* 水族館はいいねぇ。

両親を誘って、
江ノ島までプラプラと出かけてみました。

親は最初、「江ノ島なんて～」とか言ってたくせに、
結構楽しんでいた模様です。

「灯台元暗しって、このこと、って感じだね。
　江ノ島なんてすぐ近くだし別に～、って思ってたけどー。」

だって。

私だってさ、ずっと首都圏暮らしだったら、
「江ノ島に散歩に行こうよ」なんて
言わなかったかもしれない。

忙しくしてた日々の中では、私の中の「江ノ島」感覚は
間違いなく
「相模大野で電車切り離されたのに気づかなくて
　江ノ島方面に来ちまった、ちぇ、戻んなきゃ。
　今日は遊んでいる暇はない～。」
って感じだったもの。

函館みたいな遠くで暮らす様になると、
小さい頃からずっと過ごしてきた馴染みの場所を
もう一度巡ってみたくなる、
不思議な感情が出てくるのです。

もう一度巡り歩いて、
「やっぱ、いいわぁー。」って再認識したくなるっていうか・・・。

芽生えた郷土愛みたいなもんかねー。

一番行きたかったのは、
新しくなった「江ノ島水族館」。

人間の背丈の何倍もある大きなアクリル水槽。
いいねぇ、あれ！
最高ぢゃん。
ダイビングしているのと同じ様な気分が味わえる。
海の中に潜っているみたいな感覚。
相模湾大水槽、チョベリグー☆（←この表現は古いのか？）

水色の世界の中で、
泳いでいる魚達を見てると
な～んか癒されるんだねぇ。

いつまでも、
いつまでも、

眺めていたくなるんだよねぇ。

水槽の上の方を、大群で泳いでいるイワシを見て、
私と母が同じ事を呟いた。

「あれ、イワシだよね？」
「美味しそうだねー！」
「キラッキラッ　してるよ。」
「きっと、脂のってるね。」

母も私も思考回路が「食べる」ことに繋がっている・・・
・・・食いしん坊は、血筋だったらしい。

父、失笑。

水族館はいいね。
暇さえあれば、通いたくなる場所だった。

江ノ島水族館なんてすぐ近くだったのに、
今まで足を向けなくて、もったいなかったナァ。

たぶん、小学校の遠足以来だったわ。