広島の日、長崎の日、敗戦の日とつづきましたが、思いだしたことあり。48年もまえ、オランダでたずねたお宅に、「シャドー・オブ・ヒロシマ」という、つまり「ヒロシマの影」という本があったのです。めくってみると、波多野勤子著『少年期』の英訳版でした。
1950年に光文社で発行され、ベストセラーとなり、いまここにひろげているのは、それから4年後に出た新書版です。東京から諏訪に疎開した波多野家の、その母と息子の往復書簡集というもの。息子は、戦時下と戦後をはさんで、中学1年から4年まで。
どうやら、原爆投下のことは書かれてないようですが、どうしてヒロシマの影か。訳者は、広島=戦争とし、戦争の影と考えられたのでしょう。原爆・原発 一字の違い。日刊紙の県版には、きょうもこの町の空間放射線量の数値が載り、きのうは0・056マイクロ・シーベルトと、これはほとんど毎日変わりません。このさき、フクシマの影は消えることなし、か。はい、ご自愛を。
1950年に光文社で発行され、ベストセラーとなり、いまここにひろげているのは、それから4年後に出た新書版です。東京から諏訪に疎開した波多野家の、その母と息子の往復書簡集というもの。息子は、戦時下と戦後をはさんで、中学1年から4年まで。
どうやら、原爆投下のことは書かれてないようですが、どうしてヒロシマの影か。訳者は、広島=戦争とし、戦争の影と考えられたのでしょう。原爆・原発 一字の違い。日刊紙の県版には、きょうもこの町の空間放射線量の数値が載り、きのうは0・056マイクロ・シーベルトと、これはほとんど毎日変わりません。このさき、フクシマの影は消えることなし、か。はい、ご自愛を。