2クール目1回目をしてから15日目に2回目投与です。
今回もワイパックスをのんでから投与開始です。おかげさまで血管痛はなし。看護師さんとともに彼氏が点滴ルートにアルミホイルを巻くのも恒例行事となりました。その夜から吐き気が出てきました。これも恒例?となりつつありました。次の日以降も吐き気はありますがまったく食べられないということはなく、果物やそうめんを少しずつ食べていました。
舌や口周りの神経痛、一週間たって筋肉痛で眠れない日、胃重感で食べられない日々、繰り返される副作用の数々。
脱毛もすでに始まっていましたが、もともと髪が多いせいか薄くなったと感じることはずっとなかったです。でもさすがにこの頃には、頭頂部からずいぶん薄くなりました。抗がん剤をする前、強気に脱毛くらい、また生えてくるんだから平気、平気。と思っていたのに、、、いざはげてきた頭を見ると、はぁ~とため息ばっかり。ついつい弱音も出てしまいました。なんでこんな目に遭わなくちゃいけないのか、、、また同じ精神状態の繰り返しです。
看護師になって3年目の時に、当時の自分の年齢より2歳上の卵巣がんの患者さんの受け持ちになりました。手術をして抗がん剤をしましたが、すぐに再発。その後もいろんな種類の抗がん剤をしましたが、良くなることはなく、発病から一年ほどで亡くなりました。その患者さんが当時言っていたことが「なんで私なんだろう。」。人生経験も看護師経験も未熟なあたしにはもちろん掛けれる言葉もないままでした。当時自分の中で思っていたことは、彼女へのこの試練はきっと彼女なら乗り越えられると思って与えられているんだと。今思えばとても浅はかは思いです。結局彼女は亡くなってしまったんですから。癌と言われたあたしに同じように「あなたなら乗り越えられる試練だと思って、あなたは癌になったんです」なんて言われたら、怒りまくりですよ。
人生って公平なんですかね?じゃあ公平って何なのかとも思います。「生きること」や「人生」について題材にした人の話や本やテレビで心に残っているフレーズがあります。
「苦労のあとには幸せがある」「人生は苦と楽が同じだけある」
生きるということは楽しいことばかりじゃなく、苦しいことにも直面します。生きていることが苦しくなる出来事も起こると思います。生きることが必ず幸せだ!とは言えないんじゃないでしょうか?
つらつら答えのないことを書きましたが、病気がわかってからわたしはずっと生きるとはどういうことなのか、かなりの難問をああでもない、こうでもないと色々と考えているのです。自分の人生を振り返り、この先この病気とどう向き合い、付き合っていけばいいのか・・・。癌になるって不幸なことと感じることも多いけど、ただ単に不幸な出来事で終わらせたらもったいない気もして。
もしかしたら自分の考えようによったら、癌になったこともプラスに思えることもあるのではないかと、抗がん剤をしながら試行錯誤していました。
2クール目が終了して、外来治療でも治療継続可能との判断にいたり、8月下旬に退院の運びとなりました。これからは自宅での闘病生活となります。
今回もワイパックスをのんでから投与開始です。おかげさまで血管痛はなし。看護師さんとともに彼氏が点滴ルートにアルミホイルを巻くのも恒例行事となりました。その夜から吐き気が出てきました。これも恒例?となりつつありました。次の日以降も吐き気はありますがまったく食べられないということはなく、果物やそうめんを少しずつ食べていました。
舌や口周りの神経痛、一週間たって筋肉痛で眠れない日、胃重感で食べられない日々、繰り返される副作用の数々。
脱毛もすでに始まっていましたが、もともと髪が多いせいか薄くなったと感じることはずっとなかったです。でもさすがにこの頃には、頭頂部からずいぶん薄くなりました。抗がん剤をする前、強気に脱毛くらい、また生えてくるんだから平気、平気。と思っていたのに、、、いざはげてきた頭を見ると、はぁ~とため息ばっかり。ついつい弱音も出てしまいました。なんでこんな目に遭わなくちゃいけないのか、、、また同じ精神状態の繰り返しです。
看護師になって3年目の時に、当時の自分の年齢より2歳上の卵巣がんの患者さんの受け持ちになりました。手術をして抗がん剤をしましたが、すぐに再発。その後もいろんな種類の抗がん剤をしましたが、良くなることはなく、発病から一年ほどで亡くなりました。その患者さんが当時言っていたことが「なんで私なんだろう。」。人生経験も看護師経験も未熟なあたしにはもちろん掛けれる言葉もないままでした。当時自分の中で思っていたことは、彼女へのこの試練はきっと彼女なら乗り越えられると思って与えられているんだと。今思えばとても浅はかは思いです。結局彼女は亡くなってしまったんですから。癌と言われたあたしに同じように「あなたなら乗り越えられる試練だと思って、あなたは癌になったんです」なんて言われたら、怒りまくりですよ。
人生って公平なんですかね?じゃあ公平って何なのかとも思います。「生きること」や「人生」について題材にした人の話や本やテレビで心に残っているフレーズがあります。
「苦労のあとには幸せがある」「人生は苦と楽が同じだけある」
生きるということは楽しいことばかりじゃなく、苦しいことにも直面します。生きていることが苦しくなる出来事も起こると思います。生きることが必ず幸せだ!とは言えないんじゃないでしょうか?
つらつら答えのないことを書きましたが、病気がわかってからわたしはずっと生きるとはどういうことなのか、かなりの難問をああでもない、こうでもないと色々と考えているのです。自分の人生を振り返り、この先この病気とどう向き合い、付き合っていけばいいのか・・・。癌になるって不幸なことと感じることも多いけど、ただ単に不幸な出来事で終わらせたらもったいない気もして。
もしかしたら自分の考えようによったら、癌になったこともプラスに思えることもあるのではないかと、抗がん剤をしながら試行錯誤していました。
2クール目が終了して、外来治療でも治療継続可能との判断にいたり、8月下旬に退院の運びとなりました。これからは自宅での闘病生活となります。