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ブログタイトルを変更しましたが特に意味はありません。

もやしそば、またはサンマーメン

2013年02月03日 15時52分36秒 | 


無性に麺が食いたくなり、半常連となりつつある神奈川と山梨の県境のラーメン店へ。
ここでは醤油ラーメンが自分的定番なのだが、この日は身体が野菜を欲していたので「もやしそば」をオーダー。
近年は「もやしそば」よりも「サンマーメン」と言った方が通りがいいかもしれない。

待つことしばしでやってきた「もやしそば」。
大量のもやしの餡で麺が見えず。なかなかの偉観である。餡がスープの表面を完璧に覆い切っているので、
ぶ厚いラードの層がスープを覆う『純連』の味噌ラーメンのごとく湯気が立たない。しかし中は熱々なので注意が必要だ。
瑞々しい野菜をまとめる餡の照りがなんとも食欲をそそってくれやがる。たまらねえぜ。



味の方はあっさりとした昔ながらの「もやしそば」の味。
先日食べた味噌ラーメン同様、奇を衒ったところのない、実直にしてやさしい味わいである。
面白いのは「味わいの変化」。序盤は大量の餡が麺にしっかりと絡み、あんかけやきそばのようなテイストなのだが、
餡が緩んでくる後半は野菜の甘みが溶け込んだ汁そばとなり、そこに辣油や酢などを垂らせば、
まったく異なった味わいとなる。これはなかなかに愉しいし、飽きることなく最後まで食べ切ることができる。
さらに言うならば異なる複数の味を段階的に愉しめたことで、満足感も大きい。
そして最後はいつものようにスープの一滴まで飲み干して完食。塩分控えめクドさのないスープなので
最後まで飲み干すことができる。いやぁ、美味かった。

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