映画鑑賞検定3級blog

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「エレクション」

2007-02-11 | 香港映画
今、私の中で大流行中のジョニー・トゥ。彼の最新作がせっかくキネカ大森にこの映画がやってくるというので、観にいこうと思ったのですが、なんと!朝の10:20~の1回きりの上映!こりゃ、1000円の水曜日を狙ってっていうわけにいかないわ、というわけで、日曜日、暇にしていたので朝から大森に行ってきました!

香港はチムサァチョイを仕切るのは、香港の中でも9つあるといわれる大手の組の中の1つ、和連勝会。その組では2年に1回、組のトップを決める選挙(エレクション)が行われる。今回の候補者は、ロク(サイモン・ヤム)とディー(レオン・カーファイ)。力技で事を進めるディーと、人の心をつかむ力のあるロク。いったんはロクに軍配が上がるが、持ち前の力技で会長の座を得ようとするディーのおかげで組は分裂と抗争に入ってしまうかと思われたが・・・。

<怖っ!>

けど、面白かった。
ま、「ゴッドファーザー」の香港版という感じという気もしなくもないが。

ドンパチはない。だけど、静かな抗争の中にもものすごい緊張感があって、息が詰まりそうな感じ。
怖い~~、でも、面白い~~。

サイモン・ヤムがむっちゃくちゃ怖いのよ。
彼の怖さは、「ゴッドファーザー part2」のパチーノともいい勝負かも。
でも、マイケルの切なさがない分、こっちの方が怖いかもしれない。

レオン・カーファイのキレた感じも素晴らしい。スーツが似合うわぁ、この人スタイルいいし。
キレた感じが最高にカッコよかったですよ。ザ・ヤクザって感じで。

竜頭棍という像を持つことで、会長となることができるというしきたりになっているので、それの奪い合いの場面が中盤の核。
いろいろな名前が出てくるので、ちょっとごちゃごちゃするけれど、その辺りのストーリーはすっごくカッコいいのよ。この辺は、結構エンタテイメントっていう感じです。

それを取り返そうとする男達がなんともカッコいいです。

兄貴を大切にしていて、目の鋭い、イケメン担当のビリーを演じるのは「麻雀大将」でアンディ・ラウの弟役をやっていたルイス・クー。鼻血出るほどカッコいい。もう香港では公開になっている「黒社会2」では彼が主役らしいし、ぜひぜひぜひ~~~!日本にも来い!

昔ながらのルールに厳しいちょいデブのちょび髭は、ジョニー・トゥ組の常連、ラム・シュー。「仲間から物を奪った物は1万の剣に刺される」などと、いちいちカッコいいしきたりを言うのが渋い。さすが。

カーアクション担当は、「インファナル・アフェア」で一躍有名人になった(?)ラム・カートン。迷いない感じが最高でした。いいっす、この人。チンピラっぽさがいい。

バイクアクション担当のレンゲを食う男は、「ブレイキング・ニュース」での刑事役もカッコよかったニック・チョン。この人、とってもスタイルいいね。かっちょいいです。アクションもこの人が担当だったのかな。いいっすね。

この4人がとにかく猛烈にカッコいいんですよ。いいです、ムチャクチャいいです。
この辺はさすがにジョニー・トゥ。
カンタンなやりとりにも”男”の絆を感じさせますね。

そんなカッコよさがあるかと思えば、やっぱりそこはトップ争いの抗争。
それも黒社会の力の闘争であるわけですね。
と、そんな感じのまさに”黒社会”の名にふさわしい映画でした。
ううっ。怖い怖い。
マフィア系映画が好きな人なら絶対外せないですよ。

いや~、それにしても久しぶりだわ、キネカ大森。
実はあんまり行ったことないんです。基本的にはDVD待ちなので。
しかし今日の私はめちゃくちゃ張りきってました!
なにせ、1800円で観てきましたから!久しぶりですわ・・・映画を1800円で観たの。
しかも電車代かけてますからね。なんつーハリキリっぷりでしょうか!
やっぱりこういうふうに単館系の映画に行くのもいいですね。
女の人多くてとてもびっくりしました。浮かなくてすんでよかったわ(笑)
全部で69席の劇場で、一日1回の上映で、2週間限定ですから、そりゃあ、人が入ってないと困るけど、ほとんど満席でした。
こういう”好きな人が集まってます”っていう映画館の雰囲気自体がいいな、と、久々に思いました。

「Exiled(放逐)」も控えている、ジョニー・トゥ。こちらもぜひ観たいし、配給会社が決まったという話もあるので、ぜひこれも観に行きたい!
そのための投資と思えば1800円も高くはな・・・・かった・・・かな?

公式サイト
エレクション - goo 映画


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