世界陸上大阪

　今夜は世界陸上の男子１００メートル決勝が行われた。９秒８５。アメリカのタイソン・ゲイの優勝だ。いや～早いな。当たり前だが。テレビで見ていてもあんなに早く感じるんだから、一緒に走ったら相手はホントに人間か？…と思ってしまうんだろうな？それにしてもテレビでは、１／６７億と言う表現をしていたが、私だって私の指紋を持っているのは、１／６７億だ。

　私は結構足が速い（かった）。その代わり長距離がからっきしダメだ。私の筋肉はいわゆる短距離向きの速筋線維だ。白筋繊維とも言うようだ。逆に私の父親は体育の教師をしていたのだが、昔は駅伝の選手でもあった。いわゆる遅筋線維、赤筋線維のタイプだ。…と言う事で遺伝はしなかったわけだ。まっ、そんな事はどうでもいいのだが…。

　ところで、私が高校２年の時である。私は体操部に入っていたのだが、私の高校には一つ上の先輩に、１００メートル走で県（福島県）で一位になった先輩がいた。ある日、体操部でグラウンドをランニングしていたら、陸上部に所属しているその先輩が１００メートルのダッシュをしているところだった。その先輩と体操部の先輩は友達だ。それで、一緒に走ってもらえる事になったのである。

　県で一位とはいかほどのものかと思ったのだが、５０メートルまではそう変わらないのである。もしかしたら…と思ったのはその瞬間だけだった。そこからは引き離されるばかりである。俗に言うギアが変わるというやつだ。ゴールでは１０メートルの差がついた。先輩は１１秒フラット。それでも私は１１秒９だった。今だったら、私は２０秒を切れるのかな？この前は、小三の息子にかけっこで負けているし…。