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ダイアリー・オブ・カントリーミュージック・ライフ

現代カントリー・ミュージックのアルバム・レビューや、カントリー歌手の参考になりそうな情報を紹介しています

Jamey Johnson ジェイミー・ジョンソン- The Guitar Song

2010-12-16 | カントリー(男性)
 ジェイミー・ジョンソンでCD2枚。ディープ・・・・ 2008年の「That Lonesome Song」で、メインストリーム・カントリーではよく聴かれる明るく緻密に構築されたサウンドとはひと味も二味も異なる、ジャムセッションのようなライブ感に満ちたサウンドでトラディショナルなアウトロー・カントリーを現代に蘇らせてくれたジェイミー・ジョンソン。”ディープ”と言っていいプロダ . . . 本文を読む

Chris Young クリス・ヤング- The Man I Wanted to Be

2010-10-28 | カントリー(男性)
 今年のCMAアワードでは新人賞にノミネートされた、今最も旬の若手ネオ・トラディショナル・カントリー・シンガー、クリス・ヤング。これは昨年2009年のブレイク・アルバムです。若干24歳の彼の歌声は、カントリー・ミュージックの王道、滑らかな心地よさも感じさせるバリトンのクルーナー。既に円熟の極みです。2006年の”Nashville Star”でウィナーになり、RCAと契約、 . . . 本文を読む

Marty Stuart マーティ・ステュアート- Ghost Train, The Studio B Sessions

2010-10-08 | カントリー(男性)
●2017年リリースのWay Out Westについてコチラに記事があります  やはり分かってるなぁ、この人は。  80年代末からのトラディショナル・カントリー・ブームの中で、トラビス・トリットTravis Trittと共にロカビリー~ロッキン・サウンドで登場し90年代のシーンを引っぱったマーティ・ステュアート。2006年のライブ・アルバム以来、久々のオリジナル・アルバムです。ここで展開される . . . 本文を読む

Jerrod Niemann ジェロッド・ニーマン- Judge Jerrod & The Hung Jury

2010-08-30 | カントリー(男性)
 曲者が一人、痛快に、そして鮮烈にデビュー。  ビルボードのカントリー・シングル&アルバムの両方で1位を獲得するという、見事なデビューを果たしたJerrod Niemannのデビュー・アルバムです。そのブレイクへのキッカケとなったシングル"Lover, Lover"。ロック・グループSonia Dadaによる1992年のヒット曲"You Don’t Treat Me No Good"を、軽妙なア . . . 本文を読む

Clay Walker クレイ・ウォーカー - She Won't Be Lonely Long

2010-08-02 | カントリー(男性)
 90年代、ストレート・カントリー・ブームに乗って、アラン・ジャクソンAlan Jackson、クリント・ブラック、マーク・チェスナットMark Chesnutt、トレイシー・ローレンスTracy Lawrence、トレイシー・バードらと共に登場、時代を引っぱった男性シンガー、クレイ・ウォーカー。アラン・ジャクソンを除いてほとんどが、インデペンデント・レーベルに移ったり、あまり活動を聞かなくなった . . . 本文を読む

Easton Corbin イーストン・コービン - Easton Corbin

2010-04-25 | カントリー(男性)
 イーストン・コービンは、フロリダ州のGilchristカウンティーでの少年時代、スワニー川で釣りに戯れる一方で、カントリー・ミュージックへの意欲を燃やしました。お爺さんお婆さんと伝説的なカントリー番組であるHee Hawやグランド・オール・オープリーを見たり、お父さんやおじさんが若い頃に集めたクラシック・カントリーのレコードをかけては、夢を育んで行ったのです。10代も後半になる頃には、ナッシュビ . . . 本文を読む

Steve Azar スティーブ・アザー - Slide On Over Here

2010-03-21 | カントリー(男性)
 さすらいのカントリー・ロッカー、ってチョッとベタですが、そう呼びたくなるアーティスト、スティーブ・アザー。1996年のデビュー以来、レコード会社を転々とし、決して順調なレコーディング・キャリアではなかった彼。2002年の「Waitin' on Joe」をメジャーのMercuryからリリースし、"I Don't Have to Be Me ('Til Monday)"のトップ10ヒットを放ったもの . . . 本文を読む

