今回は、往年の超大スター、”ジェントル・ジャイアント”ことドン・ウィリアムス、そして彼の最新ライブDVDをご紹介です。70年代から90年代初頭にかけての長い間ヒットを飛ばし続け、ヨーロッパにまで広がった人気に対して、当時の流行り言葉”コスモポリタン”にちなみ、”カントリーポリタン”と言われていたそう。私もカントリーを聴き始めた頃、入門として「20 Greatest Hits」を聴き、その優しみ溢れ . . . 本文を読む
カントリー界の押しも押されもせぬ大物であり、素晴らしいギタリストでもあるヴィンス・ギル。メジャーMCAでのデビュー以降、堂々の15作目のオリジナル・アルバムです。だいぶ前に、2006年リリースの4枚組み大作「These Days」(全曲書き下ろし!)をご紹介しましたが、それ以降、ホーム・レコーディングの「Guitar Slinger」、凄腕ウェスタン・スウィング・バンドThe Time Jumpe . . . 本文を読む
「アメリカン・アイドル」シリーズに対抗し、NBCで放送されて人気を博している音楽オーディション番組「ザ・ヴォイス」。その番組に審査員として出演以降、すっかり全米のTVスターとなったブレイク・シェルトンによる2013年作のアルバムです。「アメリカン・アイドル」で審査員をしているライバル!?キース・アーバンからの”僕はブレイクほどビッグでないよ!”との言葉に対し、&rdquo . . . 本文を読む
元ロックバンド、Hootie & the Blowfishからカントリー界に移籍して。。。という能書きがもう全く必要無いほどに、カントリー・フィールドでその人気、カントリー・ファンの忠誠心を獲得したダリアス・ラッカー。昨年2012年の10月に、早くも歴史あるカントリー・ラジオ・ショー”Grand Ole Opey”のレギュラー・メンバーに選出された事は、彼の存在が、いかにカントリーファンの心に根 . . . 本文を読む
1996年のデビュー以来、デッカ~MCAと堂々メジャー・レーベルの第一線で活躍し続けているベテラン、ゲイリー・アラン。デビュー当初はハットをかぶり、出身地でもあるカリフォルニアはベイカーズフィールドの伝統的なカントリーをベースに人気を獲得しましたが、だいぶ前ご紹介した2007年「Living Hard」あたりからはロック寄りのハード・カントリー・スタイルを展開しています。前作の「Get Off . . . 本文を読む
デビューアルバム「Thompson Square」で2011年に鮮烈なデビューを飾った夫婦デュオ、トンプソン・スクエアの2013年セカンド・アルバムです。デビュー盤は紹介し損ないましたので、遅ればせながら取り上げさせていただきます。昨年2012年のCMAアワードでは、早くもデュオ部門を獲得してしまってますしね!彼らのサウンドは、爽快なエレクトリックギターをふんだんにフィーチャーし、そこに適度なポ . . . 本文を読む
1986年のデビュー以来、1960年代に一世を風靡したカリフォルニアのベイカーズフィールド・サウンドをベースとした、常に質が高く、唯一無二のロカビリー的ロッキン・カントリー・ミュージックを提供し続けてくれているドワイト・ヨーカム。2000年代に入ってからは人気もある程度落ち着き、インディー・レーベルから作品をリリースしていましたが、この2012年の作品は堂々のメージャー、ワーナー・グループからの . . . 本文を読む
究極の滋味。
メインストリーム・カントリー・シーンにて、殆どリスキーと言える、徹底したアウトローなトラディショナル・スタイルのカントリーで、コアなカントリー・ファンや批評家筋を唸らせるジェイミー・ジョンソン。前作のCD2枚組みの大作「Guitar Song」はグラミーにもノミネートされたり、さらにはローリング・ストーン誌の年間ランキングの上位を獲得したりなど、カントリー界の外でもその音楽性・ . . . 本文を読む
何者だ?Time Jumpers。
ナッシュビルの著名なカントリー・ライブ・ハウス、Station Innを拠点とし、毎週月曜日のギグで、クラシカルなウェスタン・スウィングやレトロなカントリーソングのホットなプレイで、ローカル・レベルではその名が知られていたThe Time Jumpers。突如、第55回グラミー賞のカントリー部門で、2つのノミネートを獲得し、全国レベルでその名が注目される事 . . . 本文を読む
正真正銘の次世代カントリー。と同時に、カントリーの父ジミー・ロジャースへのオマージュ。
前作のメジャーデビューアルバム"Judge Jerrod & the Hung Jury"で、人を食ったようなユーモラスなスキットを随所に散りばめつつ、ミニマムな自身のバンド・サウンドと幾分軽めなディープ・ボイスによるストレート・カントリーを展開するという独特の世界感を提示して、その奇才ぶりを世に知らしめ . . . 本文を読む
チョッぴりシックなブレイク。 2010年、6パック(6曲入りのミニCD)アルバムの2連作でシーンの話題をさらい、遂に自身初めてのCMAアワード、男性ボーカル賞のウィナーを獲得したブレイク・シェルトン。本作は続く2011年リリース作で、曲数も通常に戻りました。6パック作では、"Hillbilly Bone""Kiss My Ass"など、かなりアメリカ南部を強く意識した歌詞とサウンド("Hillb . . . 本文を読む
現代カントリー界随一のトラディショナリストとして、そのパンチと深みが両立したグッド・カントリー・ボイスでうるさ型のカントリー・ファンも唸らせてしまうジョー・ニコルス。この2011年末にリリースされた通算8作目となる新作は、紛う方なきストレート・カントリー集となっており、質の高いアップテンポと忠実なカントリー・バラードがラインアップされています。2作前の「Real Thing」で感じられたような、 . . . 本文を読む
2009年のブルーグラス・アルバム「The Crow」でその達者なバンジョー・プレイを披露し、グラミー賞のベスト・ブルーグラス・アルバム賞をさらってしまった、ハリウッド俳優のスティーブ・マーティン。その彼が、3月15日にニュー・アルバムのリリースを予定しています。そのゲストとして、ディキシー・チックスとともにポール・マッカートニーの名が!チックスはブルーグラスのつながりからなのでしょうが、ポール . . . 本文を読む
2010年のCMAアワードで遂に男性ボーカリスト部門でウィナー獲得の栄光を勝ち取ったブレイク・シェルトンの、同年に発売された2枚の”Six Pack”です。それぞれ、3月と8月にリリースされています。つまり、両CDとも6曲のみ収録と、「アルバム」とは呼び難い体裁で、「EP」と言ったところ。ついつい損得勘定を考えてしまう音楽愛好家としては、「たった6曲だけのCDって、なんと . . . 本文を読む