59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

学友と片栗の里へ

2006-04-09 16:14:21 | Weblog
 山つつじ

 西洋片栗(薄紫色の日本片栗はほとんど終わっていた)

 箒桃

4月9日(日曜日)
今朝の体温は37度でちょっと微熱がある程度だが、昨日に比べるとだるさは随分軽くなった。

予定通り学生時代の友達が遊びに来てくれた。
就職した先は異なったが就職先が近くだったせいもあり、上京当時から割と親しくしている友達だ。
学生時代はお互いに軟式テニスをやっていたが、仕事を始めてしばらくして硬式テニスを一緒にやる機会があり対戦したが、軟式テニス時代からは想像できないほどうまくってびっくりしたことを思い出す。
ゴルフも随分やっているようで、私のクラブがアメリカから帰ってきたら、まずは一緒に練習場へ行こうということになった。きっとゴルフも想像以上にうまいのだろうと思う。学生時代には飛びぬけて運動神経があった方ではないと記憶している。何事も集中してやるタイプだからきっと短期間に努力して上達する秘訣を知っているのだと思う。私はアメリカでゴルフを始めて1年だけど、日本でやったことが無い。まー友達だから楽しく出来ればいいか・・・
身体を動かす目標が出来た。無理をしないで免疫を高める程度に軽くゴルフも挑戦しようと考えている。

近所に片栗の群生地があるので一緒に見に行った。(添付写真参照)
生憎片栗は最盛期を過ぎており残念だったが、その他の花々が綺麗で、
それなりに里山の美しさを散策できた。
彼の奥さんは山草が好きだそうで、一緒に来れば喜んだだろうと言っていた。
今日はうちの奥さんが不在だったので奥さん同伴では来なかったが、
今度は是非一緒に来てくれるように頼んだ。奥さん同士で草花の話に花が咲くことだろう。

帰りに一緒に昼食をとったが、私の食欲が普通なので喜んでくれた。
病気見舞い、特にがん患者に対してはどう言葉をかけていいかを悩むと思う。
もし私が昔の状態(癌にかかる前)で癌を患った友達を見舞いに行ったら、
おそらく何も言えないだろうと想像する。
「頑張って」と言う言葉は一般的だが患者には余り心に響かない。
彼にしてみれば「ゴルフに誘うこと」 「食欲があることを冷やかすこと」 が精一杯の励ましの言葉だったと思う。

彼の家は3年前に建て替えたらしいので、夫婦で今度お邪魔することにして分かれた。
彼はビンテージ物の最高級の自転車で颯爽と帰っていった。 顔を見せに来てくれてありがとう!