Josh Turner ジョシュ・ターナー - Haywire

2010-03-04 | カントリー(男性)
 2007年の好盤「Everything Is Fine」以来、3年のブランクでようやくリリースされた、ジョシュ・ターナー待望の新作です。その長いブランクの理由の一つには体調の不良もあったようですが、そんな事は微塵も感じさせないくらい、アップテンポを中心にラインアップした意気の良いアルバムになっています。ジョシュと言えば、クロスオーバー化著しいメインストリーム・カントリーにあって、そのディープでグ . . . 本文を読む

Doc Walker ドック・ウォーカー - Go

2010-01-30 | カントリー(男性)
 まもなくバンクーバー冬季オリンピックが開催されるカナダの、素晴らしい3人組カントリー・グループ、ドック・ウォーカーを紹介します。そう、カナダにもカントリー・フィールドがあるわけで、CCMA(Canadian Country Music Association) Awardsというアワードもちゃんとあります。カナダ出身でアメリカでも活躍している近年のアーティストとしては、エマーソン・ドライブEme . . . 本文を読む

Nitty Gritty Dirt Band - Speed of Life

2010-01-09 | カントリー(男性)
 ニッティ・グリッティ・ダート・バンド- Speed of Life  カントリーはもちろん、フォークやブルーグラス、ラグタイム、そしてロックなど多彩で広範な音楽イディオムを自由自在に操り、なんと43年もの長いキャリアを築いてきた、稀有なグループ、ニッティ・グリッティ・ダート・バンド(以下、NGDG)の、最新アルバムです。バンジョーやマンドリンのカントリー楽器はもちろん、洗濯桶ベースやカズーなど . . . 本文を読む

Luke Bryan ルーク・ブライアン - Doin' My Thing

2009-12-20 | カントリー(男性)
 2年前にプロフィールと共に、上々のデビュー・アルバム「I'll Stay me」をご紹介した、若手男性シンガー・ソングライター、ルーク・ブライアンのセカンド・アルバムです。デビュー盤では、粒ぞろいの楽曲を活気あるパフォーマンスで楽しませてくれましたが、このセカンドでも伸びのあるテナーボイスとアップテンポ中心の楽曲の勢いは健在、2作目のジンクスは見られません。爽快なギターが華やかに響くクロスオーバ . . . 本文を読む

Jason Eady ジェイソン・エディ - When The Money's All Gone

2009-12-13 | カントリー(男性)
 たまたまネットのストリーミングでキャッチしたアコースティック・バラード"Maybe I'll Stay A While"の素晴らしさで、心に引っかかったジェイソン・エディをご紹介します。メインストリーム・シーンとは無縁でも、独自の素晴らしい音楽文化を形成している事で知られるテキサスの、全くのローカル・シンガーと言って良いでしょう。その、ゴスペルを中心としたアメリカ南部音楽を消化しきった深い音作り . . . 本文を読む

Joe Nichols ジョー・ニコルズ - Old Things New

2009-11-28 | カントリー(男性)
 ジョーが帰ってきた。本当に嬉しい。 クロスオーバーなメインストリーム・シーンの中にあって、最もカントリーの伝統に忠実な歌声とサウンドを持つ男性シンガー、ジョー・ニコルス。2007年の前作「Real Thing」では、時に”アンティーク”とも形容できるディープな素晴らしい音世界と歌唱を聴かせてくれたのですが、そのリリース直後、悪化していたというアルコール依存症のリハビリに踏 . . . 本文を読む

Radney Foster ラドニー・フォスター - Revival

2009-11-21 | カントリー(男性)
 テキサス出身の有能なシンガー・ソングライター達の中でも、トップレベルのクリエイティブな力量とシンガーとしての個性を持つラドニー・フォスター。80年代にフォスター&ロイドとしてメインストリームにデビューし、90年代早々にソロに転向、現在まで着実に活動を続けてきたベテランです。彼の、カントリーをベースにしつつロック、ブルース、フォークの影響を大いに感じさせる独自の塩っ辛いサウンドは、多数派ではないも . . . 本文を読む

Jason Aldean ジェイソン・アルディーン - Wide Open

2009-10-31 | カントリー(男性)
 2000年代前半、ビッグ&リッチBig & Richによってカントリー・フィールドを席巻したヘヴィーなサザン・ロック・スタイルを受け継ぎ、現在確固たる地位を築きつつある若者、ジェイソン・アルディーン。そんな彼らしい、ストレートなロッキン・サウンドが満載のサード・アルバムです。2年前にプロフィールと共にご紹介したセカンド「Relentless」のキープ・コンセプトといえるラウドな手触りで仕上げてい . . . 本文を読む