フォトポエム  西尾征紀(Nishio Masanori)

夢のなかでは
詩はシンプルで美しい

梢の間の空

2012-11-25 | 詩のレッスン



高い樹木の梢を見あげると

無数の小さな空が見える

梢の間に見える空は

いつ見ても魅力にあふれている

見る位置を変えると

目に映る空の印象が変化する

同じ梢のかたちはないから

梢から見る空は一回限りのものだ

梢の間の空を主に見ると

空のすばらしさが印象に残る

梢のかたちを主に見ると

樹木のシルエットが印象に残る

冬から春にかけては

たくさんの梢の間の空を見てみたい

裸木の梢の

美しいシルエットも見てみたい



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こぶしの冬芽

2012-11-24 | 詩のレッスン


憧れは 

春を待つこぶしの冬芽 

こずえの先の幾千の憧れ 

こぶしの冬芽には 

清楚な春のイメージがある 

青空のイメージがある 

憧れは 

春を待つこぶしの冬芽 

そだつ幼い幾千の憧れ 

季節がめぐると 

無数の憧れが花になる 

こぶしの白い花が咲く 

憧れは 

春を待つこぶしの冬芽 

こぶしの清楚な白い花が咲くと 

もう春はまばゆい 


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花見川の川岸

2012-11-23 | 詩のレッスン





花見川の川岸では

カモメを見ることができる

海へ行く下流の川岸で

カモメの飛翔を見ることができる

カモメの季節には

なんどもカモメの飛翔を見た

すばらしいカモメの飛翔は
海へ行くときの楽しみになった

カモメの見える川岸に立つと

カモメがいっせいに飛んでくる

カモメは至近距離で旋回するから

近くで眺める体験もできた

カモメの季節には

カモメたちとも仲よくなりたい

花見川の川岸では

楽しいカモメ体験ができる

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秋のピクニック

2012-11-23 | 詩のレッスン

 

戸外を歩こう 自然を味わおう

生きる歓びを見つけよう


 新しい出会いにも関心をもとう

生きる楽しみを見つけよう

 

周囲を観察すると

世界は動いている


 世界は生きている

世界は変化している


 青空や 光や風や 雲の眺め

夕映えや 季節の花や 海の眺め


 戸外にはすばらしい自然がある

季節季節のポエジーがある


 好きなものを発見しよう

美しい出会いをもとう


 ぼくらはいま

詩の世界に生きている

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戸外の風

2012-11-22 | 詩のレッスン

 



