Nurseのホジキンリンパ腫闘病日記

現役看護師のホジキンリンパ腫の闘病日記です。
同じホジキンリンパ腫で苦しんでる人に役立てばと思い書くことにしました。

再発という不安

2012-10-18 21:36:09 | 日記
治療が終了してからの一年間は一ヶ月~二ヶ月ごとに採血やレントゲンやCT検査をしていきました。一年の後半には検査の間隔が3ヶ月あくこともありましたが、体調の少しの変化をすぐに再発しているんじゃないかと結びつけて不安に駆られることはよくありました。

初めての抗がん剤治療をしたときの点滴を刺して投与した左腕内側の血管にそってわきの所までが時々ジンジンと痛むことがあったり、左縦隔の腫瘍があった部分に痛みというかモゾモゾした違和感を覚えることもよくありましたし、胸のところにブツブツが沢山できてしまったこともありました。カゼのセキが長引いて、最後セキだけが残ってしまえば、それこそ「あ、もう再発してるわ」となりました。その症状全てがまずは再発と結びついて、よく彼氏の前で再発しているかもと口にしていました。「この前検査してもらったばかりやん。」とか「そんな不安やったら先生に診てもらいに行ったらいいやん」とよく言われました。もちろん不安はあるけど、「再発です」という現実を突きつけられるのも嫌でした。

とにかくいつ「再発」と言われてもいいように、8ヶ月治療を頑張った分、思いっきり我慢することなく仕事もし遊びました。
30歳の誕生日をみんなに祝ってもらった時は色々とサプライズプレゼントもあり、みんなに「生きててよかった。ありがとう」と泣きながら叫びました。そして私にとって大きな大きな有難い?体調の変化は、、、お酒に強くなったということです。若造には負けませんよ。

一年九ヶ月経ちましたが忘れていた頃に左の縦隔腫瘍のあたりがやはりジンジン、モゾモゾと違和感が出現し、半日程度続くことがあります。ついに動きだしたか・・・とか思ったり、でも検査の時には再発の所見は全くないんです。

この先もずっと5年経つまでは少しの体調の変化も敏感に感じて、横には『再発』ということが付きまとっていくんでしょうね。5年たてばこの結びつきは薄れて消えていくのでしょうか。

2012-10-07 00:16:49 | 日記
病気がわかったときから兄にはとても心配をかけました。近くに住んでいましたので告知を受けた日にはすぐに兄に連絡が行き、両親に話をするときも立ち合ってもらい、その先の闘病生活でも支えになってくれました。ぶつかったこともたくさんありましたが、今では私の生きる姿を見守ってくれています。私のやりたいようにやらせてくれ、両親との仲が悪かったときも私と両親の間に入って関係を取り持ってくれたこともありました。
そんな兄が結婚してもうすぐ一年になります。そのお嫁さんというのが、兄の高校の後輩であり、元看護師であり、私が看護師になって一年目の時には色々と相談にのってくれていた人でした。3年くらい連絡をとらなくなっていたのですが、病気がわかる前に「実は結婚しようと思っている」と突然兄から告白されていました。久しぶりに連絡を取ったのは、私が病気になって色々相談にのってもらった時。お見舞いや家族で千羽鶴を織ってくれたりもしました。
同じ看護師として相談にのってもらった人がまさか兄のお嫁さんになるなんて、、、そのときは思いもしなかったです。。。

私の病気が二人のつながりを強くしたのかも、と勝手に思ったりもしています。(笑)
今年の1月に挙式を挙げたのですが・・・二人の姿を見たときに込み上げるものがあり感極まりました。自分がこうやって生きて兄の門出を祝えていることを有難くも感じました。


お世話になった二人へ・・・
結婚一周年&お誕生日
おめでとうございます・・・