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ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

Vince Gill ヴィンス・ギル - Okie

2019-12-14 | カントリー(男性)
メジャーMCAレーベルでの16作目という、長くトップクラスの 人気とクリエイティブな音楽活動を継続して来たヴィンス・ギル の2019年の新作です。その温かみのある声で、いつも気の利い たジョークを飛ばして皆を和ませてくれるというイメージの人で すが、今作のジャケットを見ると様子が違いますね。薄暗いトー ンの中で一人孤独に背中を向けて佇んでいるヴィンス。歌われ ているテーマは、かつてなく . . . 本文を読む

Luke Combs ルーク・コムズ - What You See Is What You Get

2019-11-16 | カントリー(男性)
デビューアルバムの「This One's for You」が今だにカントリ ー・アルバムで1,2を争う位置にいて、ポップ・アルバムで も20位内を維持しているルーク・クームス。そんな凄まじい 人気の最中の、待望のセカンド・アルバムです。しかし、そん な破格の人気など全く意に介さずといった感じの、素朴なイラス トのジャケットと「見たまんまだよ」というタイトルが、ルーク のキャラをいっそう . . . 本文を読む

Chris Janson クリス・ジャンソン - Real Friends

2019-10-26 | カントリー(男性)
あたかもヒッピーのようなセミロング・ヘアの風貌を持ちながら そのサウンドは結構硬派なストレート・カントリーを持ち味とし てきたクリス・ジャンソンの、ワーナー・ブラザーズでの3枚目で す。2枚目の「Everybody」あたり、流行りのR&Bだのダンス調 などみじんも感じられず、個人的には安心して聴けるアルバムで した。ボーカルはアーシ―な肌触りのテナー・ボイスで、こちら もカントリー王道 . . . 本文を読む

Jon Pardi ジョン・パーディ - Heartache Medication

2019-10-19 | カントリー(男性)
”カントリー”とは言いつつも、我々異国の人間からすると、いわゆるロックやポップスとの区分けがつかない音楽で溢れている現在のメインストリーム・カントリー。そんな中で、奇跡のように、ストレート・カントリー(本国ではハードコア・カントリーと呼称)でヒットを飛ばす若者、ジョン・パーディの3枚目です。一度聴いたら忘れられなくなる、少し鼻にかかったアーシ―なカントリー・ボイスで、カント . . . 本文を読む

Midland ミッドランド - Let It Roll

2019-09-07 | カントリー(男性)
時代錯誤も甚だしいヌーディ・スーツとカウボーイ・ハットという印象的ないで立ちで、2017年、アルバム「On The Rocks」でデビューしたカントリー・バンド、ミッドランド。そのルックスから想像される通りのトラディショナルなかつてのベイカーズフィールド・カントリーやカントリー・ロック、そしてロイ・オービソンの如き緩めロカビリー調をブレンドしたワン&オンリーのサウンド ~これ、ズバリ、ドワイト・ヨ . . . 本文を読む

Blanco Brown ブランコ・ブラウン - "The Git Up"

2019-08-17 | カントリー(男性)
ここ数週間、ビルボードのカントリー・シングル・チャートのトップを独占し続けているブランコ・ブラウンの"The Git Up"。際物っぽさも有るのですが、その一方で”カントリー・ラップ”というサブ・ジャンルも勃興して来そうで、チョッと注視しても良いでしょう。ジョージア州生まれの彼は、Butlerという田舎町と大都会アトランタの両方で子供時代を過ごしました。この両面性が彼の音楽 . . . 本文を読む

Old Dominion オールド・ドミニオン - Happy Endings

2019-07-20 | カントリー(男性)
●最新作「Time, Tequila, & Therapy」を取り上げました 2018年のCMAアワードで遂にグループ賞を獲得し、今やカントリー・グループのトップを行く存在となったオールド・ドミニオン。その地位を確立した2017年のセカンド・アルバムです。ココ10年近くは、レディ・アンテベラム、ザック・ブラウン・バンドそしてリトル・ビッグ・タウンが固めていた牙城を、このユニークな肌触りを . . . 本文を読む

