ピース・ダイアリー

競わないで、奪わないで、争わないで。
分けあって、話しあって、助けあって。
この世が、そのようであったらいい、と。

もたもたしないで

2007年02月12日 09時36分03秒 | 日記
 きのうの話につづけますが、いまから7、8年まえか、ある月刊誌に「先日、米国の非暴力反戦運動家、デイブ・デリンジャー氏のお話を聞く機会があった」という編集子の記事がありました。

 また週刊誌には、中山千夏さんが「デイブ・デリンジャーのような大先輩も頑張っているんだから、私たちも負けないように頑張ろうよ」と。ある日刊紙の読書欄にはまた、吉岡 忍さんが「おいアメリカ人でさ、とんでもないジジイがいるぞ」と、そのデリンジャーの自伝『「アメリカ」が知らないアメリカ』について書かれていました。

 その吉岡さん、それより25年ほどまえに貧乏旅行でたどりついたシカゴで、「小さな集まりだったが、そこに寒そうに立っているジイさんがいた。宿がない、というと、じゃワシのホテルに泊まれや、とベッドの半分と翌朝のメシをわけてくれた」というのです。

 あの本のなかで、わたしはこのように紹介したあと、次のようにつづけていました。

「もう八十三歳になるこの老人もまた、ドイツとも日本とも戦争したくないと、あの戦時下に徴兵を拒否して収監されている。刑務所をでてからは広島と長崎への原爆投下を糾弾し、朝鮮戦争にも、もちろんベトナム戦争にも反対。『最近では、阪神大震災の被災者の公的支援の必要についてまで発言し行動している』という」

 83歳ですか、わたしはまだ77歳で、もたもたしていてはいけませんね。いいお天気、これからでかけることにします、お元気で。