E.R.)
  • Daydreaming
  • FromHere (feat. October London, Snoop Dogg)
  • FallThru
  • Battlefield
  • HereIAm
  • OutTheWay
  • SheUsed
  • MoreOfIt
  • RMX (feat. Charlie Wilson)
  • DistantSpace
  • WalkOnBy (feat. Earl Sweatshirt, Rae Khalil)
  • EvnMore

アルバムは、いきなり素敵なコーラスの『ThankU』から始まる。どの曲も味わい深いのだが、収録曲の中で僕が特に気に入ったのは上質なR&Bになっている『MoveOn』、『Where I Go』、『MoreOfIt』、『DistantSpace』、『WalkOnBy』、明るい曲調ながらもどこか哀愁漂う『Distractions』、そして一番好きな曲が『Daydreaming』。ビート感とギターサウンドがカッコいいし、まさにタイトル通り夢見心地でマイルドなR&Bだ。『HereIAm』はアンダーソン・パークのボーカルがソロ曲にも近い雰囲気のサウンド。

アンダーソン・パークの曲はどこか浮遊感のあるサウンドであり、とても独特な魅力がある。僕はあまりにもラップ色が強い曲は好みではなく、やっぱりスムーズなR&B系、クールなジャズ系の曲が好きだ。そんな中で、アンダーソン・パークはラップはありつつもそのバランスがちょうど良く、そんなところが気に入っている。また彼の声・ボーカルやソフトなラップも何だか耳障りがいいのだ。変に激しいストリート系ラップに傾注し過ぎない感覚が実に素晴らしい。それなりにエッジが効いた部分もあるのだが、総じて落ち着いた雰囲気の、大人のグルーヴ感がとてもいい。

僕がアンダーソン・パークにハマったのは、2019年にリリースされたアルバム『Ventura』を聴いてから。このアルバムがすっかり気に入ってしまい、遡って前のアルバムなども聴いていた。その頃『Ventura』に関して取り上げたブログは下記をご参照。かなりの傑作アルバムで、Z3でドライブする時はこのCDがかなりのヘビロテである。

最近のお気に入り、アンダーソン・パーク! - blue deco design lab

昨年リリースされた今回のアルバム『Why Lawd?』を聴いて、思わずアンダーソン・パークのニューアルバムが聴けたような喜びがあったが、味わいのあるユニットとしてのNxWorriesも初めて知ることが出来たのもかなり大きな収穫であった。次はアンダーソン・パークのソロアルバムに期待したい。

 


きなこ専用のジェラピケクッションを購入!

2025-04-07 08:44:26 | 愛犬きなこ

先日、きなこのお誕生日を機に、ジェラート・ピケの新作ドッグウェアを2枚購入したばかりだが、追加できなこ用に、こちらの可愛いジェラピケのワンちゃん用クッションを購入した。

ピンク色で半円型のクッションに、”GELATO PIQUE”とロゴが入っており、またクッションの左下に、ソフトクリームがくっついている(これは縫い付けられている一体型なので外れない)。何とも可愛くて、“美味しそう”なクッションである(笑)。

きなこは家の中で、こたつの周辺でゴロゴロ、ぬくぬくするのが大好きだ。時々ネコかと思ってしまうくらい、まったりしていることが多いのだが、そんなきなこにはピッタリのクッションである。早速きなこもこのクッションが気に入ったようで、顎を乗せて寛いでいたので、きなこ用の良いおうちグッズを購入することが出来た。


桜満開!今週末もきなことお花見!

2025-04-06 10:35:00 | 愛犬きなこ

先週は平日雨が続いていたが、ようやく金曜日に晴れ間が戻ってきた。日曜日はまた雨予報ということもあり、土曜日は最後のお花見日和になりそうだったので、朝早くから2週連続で恩田川に出かけた。恩田川は自宅の近くでは一番の桜の名所。先週は日曜日も恩田川を訪れたが、まだ7分咲きくらいだったので、今週ま満開を期待して訪れでみた。

そして期待通り、今回はほぼ満開。これからまた雨が降ればだんだん散り始めるだろう。先週はまだあまり咲いていなかったエリアも今週はすっかり満開が素晴らしい桜を見ることが出来たが、今朝も多くの花見客で賑わっていた。

恩田川の両側に美しい桜のアーチがかかり、また水面に移る桜も実に美しい。やっぱり川の桜並木は本当に絵になる。桜の名所と言えば、中目黒エリアで見る目黒川沿いが有名だが、恩田川はちょうど広い目黒川のような感じで、桜の密集度では負けるかもしれないが、逆に両側の歩道がゆったりしており、散歩を楽しみながら美しい桜を愛でるには最高の環境である。これで今年も2回恩田川を訪れ、美しい桜を満喫することが出来た。

続いて、東京都町田市にある菅原神社という神社を訪れた。ここは初めて訪れたのだが、入り口の鳥居と見事な桜の木がとても絵になる場所だ。階段を上がって境内も立ち寄ってお参りしたが、地元では結構人気の神社のようだ。

駐車場もあって、車でも立ち寄りやすい立地も気に入ったが、Z3越しの桜も見事であった。

そして日曜日の今日、朝はまだ天気が良かったので、すすき野の黒須田川沿いに咲く桜を見に、きなこと立ち寄った。ここも毎年写真を撮っている場所だ。満開でなかなか見事な桜である。

次に、地元でも人気の桜並木が楽しめるあざみ野を散歩した。ここも毎年訪れているが、住宅街を彩る桜並木が見事である。

今年もこれでそろそろ桜の見納めかもしれないが、桜は楽しめる期間が短いだけに、特別感が増す。毎年桜を見ながら思うことだが、今年も元気に、満開の桜をきなこと楽しめているこの時間に感謝である。これから桜が散る際の“桜吹雪“もなかなか圧巻なので、近所をドライブしながら最後まで桜を最後まで見届けたいと思う。