Josh Turner ジョシュ・ターナー - I Serve a Savior

2019-07-03 | カントリー(男性)
★2020年リリースのカバーアルバム「Country State of Mine」の、各曲情報などをアップしました★2003年のデビュー・アルバム「Long Black Train」以来、変わらずメジャーMCAレーベルに所属し続ける大物、ジョシュ・ターナーが、満を持して2018年にリリースしたゴスペル・アルバムです。世俗音楽とは一線を画す、必要十分なアコースティック主体のカントリー・サウンドをバッ . . . 本文を読む

Dan+Shay ダン+シェイ - Dan + Shay (サード・アルバム)

2019-03-30 | カントリー(男性)
★2021年の新作「Good Things」を取り上げました★   2013年、"19 You + Me"でデビューし、翌年のデビュー・アルバム 「Where It All Began」からこれで3作目となる、2018年のアルバムです。"Tequila"と"Speechless"の2曲のスロー・バラードが、2019年の春先になってもカントリー・シングル・チャートの上位をキープしてると . . . 本文を読む

Luke Combs ルーク・コムズ- This One's for You ~インタビューで語る、成功とファンとの絆~

2019-03-23 | カントリー(男性)
★2019年のセカンド・アルバム「What You See Is What You Get」のレビューをアップしました★2018年のカントリー界を席巻してしまったといっても過言ではない、2017年デビューのルーク・コムズ(やはり、こう聞こえます)。まだまだ勢いは衰えないようです。個性的なお鬚を持つ、ゆるキャラのような(?)和みのルックスの持ち主ですが、その歌唱は若干粗削りな力強さと抱擁感も感じる深 . . . 本文を読む

ブルックス&ダンBrooks & Dunn 復活へ ~「Reboot」リリースを発表。さらにトラック・リストも公表!~

2019-02-22 | カントリー(男性)
この2月の上旬に、90年代~2000年代にカントリー界に君臨し続け、惜しまれながら解散していたブルックス&ダン~Kix BrooksとRonnie Dunnのデュオ~が、現在の旬のスター達とのデュエットを収録したアルバム「Reboot」をリリースすると発表しています。リリースは4月5日の予定。そのゲスト陣は、それはそれはそうそうたる旬のメンツ。Kacey Musgraves, Kane Brown . . . 本文を読む

Brothers Osborne ブラザーズ・オズボーン - Port Saint Joe

2019-01-26 | カントリー(男性)
"Stay a Little Longer"や"Rum" のシングルヒット、そして2016年のデビュー・アルバム「Pawn Shop」で一躍注目を浴び、既にメインストリーム・カントリー界の一画を担う存在となった兄弟デュオ、ブザーズ・オズボーンの、これは2018年のセカンドです。粘り腰のバリトン・ボイスでメロディアスに歌う弟、TJ・オズボーンと、ダウンホームなブルーグラス・リックからアリーナを揺るが . . . 本文を読む

Marty Stuart マーティ・ステュアート & His Fabulous Superlatives - Way Out West

2018-11-07 | カントリー(男性)
2010年の「Ghost Train, The Studio B Sessions」が気に入ってから は、古典的なバンド・アンサンブルをベースに、常にルーツに根差し た質の高い音楽を提供してくれる人として、結構フォローしてきま した。本作は、Fabulous Superlatives 名義の2017年リリース作で す。まずは、プロデューサーに、トム・ペティのバンド、ハートブ レイカーのギタリスト、 . . . 本文を読む

Don Williams ドン・ウィリアムス - You're My Best Friend / Harmony / Country Boy

2016-09-03 | カントリー(男性)
最近、少々こだわってアップをしている、カントリー界のレジェンド、ドン・ウィリアムス。全盛期のオリジナル・アルバム・リイシューのご紹介で、「Volume 1 & Volume 2」に続く第2弾です。リリースはイギリスのBGO Recordsというレーベル。ここに納められている3作は、1975年から1977年の期間の、メジャー・レーベル、ABCからリリースされたもの。ドンがメジャー・ブレイクし . . . 本文を読む

Don Williams ドン・ウィリアムス - Volume 1 & Volume 2

2016-07-18 | カントリー(男性)
2つ前の記事で、今年2016年に突如リリースされたDVD「Don Williams In Ireland :The Gentle Giant In Concert」を取り上げさせていただいた、70年代から活躍し続ける重鎮、ドン・ウィリアムス。その記事の最後でも少し触れましたが、彼の全盛期のオリジナル・アルバムが近年リイシューされており、今回はその中でも、歴史的なデビュー作とセカンド・アルバムが2i . . . 本文を読む