スカパーでやってました。何気なしに付けただけだったんですが、全然覚えてなくてビックリ。そして、やっぱり面白い。というわけで、ぼんやりじーっと見てしまいました。
ヘロイン中毒のレントン。一時はまともに仕事をしたりもしていたが、結局ヤクの売買に手を出したりして、結局いいとは言えない仲間達とクスリ漬けの世界に陥っている。自由? 楽しい? 気楽? 確かに。でも実際はそんなことばっかりじゃないんだけど・・・。
正直ヒドイ。エグイ。とんでもない。
なんだけど、なんでなんだろう・・・。なんとなく笑えるんだよね。
シモネタばっかりだし、自己分析しても通常、私ならかなりの確立で引いてしまいそうな状況もてんこ盛りなんだけど、なぜか全然嫌いじゃなくて、むしろ好きなんです。なんでなんだろう?
同じようなエイズだったり、ヤクだったり、セックスだったり、っていうのが売りみたいな作品では、若干引いてしまう部分もあるのにね。何でだろう?
そんなわけで、嫌いだって言う人、面白さがわからないという人、そんな人の気持ちもなんとなくわかるんですよ。
でもやっぱりシャレてるよ、この映画。
別にオシャレっていっても、単純に衣装とかそういうものっていうわけじゃないんだよなぁ。
なんていうか、雰囲気っていうのかな?
画面に収まる人の位置や、部屋の間取り、色使い。モノローグのタイミングとか、空の色とか街並みとか、その辺のなんつーか雰囲気なのかな。
自分でもよくわからないんだけど、なんとなくね。
内容もなんとなくなんだけど。
ああ、こういうもんなのかもしれないな・・・とね。
子供が死んだその後でもヤクをやる。
エイズで友達が死んだ後でもヤクの商談をする。
ふぅむ。現実味の薄い生活よね。だけど、わかんなくない気もする。
わかるというわけではないけれど、決してわからなくなんかないかな、というところ。
とにかく、そんななかでも何とかやり直せるって思って欲しい、っていうような気もする。
最後最後といいながら今までずるずるとしてきたレントンだから、また最後といいつつ同じことを繰り返すかもしれない。だけど、あのラストの晴れ晴れしい表情が妙にすがすがしい気はした。
青春映画だよなぁ、って本当に思う。
1990年代の青春映画って、こういうのなんだな、って、今更思う。
ちなみにこれは1996年の作品だけど、妙にもっと前に感じる。
こういう音楽が好きで、こういう雰囲気が好き。
それが「トレイン・スポッティング世代」っていう感じかな。
あまり説教くさくないところがいいなぁ、と思う。
どう見ても憧れる生活ではないし、決してこんな生活したくはない、と思うから、それでいい。
最後のセリフ「あんたとおんなじ側の人生だ」だったっけかな。あのセリフでドカンと来た。
斜に構えてるセリフだからこそたまらなくいとおしいセリフだよね。
そんなやつに上手く行くわけないんじゃない? って思う?
わからないよ? そういうやつだからこそ上手く行くってこともあるんじゃない? みたいなね。
でも、ある日思うものなんだよ。その「轍にはまる心地よさ」みたいなものをね。
あの、バカみたいな未来図。むちゃくちゃわかるじゃない。
未来を選べ、レントン。
おいで、私と同じ側の人生へ。
そう私が言えた時に、大した事ないけれど、意外といいものなのかもしれないね、と、自分のことを少しよく感じられて、そして少し優しく、そして大人になれるような、この斜に構えた心地よさが好きです。
「普通じゃない」もそうだけど、ダニー・ボイル&ジョン・ホッジのコンビの映画をみてると、世間を斜に構えて見ているからこそ、”あえて”回り道をして遠回りをするけれど、だからこそ感じるいとおしさ、ありがたみ、そんな中にはまっている自分をも楽しむことが出来る、”決まった道”みたいなものの心地よさ、みたいなものを私は感じてしまいます。
ちなみに、ラストのホテルの部屋で流れるUNDERWORLDの「BORN SLIPPY」が、マジで、マジで、最高です。
言葉では表せないけど、感覚的にとにかくもうしびれるんです。ツボです。
ヘロイン中毒のレントン。一時はまともに仕事をしたりもしていたが、結局ヤクの売買に手を出したりして、結局いいとは言えない仲間達とクスリ漬けの世界に陥っている。自由? 楽しい? 気楽? 確かに。でも実際はそんなことばっかりじゃないんだけど・・・。
正直ヒドイ。エグイ。とんでもない。
なんだけど、なんでなんだろう・・・。なんとなく笑えるんだよね。
シモネタばっかりだし、自己分析しても通常、私ならかなりの確立で引いてしまいそうな状況もてんこ盛りなんだけど、なぜか全然嫌いじゃなくて、むしろ好きなんです。なんでなんだろう?
