59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

懐かしい友人

2006-05-26 09:42:21 | Weblog

5月25日(木曜日)
今日は午後から以前同じ会社に居た後輩 I 君が訪ねてくる予定だ。
家庭の事情で25年前に親元の長崎に帰って行った。
彼とは職場も同じであったがテニス仲間、飲み仲間といったほうが適切かもしれない。
今回は関西地区への出張のついでに秋田の酒田市にある工場を見学し、東京、千葉の支店に寄った後我が家へわざわざ立ち寄ってくれた。
一緒に仕事したのは僅か3年の間であったがアフター5やテニスを通じてのつながりが深かったせいか、退社後もづーっと付き合いが続いている。
彼の九州男児的熱い性格で人とのつながりを大事にするところから交際が途切れないのかもしれない。上京するたびに顔を出してくれる。
今回も私のところに来た後、当時の上司のお宅に一緒に出かけた。その元上司も今は身体の具合が悪いが、我々が行ったらとても喜んでくれた。
しばらくして彼の同期の友達 Aちゃんもそこに合流し談笑した。私とその当時の上司が2人とも病気だということもあり話題は健康に関することに流れがちではあったが、当時のことを思い出しながら懐かしい話も出た。脳溢血を2度体験したにもかかわらず上司の記憶力のよさには我々はじめ奥さんもびっくりだ。
彼の同期の友人Aちゃんともメールのやり取りはあったが顔を合わすのは病気になって以来初めてだ。私の顔色がよくって、思っていたより元気そうで安心したと言ってくれた。

こうして古い友人、上司と話していると自然と話が弾む。精神的にリラックスでき、免疫力が増して身体にも良い効果があると思う。元上司は言語障害が残っているが、我々が久しぶりに訪れて必死で話そうとするのでどんどん言葉が出てくるようになったみたいで、奥さんも「こうして人とどんどん話しをすることが一番のリハビリになるね」と言っていた。
2人とも病気にはなったが幸いにも今のところ命を維持している。事故で突然命を絶たれる人も居ることを考えると人の命は本当に自分の力ではどうにも出来ないことをつくづく感じる。

時間もあっという間に過ぎて、病人は寝る時間になってしまった。入院時の就寝時間が早かったせいか、退院してからも何となくそのリズムを保っている。というか、寝る前にびわの葉温灸の施術を1時間近く行うのでその分BEDに入るのが早くなるといった事情もあるが・・・
とにかく I君とAちゃんを近くのホテルまで妻の運転する車で送ってから帰った。
2人はもう少し話して(飲んで)行くと言っていた。  おやすみ。
楽しいひと時をありがとう。