映画鑑賞検定3級blog

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「レイヤー・ケーキ」

2007-02-14 | その他の国の映画
ジェームズ・ボンドになったことで一躍有名人になったダニエル・クレイグ主演のイギリス映画。さて、ボンド以外のときのダニエルさんはどんなものなのかね?というわけで、手にとってみました。

主人公はあくまでビジネスとして麻薬の売買を生業としている男。十分蓄えも出来たところで、そろそろ引退を考えていた。しかし、そう簡単にはいかないこの世界。デュークというチンピラじみた男から大量のエクスタシーを買い付けるという仕事と共に、知り合いの人探しも依頼され、彼の計画は少しづつ狂い始めてゆく。



結構面白かったですね、ややこしいけど。

なんとなくおしゃれな感じの音楽や映像は、「ロックストック~~」や「スナッチ」でガイ・リッチーと組んでやっていた製作のマシュー・ボーンが監督だからでしょうか。それともイギリス映画だからでしょうか。

テンポ良く進む割りにはゴジャゴジャとしたストーリーなので、ちょっと眉間にしわの寄ってしまうような部分もありますし、これといったカタルシスもそれほどないかな、とは思いましたが、それでも十分面白かったと思わせてしまう雰囲気はさすがといったところでしょうか。

期待していたのはもうちょっと”アッケラカン”とした話だったのですが、意外とシリアスじみた雰囲気で進むので、ちょっと気持ちの入れどころがわからず苦労しましたが、クールな雰囲気を楽しめばいいんだな、というふうに理解できてきたのは後半でしたが、それからは十分楽しめましたよ。

ダニエルは、「007」の他に「ミュンヘン」も見ていますが、こちらではクールぶった若造といった雰囲気の役割。一番彼が輝いていたのは、ボッコボコに殴られるシーンだったな、と思ったり。
もうちょっとコミカルな雰囲気のある人のほうが私好みの作品になったような気がしましたが、ま、こういうクールっぽい雰囲気にしたかったのでしょうから、その変はありなのかもしれませんね。

DVD版には、劇場版のエンディングのほかに2パターンのエンディングが収録されていました。
個人的には劇場版もいいですが、二つ目のパターンの方がかなり好きだな、と思ったりしましたね。

ラストの落ちは「あ、そういえば!」という感じでなかなか凝ってるな、と思いました。

う~~ん、もうちょっと!という感じはありました。
お話が悪かったわけでもないし、演出が悪かったわけでもない。俳優さんが悪かったとも思わないんだけれど・・・なんとなく惜しいな、といった感じでしょうか。

でも、面白かったんだよ。面白かったの。ただ、もうちょっとだったな、というイメージを受けました。う~~ん、惜しいな・・・。

あ、そうそう。ダニエルの吹き替えが小杉十郎太でした。
これで、新ボンドの吹き替えも決定か!?と思いましたね。合ってました。

公式サイト


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