寛解から２年半

今日病院で検査を受けてきました。


今回は体調も良く検査結果が良いのではないかと少し自信があると書きましたが、日に日に検査の日が近づいてくると多少は不安が募るものです。今回は大丈夫７０％、もしかしてと思う不安３０％くらいでしょうか・・・
この割合、だいぶん不安割合が減りました。

今日は首から胸部のCTと採血検査を受けました。画像を撮るのはPET－CTから半年ぶりですね。
診察に呼ばれるのを待つ約１時間→→→呼び出し音がかかるたびにドキッとして、違う人の名前が呼ばれると少しホッとして気持ちを落ち着けて、、、を何度か繰り返しました。そして私の名前が呼ばれ・・・・

なんどとなく診察室に入ってきましたが、いつも思います。普段はナースとして患者さんを受け入れる側で特別に思わない病院、病室、診察室ですが、自分が患者の立場で訪問すると、『身も心も患者』になるんですよね。先生に何を言われるんだろうと不安、緊張、聞きたいようで聞きたくないという感情。
でもこの感情って、自分が癌患者になったからこそ味わえるものだから。忘れたらいけないし、患者として医者と向かい合うときにしっかり感じていなきゃいけない感情なんだとも思います。普段仕事で接している患者さんはみんなわたしのような感情を抱いて生きておられるのですから。

検査結果はどれも問題なし、とのことでした。やはりCT画像にはっきりと「燃えカス」が残っていますが、２年半前と形は多少小さくなったかもしれませんが、大きくはなっておらず、問題ないとのことです。採血もクリアです。

寛解から２年半、やっと、やっと、やっとの思いで、やっと５年のうちの半分がきました。
長かったような、あっという間だったような。
でも、やっぱりいろんなことがありましたから、長く充実した日々でした。そして、あと半分また明日からも頑張って生きていきます。

明日もやっぱり生きていられることに感謝して。。。

久しぶりに思い出しました。

昨日乳がん患者さんの抗癌剤治療の日の受け持ちになりました。
乳がんの抗癌剤は多種あり多剤併用で行うことも少なくありません。昨日受け持った患者さんは手術後の追加治療として抗癌剤を受けられたのですが、抗癌剤の一種類にアドリアシンがありました。真っ赤な抗癌剤です。
ABVｄ療法で使用する、あのアドリアシンです。
以前に抗癌剤を受けた後遺症で患者さんが受けている抗癌剤を見ると吐き気をもよおしてしまうとブログで書いたことがありましたが、昨日久しぶりになぜか思い出しました・・・「あれ、私、この赤い抗癌剤を見ても吐き気しなくなったな」

時間の経過ってすごいですね。寛解から２年くらいは脳の記憶力で吐き気を感じていたのが、いつの間にかその記憶も塗り替えられていました。どんどん新しい記憶がインプットされて古い記憶はどこかへ行ってしまったようです。

このまま順調に元気に過ごせますように・・・。

夏の楽しみ

先日今年初のビアガーデンに行ってきました。5時半から美味しいビールを飲み放題。飲み放題でも元を取るくらいでそんなに飲めないんですけどね・・・
夕方からビールを飲むなんて、なんて贅沢。
夏といえば、海にプールにバーベキュー。楽しいことが沢山待っています。楽しい時間を過ごすために、乗り越えなければいけない試練・・・

来週は2年半を迎えるための検査があります。今回はCT撮影と採血をする予定。
今回はいつもの感じとは違い、検査をクリアできるとけっこう自信があります。なぜならとても体調が良く、こんなに元気で仮に再発兆候があると言われても「うっそ～でしょ～」と疑わしく思います。
ただ油断はいけません。毎日を一生懸命生きつつ、無理をせずにやっていきます。

検査結果の良い報告ができますように。。。

湿気の多い毎日です。

久しぶりの更新です。
今月末には寛解から2年半の検査が待っています。検査が近くなってきたらまたいつものように精神的に不安定になるかも・・・


昨日は仕事が休みだったので今年2回目のバーベキューに行ってきました。1回目は台風の中屋根付きのバーベキュー上で寒さに震えながら仲間達と楽しみました。今回は相棒と2人です。
砂浜の近くで時々さす太陽の光をさえぎるため木の陰で3年かけて揃えたバーベキューセットを広げてやりました。
海鮮、野菜、肉ののち特注の鉄板で焼きそばを作り、コーヒーを沸かしてフルーツまで。今こうして過ごせる幸せをかみ締めながらです。
この世の中にこんな日常を幸せと実感できる人がどれくらいいるのでしょうか？
名誉やお金や地位ではなく、当たり前に普通に過ごせることが一番幸せと感じられる気持ちを死ぬまで持っていられる人間でありたいと思います。