同じようなエイズだったり、ヤクだったり、セックスだったり、っていうのが売りみたいな作品では、若干引いてしまう部分もあるのにね。何でだろう?
そんなわけで、嫌いだって言う人、面白さがわからないという人、そんな人の気持ちもなんとなくわかるんですよ。
でもやっぱりシャレてるよ、この映画。
別にオシャレっていっても、単純に衣装とかそういうものっていうわけじゃないんだよなぁ。
なんていうか、雰囲気っていうのかな?
画面に収まる人の位置や、部屋の間取り、色使い。モノローグのタイミングとか、空の色とか街並みとか、その辺のなんつーか雰囲気なのかな。
自分でもよくわからないんだけど、なんとなくね。
内容もなんとなくなんだけど。
ああ、こういうもんなのかもしれないな・・・とね。
子供が死んだその後でもヤクをやる。
エイズで友達が死んだ後でもヤクの商談をする。
ふぅむ。現実味の薄い生活よね。だけど、わかんなくない気もする。
わかるというわけではないけれど、決してわからなくなんかないかな、というところ。
とにかく、そんななかでも何とかやり直せるって思って欲しい、っていうような気もする。
最後最後といいながら今までずるずるとしてきたレントンだから、また最後といいつつ同じことを繰り返すかもしれない。だけど、あのラストの晴れ晴れしい表情が妙にすがすがしい気はした。
青春映画だよなぁ、って本当に思う。
1990年代の青春映画って、こういうのなんだな、って、今更思う。
ちなみにこれは1996年の作品だけど、妙にもっと前に感じる。
こういう音楽が好きで、こういう雰囲気が好き。
それが「トレイン・スポッティング世代」っていう感じかな。
あまり説教くさくないところがいいなぁ、と思う。
どう見ても憧れる生活ではないし、決してこんな生活したくはない、と思うから、それでいい。
最後のセリフ「あんたとおんなじ側の人生だ」だったっけかな。あのセリフでドカンと来た。
斜に構えてるセリフだからこそたまらなくいとおしいセリフだよね。
そんなやつに上手く行くわけないんじゃない? って思う?
わからないよ? そういうやつだからこそ上手く行くってこともあるんじゃない? みたいなね。
でも、ある日思うものなんだよ。その「轍にはまる心地よさ」みたいなものをね。
あの、バカみたいな未来図。むちゃくちゃわかるじゃない。
未来を選べ、レントン。
おいで、私と同じ側の人生へ。
そう私が言えた時に、大した事ないけれど、意外といいものなのかもしれないね、と、自分のことを少しよく感じられて、そして少し優しく、そして大人になれるような、この斜に構えた心地よさが好きです。
「普通じゃない」もそうだけど、ダニー・ボイル&ジョン・ホッジのコンビの映画をみてると、世間を斜に構えて見ているからこそ、”あえて”回り道をして遠回りをするけれど、だからこそ感じるいとおしさ、ありがたみ、そんな中にはまっている自分をも楽しむことが出来る、”決まった道”みたいなものの心地よさ、みたいなものを私は感じてしまいます。
ちなみに、ラストのホテルの部屋で流れるUNDERWORLDの「BORN SLIPPY」が、マジで、マジで、最高です。
言葉では表せないけど、感覚的にとにかくもうしびれるんです。ツボです。
この映画の感想を書かれてる記事を探して
たどり着きました。TBさせて頂きました。
しっかり観られたんだなぁと読んで思いました。
やっぱり憶えてないですよね?
自分もそうですよ!!良かった!!(なにが)
それでは失礼しました。
また来ます。
10年前の映画ですから、意外と記事が少ないのでしょうか?
ご来訪、感謝感激でございます♪
ええ、覚えてないです(笑)
一緒に観ていた妹も覚えてなかったので、きっとそれが普通なのです!(ほんとうか?)
こちらからもまたお邪魔いたします。
またよろしくお願いいたします。
全体に流れてる雰囲気が、とってもしゃれてて
な~んか心ときめく感じがしました^^
トイレのシーンは強烈でしたが(^^;;)
はちゃめちゃな彼らでしたし、真似できないとは
思いましたが、ラストはなんだかすごく清々しくて
人生捨てたもんじゃない、なんて思えました♪
TBどうもありがとうございましたm(_ _)m
こちらからもさせていただきました♪
「こんな映画の何処がいいのよ!」と訊かれたら返答に困りそうですが、「雰囲気がいいのだ!」と答えるしかないというか(笑)
そう、決してキレイな終わりじゃないのになんか清々しいんですよね。それってユアンの笑顔のせいかもしれません・・・って、ファンの意見ですかね(笑)
こちらからもまたお邪魔しますね♪
ではでは。