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【整理整頓】レジ袋禁止 仕方ないけど…

2017年03月28日 20時50分53秒 | 整理整頓
 フランスで最近、持ち帰りができる惣菜店や食料品店の風景が変わった。
 2016年7月からレジ袋の利用が全面禁止され、店側は持ち帰りの客に提供できなくなった。
 違反した場合は最高で罰金10万ユーロ(約1200万円)、禁錮2年と重い。

 対象は厚さ50ミクロン未満のプラスチック袋。
 パリではレジ袋の代わりに、利用が認められている茶色い紙袋や生分解可能な袋を出す店が目立つようになった。

 パリ中心部の食料品店「ベン・エピシエ」では、従来のレジ袋の代わりに生分解が可能な袋を使うことにした。
 見た目はレジ袋とは大きくは変わらない。
 店主のベン・マーマルさん(49)は、「わたしたちは環境問題に取り組まなければならない。次世代のことを考えれば当然」と理解を示す一方で、「コストは以前より2倍かかる」と顔をしかめた。

 2月下旬、中華の持ち帰り専門店を訪れた日本の男性駐在員(43)は、「環境のことを考えれば仕方ないが、紙の袋はかさばる」と不便な面を指摘する。

 もちろんレジ袋を使ってはいけないのはスーパーも同じ。
 大型店舗は以前から適用されていることもあり、普段訪れるスーパーのレジではエコバッグを持った客がほとんど。
 持っていない場合は、数十円から100円程度で袋を買う必要がある。

 パリ中心部のスーパー「モノプリ」のパン売り場で働くマリール・ミランダさん(51)は、「ポリ袋は必ず渡したけれど、紙袋は求められたときだけ。最初は少し面倒だったけど、すぐ慣れたわ」と話す。
 17年からは野菜や精肉売り場でつかわれる小さなポリ袋も禁止され、影響は小さくない。

 20年以降の地球温暖化の国際枠組み「バリ協定」がまとまるなど、フランスの環境意識は高い。
 16年には、25年までにゴミの埋め立て量を半減させる目標をまとめた。

 20年からはプラスチック製の食器も世界で初めて禁止される。
 業界団体からの反発も強いほか、高価な代替品を使う必要があり、家計を圧迫するとの懸念もある。
 ただバイオマスを原料とする袋を開発する企業も出ており、技術革新を刺激する効果も期待できそうだ。
 (平成29年3月21日付け日経新聞 ニュースぷらすより)

 極端なように聞こえますが、本気で取り組むとはこういったことなんでしょうね、
 日本でももう一歩進んだ改革を期待します。