* 山田十郎

山田十郎。

人の名前？何？　って感じだけど、
「梅酒」の名前です。

なんだ「酒」かよー。
そうですぅ、オシャケですぅー。
ニヤッ。(￣ー￣)

おシャケ、大シュキ。
（お酒大好き）
でも、なるべく飲まないように、飲みすぎないように、
控え続けて
気づいたら、もう５年ぐらいになりました。

それまでは「ザル」だとか「ウワバミ」だとか「潰された」とか、
色々言われました。
（随分、よねぇ・・・）
本人にはまったく自覚症状なかったケド。
馬の耳に念仏、
若気の至りです。

飲まないように、飲みすぎないように、と心がけていたら、
私のお酒の強さは
すっかり「かわいい女の子級」になっちゃいました。
今なら簡単に落とされれます、もれなく。
そんでもって、お酒の席ではシラフでもはしゃぎます。
昔からこのぐらい安上がりな女だったらよかったのにね。

このぐらいの体質が、ちょうどいい♪
うん。・・・ん？

近頃は、また色々と思うところあって、
殆ど飲まなくなりました。

夫のダーも、晩酌をしない人なので、
家で飲むのは気が向いた時や御祝いの時ぐらい。
なんか、ウチって意外と平和な家庭ねぇ。
酒乱夫婦になるかと結婚する前は心配されたのに、
心配ご無用でしたわ。

気が向いた時、
私がチビチビ飲んでいるのが「梅酒」。

今気に入っているのは、この「山田十郎」さん。
まるでドンペリみたいな風貌が素敵☆です。

それに、気に入っているのは、
私が育った神奈川の酒蔵で出来た梅酒だから。
山田錦の純米酒に
小田原の梅を漬け込んだ、日本酒風の梅酒。
日本酒だから、ラベルがお米の形をしているのかしら？
メジャーな梅酒より、ちょっと酸っぱい。

氷を入れたグラスに注いで
カランカランとグラスを回しながらチビチビ飲んでいると、
懐かしい、”都会の田舎”の風景を思い出すのです。
実家が恋しくなる、癒しのお酒。

この梅酒、ダーのお友達が送ってくれました。
私の出身地を知っていて、
わざわざこの梅酒を送ってくれたのかと感動したのだけれど、
偶然だったみたいです。

横浜そごうで、「これだ。」ってピンと来たらしい。
きっと、
私の心が「それにしてぇ、それにしてぇ」って、呼んだんだな。

偶然が最高のプレゼントになりました。
ダーのお友達、ありがとう！

チビチビ飲んできたつもりなのに、
残り少なくなってきてしまった、癒しの梅酒。
ドンペリ風のこの瓶を、
ギューッと抱きしめたくなる私って・・・

やっぱり呑んベェのＤＮＡを眠らせているだけ、
なのかしらん？

いやいや、眠っているのなら、起こすまい、起こすまい。


いづみ橘酒造