ピース・ダイアリー

競わないで、奪わないで、争わないで。
分けあって、話しあって、助けあって。
この世が、そのようであったらいい、と。

手を動かして

2007年07月18日 15時00分45秒 | 日記
 若いものがいない、わけではありません。土からはなれた給与生活で、どこかにマイカーで通勤なのです。村の鎮守の、杜(もり)にも社(やしろ)にも、まったく関心がないという。

 中越沖地震による、柏崎刈羽原発の事故、放射性物質ももれて全7基でトラブル50件と。車も、発電所も、機械です。荘子のことばに、こうあるようです。

「自分の仕事を機械的に片づける人は、機械の心をもつようになる。機械の心をもっておれば、その人から素朴さが失われる」

 このごろはまた、トイレも機械のようで、ウオッシュレットというのはお湯がでて、おしりを洗ってくれるのですか。いや、「最新の洗浄機トイレには『便意促進ボタン』というのまでついている。便秘がちの人のために、強い刺激の水がピュッピュッと出るのだそうである」と、三砂ちづるさんが書かれていました。

 素朴さというのは、飾らないで、自然のままであること。できるだけ、そのように、暮らしたいものです。土からはなれないで、そこまで足を運んで、考えをめぐらし手を動かして。では、また。

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