季節の変化を楽しもう 

戸外の風に吹かれよう

季節のめぐりは

新鮮な魅力にあふれている

戸外には

さまざまな出会いが待っている

戸外を歩いてくるだけでも

さまざまなものとめぐりあう

季節の空との出会いからも

いのちの歓びが生まれる

季節の花との出会いからも

いのちの歓びが生まれる

季節の鳥との出会いからも

いのちの歓びが生まれる

戸外の風に吹かれよう 

季節の変化を楽しもう






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晩秋のイメージ

2012-11-22 | 詩のレッスン




季節のめぐりは

さまざまな変化を届けてくれる

毎日通る駅までの道でも

さまざまな変化を見ることができる

晩秋の季節には

柿の赤い実やサザンカの花が印象的だ

ところどころの家々の庭の植木や

空の眺めが印象に残ることが多い

柿の赤い実もサザンカの花も

複数の場所にあるので心に留めて歩く

日常の心に残る情景が

内面の感覚の栄養になっていく

戸外では南天の赤い実や

秋の澄んだ青空が印象に残った

季節のめぐりは

さまざまな歓びを届けてくれる

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セプテンバー・ソング

2012-11-21 | 詩のレッスン




セプテンバー・ソングがきこえる

ぼくの好きな 九月の歌

セプテンバー・ソング

ふと立ち止まって

セプテンバー・ソングをきく


野ぶどうの秋 九月の歌

セプテンバー・ソング

青春の日に聴いた歌

セプテンバー・ソング

美しい旋律がなつかしい


誰の心にも

ふるさとの青空があるだろう

思い出の歌があるだろう

なつかしいものは

昔の記憶とつながっている


セプテンバー・ソングがきこえる

青春の日の思い出の歌

セプテンバー・ソング

ふと立ち止まって

セプテンバー・ソングをきく








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空の話

2012-11-21 | 詩のレッスン





空の美しい日には 生活空間が輝いてくる

人も樹も花も鳥も いきいきと輝いてくる

空の美しい日には心に光が射しこんでくる

外を歩きたくなる 公園の鳩を見たくなる

街を歩きながら たまに見上げる季節の空

ぼくらの指先から どこまでもひろがる空

世界のどの街角からもドームの空が見える

世界中の誰とでも 空の話は共通の話題だ

青空や夕映えや 雲の眺め 変化する景色

空は 自然のファンタジーを見せてくれる

晴れた日の光の詩情 雨の日の雨滴の音楽

空は日常生活にスパイスをとどけてくれる

空を見上げると 澄み切った青空が見える

美しい空の青は いつでも心になつかしい

なつかしいものは 記憶とつながっている

好きになるものは 憧れとつながっていく

誰の心にも ふるさとの青空があるだろう

憧れの記憶や 思い出のうたがあるだろう

戸外を楽しもう 好きなものを発見しよう

青空 光の驟雨 海の虹 世界を味わおう

空の美しい日には 生活空間が輝いてくる

人も樹も花も鳥も いきいきと輝いてくる

空の美しい日には 心の働きも活発になる

海辺を歩きたくなる 光る海を見たくなる















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コスモス

2012-11-20 | 詩のレッスン



コスモスの花を思うとき

青空のある景色が浮かんでくる

コスモスの花は

秋を代表する美しい花だ

赤 白 ピンクなどの

きれいな花が群がって咲く

花屋の店先で見かける花よりも

自然の花のほうに心を惹かれる


近くの花見川沿いにも

コスモスの花はたくさん咲いている

清潔感のある美しい花だが

名前のスケールは世界一大きい

コスモスは宇宙のことだから

コスモスの花は青空とマッチする

コスモスの花を思うとき

澄みきった青空が浮かんでくる




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柿の見える景色

2012-11-20 | 詩のレッスン

 


どの場所で眺めても

柿の見える景色はなつかしい

 

 戸外で見る柿の実のなかには

もう鳥の食べた形跡も見られる

 

 きっと柿の好きなヒヨドリや

ムクドリなどが来たのだろう

 

 ときどき 柿の木を見上げると

飛び立つ鳥を見ることもできる

 

 いま晩秋の熟れた柿の実が

バードウオッチングの季節を告げている

 

 これからの季節には

たくさんの野鳥を見ることもできる

 

 寒い季節の戸外にも

ポエジーが満ちていると思うと楽しい

 

 いまは柿の実のおいしい季節だ

熟れた柿の実が鳥たちを招いている

 

 どこの場所で出会っても

柿の見える景色はなつかしい

 

 

 

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すばらしい夏の雲

2012-11-19 | 詩のレッスン

 

ゆっくりと歩いていると

見えてくるものがある

 

内面の視界を広げて

ポエジーをとらえよう

 

関心をもつものによって

見えるものが異なってくる

 

戸外を歩いているとき

すばらしい夏の雲を見た

 

海が好きなためだろう

海辺の景色が甦ってきた

 

積雲のかがやく海辺で

潮風に吹かれたいと思った

 

ゆっくりと歩いていると

好きなものが見えてくることがある

 

内面に甦ってくるものが

未来のどこかとつながっていく



 

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セミの声

2012-11-19 | 詩のレッスン

 

セミは土のなかから生まれた

夏の十日間

セミは鳴いた 飛んだ 恋をした

積乱雲のかがやく季節に

木立から木立へ飛ぶことができた

セミが飛んでいると

人間の子供たちを見かけた

セミを狙ってカラスが飛んできた

いのちの時間は不思議だ

セミの体内時計では

夏の十日間は

人間の数十年にも匹敵するのだろう

セミの飛んでいた空間にも

去年と同じ水色の空気がある

いのちは もしかしたら

水色の素粒子かもしれない

今年も木立のなかでは

セミがジイジイ鳴いている

遠くまでとどくセミの声

空間にひびくセミの声

セミの声には

いのちへの呼びかけがある

いのちの時間の燃焼がある

セミを間近に見る

セミの声をひととき聴く

セミのいのちの声が心にしみる

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砂浜

2012-11-19 | 詩のレッスン





波のよせてくる砂浜は

海への憧れに手が届くところ

遠くまでは泳いでいけないが

海を楽しむことができる

潮の香り 波の音

視界に広がる海の景色

海辺ですごすひととき

めぐる時間は限りなく豊かだ

太陽の射しこむ方向は

海の反射がきらきらとまぶしい

海が光る 波が光る

心が広々とあかるくなる


ときどき海面ではねるのは

飛び魚の影 ぼくの夢

海の青 空の青に染まっていると

いのちの感覚が甦ってくる

波のよせてくる砂浜は

海への憧れに手が届くところ

五感を刺激する数々のものが

ぼくにも泳げとささやいていく





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シンガポールの青い空

2012-11-18 | 詩のレッスン





青空の美しい日には

シンガポールを想いだす 

シンガポールの青い空と

積乱雲のかがやきを

楽しかった二年前の

シンガポールへの旅

いまでも心によみがえるのは

コバルトブルーの空の色だ

オーチャド・ロード

セントーサ島 チャイナタウン

どこの場所へ行くときも

いっしょに歩いた青い空

心の遠景には青空が見える

シンガポールが見える

はるかな憧れの景色が

いつでもぼくを呼んでいる

青空の美しい日には

シンガポールを想いだす

シンガポールには一年中

ぼくの大好きな夏がある 







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須磨の海

2012-11-18 | 詩のレッスン




駅に降りると

潮の香りが満ちている

駅の片側は須磨の駅

小さな砂浜の向こうには

大きな海の景色が広がっている

瀬戸内海の美しい空と

碧くおだやかな須磨の海

かがやく海面の右手には

淡路島が見える

沖を船が行くのが見える

ぼくの好きな須磨の海は

内海なので波の音が優しい

ぽんぽん蒸気の音もきこえる

波打ち際では

鳩がエサをあさっている

神戸で生活していた三年間

通勤の車窓からも見た須磨の海

なんど途中下車をしたことだろう

千葉にきてから何年もすぎたが

いまも須磨の海が甦ってくる

駅に降りると

潮の香りが満ちている

駅の片側は須磨の海

想いでの砂浜のむこうには

美しい海の景色が広がっている

 





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