Nurseのホジキンリンパ腫闘病日記

現役看護師のホジキンリンパ腫の闘病日記です。
同じホジキンリンパ腫で苦しんでる人に役立てばと思い書くことにしました。

生きているという現実

2014-02-03 16:45:34 | 日記
3年半前私は癌と告知されました。寛解を迎えた今も癌と戦っています。癌闘病をしてきているという現実と戦っています。
癌が私を選び、私を生き残らせ、生きる意味を与えた。そう思うと、自分にはもっともっとしなければいけないことがあると思う。
伝えられることはまだまだあり、その伝える相手は、患者さんであり、同じ看護師であり、癌と戦う患者の家族である。
少しサボってしまい、今生きていることは当たり前じゃないんだという感情を忘れ、欲求を主張してしまう自分がいる。そんな自分が嫌になるが
それも生きている証拠かな。

癌ってやつが心も体も苦しんでいる人に追い討ちをかけるようにさらなる苦しみを与えるのはなぜか。たとえば、大切な人が離れてしまったり、吐き気やだるさ、どうにもならない気持ち。癌と告げられただけでも、心の苦痛は相当なものが
あるはずなのに、まださらに苦しみを与えている。生きるって苦しいことですね。もう生きるのは嫌と思わせる位の苦しみを与えるのはなぜか。
そしてその苦しみを察しずに、精神的に弱い人間だと言い放ち、めんどくさいと言い放ち、詰め所で笑う看護師。そんな人を見ているとつくづく嫌になる。こんな人に私の気持ちがわかってたまるか。こんな人に看護されたくない。こんな人に気持ちを打ち明けたくない。

もしも看護師さんがこのブログを観ていたら、参考に、、、
泣きたいときには大声を上げて泣かせてあげて。感情を爆発させてあげて。
なにがあっても見捨てず、見守って、そばに居てあげて。癌患者から投げかけられた質問に対しては正解はない。経験していないことはわからないから
。逃げないで、そばに居てあげて。孤独を感じる患者は心の休まる時間が少しでもあると救われます。


生きていることに感謝。それだけで充分。